2010年3月 のアーカイブ
3/7のクイズの答え、正解は、
(B)のペデスタルドリーとスタジオカメラの間に搭載し、カメラを上下左右に転向させる、フリクションヘッド
でした。昭特製作所製、フリクションヘッド「TE-21L」という製品。写真の上下左右のほぼ中央にあたる部分です。
スチールカメラの三脚でいうと、ちょうど、カメラ本体のすぐ下にあり、横や縦に向きを変えたり、ブレーキのレバーがついたりしている、あの部分にあたります。特に、テレビカメラは、撮影をしながら、カメラ(レンズ)を横に向けたり縦に向けたりするカメラワークがありますから、かなり重要な部分。
どうして、こんな形をしているのか、というと、カメラを縦に動かすと、重心も移動する機構をもっているからです。
公園にあるシーソーの上に、1人で立ち乗りをする時、シーソーの支点の中央に立って、左右に足を広げてバランスをとろうとしませんでしたか?そして、シーソーがどちらかに傾けていっても、体の位置(左右の足の位置)によっては、その状態を維持できるはず。これは、重心の位置を移動させて、バランスをとっているからなんですよね。つまり、たとえば、カメラを下に向けても、勝手に、下に向きを変えていかないようにする工夫がなされている、というわけです。上に乗っている物が、大きく重たいですからね。
と、いうふうに、シーソーで説明しましたけれど、危ないので、実証なさらないようにお願いします。
本日の説明会・トレーニングは、「インターカムシステム(インカム)」。今回導入したのは、ClearCom社製「クリアーカム デジタルマトリクスシステム」を中心としたもの。
「誰かが喋り終わるまで黙って待つ」ということがあった、以前の使い勝手を抜本的に変えるため、通話相手などを細かく設定できるシステムに変更しました。単純に、「スイッチを入れるだけ」ではなくなり、機能もかなり増えたため、使い方の詳しい説明をしてもらいました。
スタッフであれば、誰もが必ず使用する機器なので、参加者も大勢。
写真は、機器自体の説明が行われている様子です。説明の担当は、ClearCom社(アメリカ)製品の、日本での販売やメンテナンスを担当されている、松田通商株式会社の方です。
※インターカムについては、2/19の記事をご覧ください
さて、2月28日の記事で触れた「眩しい時計」ですが、工事作業の方に相談したら、早速対応してくれました。
写真をご覧になれば解ると思うのですが、周囲の液晶モニターの輝度とほぼ同じくらいの明るさに。見えるけれど気にもならない、丁度良さ。しかも、ムラもなく、綺麗な仕上がり。まるで、最初からそういうデザインの時計を導入したのではないか、と思うほどです。あまりにも自然なので、気がつかない方もいらっしゃると思いますね。
「気づかせること」よりも「気づかせないこと」の方に、苦労を伴う場合が多い。つまり、自然に見せることの難しさ、ということになるでしょうか。それは、「技」や「経験」や、そして「切磋琢磨」によって、達成されることなのだろう、と思います。
撮影風景の撮影風景を撮影
2010年3月9日 雑感
今日は、株式会社映像新聞社が発行する「映像新聞」の取材が入りました。
写真は、映像新聞の担当の方の撮影風景を、東放学園の広報担当が撮影している風景を、私が撮影した、という構図。つまり、逆取材の取材です(笑)。
映像新聞は、創刊40周年を迎えていらっしゃるようで、学校法人化30周年を迎えた東放学園より、深い歴史を持ちます。
各放送局や、外部の制作・技術会社を中心に発行している、いわゆる業界紙で、映像に関するあらゆる記事を取り上げて、掲載している新聞。もちろん東放学園でも定期購読しています。
今回の取材対象の掲載は、3月22日の週の発行号です。まずは、「工事開始から完成まで」を中心にした記事になる予定。手に入る方は、ぜひ、ご覧ください。