2010年3月11日 のアーカイブ


 今日は、テレビカメラの他に、レンズの設定や説明会もありました。そのために、キャノン社製ズームレンズの販売やメンテナンスを担当されている、「株式会社 ミカミ」の方が、来校。丁寧に操作や設定方法の説明してくださいました。
 いわゆる、一眼レフカメラのレンズとは違い、テレビカメラ用のズームレンズには、実に、沢山の様々な機構が備わっています。特に、今回導入したレンズは、電機(サーボモーター)でズームやフォーカスの操作を行うので、かなり奥が深いのです。
 

(Q7)の答え

2010年3月11日 クイズ


 3/7のクイズの答え、正解は、
(B)のペデスタルドリーとスタジオカメラの間に搭載し、カメラを上下左右に転向させる、フリクションヘッド
でした。昭特製作所製、フリクションヘッド「TE-21L」という製品。写真の上下左右のほぼ中央にあたる部分です。
 スチールカメラの三脚でいうと、ちょうど、カメラ本体のすぐ下にあり、横や縦に向きを変えたり、ブレーキのレバーがついたりしている、あの部分にあたります。特に、テレビカメラは、撮影をしながら、カメラ(レンズ)を横に向けたり縦に向けたりするカメラワークがありますから、かなり重要な部分。

 どうして、こんな形をしているのか、というと、カメラを縦に動かすと、重心も移動する機構をもっているからです。
 公園にあるシーソーの上に、1人で立ち乗りをする時、シーソーの支点の中央に立って、左右に足を広げてバランスをとろうとしませんでしたか?そして、シーソーがどちらかに傾けていっても、体の位置(左右の足の位置)によっては、その状態を維持できるはず。これは、重心の位置を移動させて、バランスをとっているからなんですよね。つまり、たとえば、カメラを下に向けても、勝手に、下に向きを変えていかないようにする工夫がなされている、というわけです。上に乗っている物が、大きく重たいですからね。
 と、いうふうに、シーソーで説明しましたけれど、危ないので、実証なさらないようにお願いします。


 説明会・トレーニング3日目の今日は、テレビカメラに関係する機器について。
 まずは、メーカーの担当者の方が、本校のテレビスタジオ用に、テレビカメラ6式のカラー調整をしました。
 写真は、その前の段階。
 カラー調整に使用する専用のチャート(グレースケールチャート)に、照明が適切にあたっているかどうか、を確認しているところです。照度計(明るさを計測する機器)を使って、グレースケールチャートに、均一に照明があたっているか、照度が適切かどうかを、調べています。