2010年3月22日 のアーカイブ


  
ビデオトロン社製
Vbus-70B
内蔵ボード
  
  
以下、ボードの紹介その2です。 
  
  
 

1-6 HD/SD VDAボード DDA-70W
HD(※1)信号またはSD信号を、増幅して分配する機器。RET-1用

1-7 HD/SD-NTSC ダウンコンバータボード HSC-70B-DG
HD SDI信号やSD SDI信号を、NTSC(アナログ信号)に変換しゲンロック。また、その信号を、増幅分配する機器。RET-2用
 
1-8 HD/SD VDAボード DDA-70W
HD(※1)信号またはSD信号を、増幅して分配する機器。RET-2用
 
1-9 HD/SD-NTSC ダウンコンバータボード HSC-70B-DG
HD SDI信号やSD SDI信号を、NTSC(アナログ信号)に変換しゲンロック。また、その信号を、増幅分配する機器。RET-3用
 
1-10 HD/SD VDAボード DDA-70W
HD(※1)信号またはSD信号を、増幅して分配する機器。RET-3用

 
※1 HD:ハイディフィニション(走査線1125本の放送方式)。SD(走査線525本)に対する方式


 
ビデオトロン社製
Vbus-70B
内蔵ボード
  
  
以下、ボードの紹介です。  
  
  
  
  
1-1 SD-HD アップコンバータボード SHC-70HD 
7CAMのCCUから出力されるSD SDI(※1)信号を、HD SDI信号に変換する機器

1-2 SD-HD アップコンバータボード SHC-70HD 
8CAMのCCUから出力されるSD SDI信号を、HD SDI信号に変換する機器

1-3 SD-HD アップコンバータボード SHC-70E-AE 
各種信号(アナログ信号含む)を、HD SDI信号に変換し調整する機器

1-4 フレームシンクロナイザボード FS-70B
主にサブコントロール外からの信号(※2)を、サブコントロールルーム内の「同期信号(基準信号)」でゲンロック(※3)し、調整等をする機器
 
1-5 HD/SD-NTSC ダウンコンバータボード HSC-70B-DG
HD SDI信号やSD SDI信号を、NTSC(アナログ信号)に変換しゲンロック(※3)。また、その信号を、増幅分配する機器。RET-1用(※4)。
  
  
※1 SD:スタンダードディフィニション(走査線525本の放送方式)のSDI:シリアルデジタルインタフェイス(デジタル信号の1つ)
※2 一般に、テレビ局でいう「中継信号」。中継先から伝送される信号等
※3 3/17の記事を参照
※4 RETは、次回のクイズで紹介

Vbus-70B

2010年3月22日 HD機材設備,雑感

ビデオトロン社製
70形筐体 10モジュール
Vbus-70B
 
 
 たとえば家電製品というと、一般的に、1つの目的で1つの固まり、というか、1つの外見を持ちますよね。洗濯機とか冷蔵庫とか掃除機とか、まあ細かくは、その中にいろいろな機構が備わっているわけですけれど、概ね、1つの目的を達成するための、機器となります。
 しかし、放送機器は、そうでもない。恐らく、昔ほど、機器の内容や仕組みが大掛かりで、大きいものだったので、家電に近い、つまり、大きな1つの固まりだったのですが、技術の進歩と共に、小型化を繰り返したのですね。その結果、たとえば、信号の「質や形」を変える程度だったら、ボード(ICやダイオードや抵抗などのパーツが並ぶ基板)1枚で、できるようになったのです。
 そうして、外見として認識できる機器「箱」は、ボードのケースとして存在することが増え、しかも、目的違いのボードの収納箱という意味合いが、さらに強まった、というわけです。
 
 話が長くなりましたけれど、今回紹介する機器も、その1つ。近い目的を持つ、同じメーカのボードではありますが、それぞれ違う機能を有するものの集合体です。
 写真の3つのユニットは、それぞれに、ビデオトロン社製の、「70シリーズ」のボードを10枚内蔵できる、メインフレーム(ケース)です。