2013年2月 のアーカイブ

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2月18日に続く、照明クリエイティブ科の実習授業「テレビ照明実習」です。
必要な灯体を集めたり、それらを照明バトンに取り付けたり、点灯チェックを終えた後は
本格的な「照明シュート」へと進行。
灯体の位置・光の広がり方・灯す角度などを、細かく調整する作業でして
演出の1つとして、灯体そのものを見せたり、光条効果として「光の筋」を表現したりする場合は
特に欠かせない、デリケートな調整作業です。
 
そして、左下の写真。
煙が、写真の左に向かって吹き出している機器が「スモークマシーン」です。
ウォーターベースの特殊な専用の液体を加温して、煙を発生させる装置。
もちろん、安全・無害な煙です。
右下の社員をご覧いただくと、目的がお解りいただけると思いますが
音楽番組やライブコンサートで見られる光の筋は、このような機器で創られるのです。
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ご存知の通り「テレビ中継」と言っても、番組(作品)のジャンルは沢山。
情報系の番組中の、カメラ2台程度の比較的小規模なものもあれば
10台前後を使用するスポーツ中継、これが有名アーティストのライブコンサートになると
20台を超えたり、40台を超えるカメラ台数で収録したりすることもあり。
もちろん、それらを達成しているのは、テレビカメラだけではなくて
非常にたくさんの機材や設備、そして大勢のスタッフが活躍しているわけです。
ということで、この中継技術倉庫には、沢山の機材などが整然と並べられていて
それぞれが何のための物なのかを、スタッフの方々が説明してくださいました。
  
特に右上の写真、ケーブルのコーナー。
写真では収まりきれていませんけれど、それぞれの目的の、1本が100mを超える
数えきれないほどの様々なケーブルが沢山。
非常に大規模な、中継技術倉庫です。
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学生全員に対して、丁寧な説明をいただいた後は
いくつかのグループに分かれて、実習・見学を開始。
お忙しい中、株式会社東通のスタッフの方々が、カメラや音声の機材をセットアップしてくださっていて
各機材の目的や操作方法の説明をしてくださいました。
右上や下の写真は、最新のテレビ中継車で使用される、最新のテレビカメラ。「SONY HDC2000」など。
説明の後は、撮影実習です。
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学校のスタジオで、普段の実習授業で使用している機材と大きく違うのは
やはり、ズームレンズの性能。
スタジオの27倍に対して、用意していただいたレンズは、95倍。
スポーツ中継や、ライブコンサートでは、被写体に対して、カメラが遠距離ですからね
その分、望遠撮影を可能にする高倍率(長焦点)レンズが必要になるわけです。
95倍の高性能を、学生が堪能します。
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さあ、今回の1枚目の写真は、これ!!
いすゞ自動車株式会社製の大型トラック「GIGA」。
限界を目指した燃費効率、世界最高水準のセーフティテクノロジーなどの最新技術・・・
いや、これが言いたい事ではなくてですね(笑)
実は、この車、テレビ中継車なのでございます。
 
今月のある日
テレビ放送・メディアの総合技術プロダクションである「株式会社 東通」様にお邪魔して
昨年の10月に完成したばかりの、最新の中継車や
オリンピックなどの大規模テレビ中継などを実現する、中継技術倉庫の見学をさせていただきました。
 
もちろん、主役は、我々教職員ではなくて、放送技術科の学生。
今後の数回に分けて、その見学・実習の様子をご覧いただきましょう。

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いつも、大抵、手元や動きを入れようとすると、サイズが落ちてしまいますし
下を向いての作業が多い傾向にありますからね
どうしても、熱心に打ち込む表情を捉えられず、ご覧いただくことも少なかったわけです。
そこで今回は、「真剣な表情特集」として、主に顔だけの撮影サイズの写真を、ご覧いただきましょう。
言わずもがな!ですけれど、何かに打ち込む姿は、本当に素敵ですよね。
テレビ美術科1年生「遠藤ゼミ(大道具操作実習)」です。
(今回の写真も、クリックすると、多少拡大表示されます)
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学生のほとんどは、作業のコスチュームである「つなぎ」を着ているので、解りませんが
作業は、2週目に突入。今回は、主に塗装作業に勤しんでいます。
水彩絵の具だと、12色24色・・・と揃っていて、少々調合するくらいですが
このような作業で使う塗料は、加色・減色混合原色に白色が加わる程度の、数色のみ。
ほとんどの彩色は、各色の混合によって、造るわけです。
しかも、たとえば失敗するなどして、混ぜ直していくと、量ばかり増えてしまって無駄になりますからね
効率良く混ぜ合わせるということも、そう簡単ではありません。
 
そして、右上と左下の写真。
細かい部分は、筆や刷毛を使わずに、手や指を使って、描いていきます。
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次に、下の2枚の写真。
ただ単純な塗装だけではなくて、より「リアル」に表現するために、「汚し」の塗装も。
太陽光が当たるだけでも、変色していきますし、空気に当たれば酸化していきますし
水が当たれば、水垢が付いたり色が変わって見えたり・・・
原色のままを維持する物は、この世にほとんどないですからね
「それらしさ」を出すためには、「汚しの技」が必要になるのです。
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2月9日に続く、テレビ美術科「遠藤ゼミ(大道具操作実習)」。
学生自身でテーマを考えて、デザインして設計して製作する・・・最終課題に打ち込む様子です。
写真だと一見して解りづらいですけれど、製作は2週目に突入。作業は順調に進行中していますね。
特に右上の写真、まだ途中ではありますが、これは既に完成系が明らかなっていて、ベンチ。
左下の写真。インパクトドライバを使って、規則的に木材を固定。さあ、これは、何でしょうか。
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作業を観察していると
細分化した役割で一人で行えるものと、数人で同時に行うべきもの、の2つがあるだなと解るわけです。
これは、当たり前の事ではありますけれど
そのような進行方法というか分担方法というか、いずれかの切替えが、作業効率に繋がるのでして
周囲を観察して、自主的に手伝ったり1人で進めたりという判断も、大切なノウハウなのでしょうね。
 
右下の写真。描画用の、塗料の調合がスタートしました。
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このドラマのストーリーですが、ごく簡単に言えば、男性1人に女性2人の「三角関係」。
ただ、三角関係と言っても、単純に「取り合い」によるものだけではなくて
様々な複雑なシチュエーションもあるじゃないですか〜(笑)。
 
まあ、細かい説明は抜きにして
・・・後から入室してくるスーツ姿の女性が、なぜか別の女性と2人で居る男性を怒る・・・
ディレクターなどを担当する学生が、この話の詳細なストーリーボードを考え
キャラクター設定を考え演出をしていく、という実習です。
ということで、各グループ毎の本番中の様子を、ご覧いただきましょう。
写真をご覧いただくと解ると思うのですが
演じる表情も、とても真剣。頑張っています!
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カメラリハーサルが終わって、いよいよ!本番スタート。
上の写真は、本番中のサブコントロールルームの様子。「スタジオ番組制作 ドラマ」です。
写真中央が、ディレクターを担当、左が記録(タイムキーパー)を担当する、共に放送芸術科の学生。
そして、右が、このグループのテクニカルディレクターを担当する、本学園の倉谷顧問です。
 
下の写真は、本番中の役者の様子。
自分が関わるグループでは、それぞれのスタッフを担当して
別のグループの本番時は役者を担当する、というシステム。
「出る側」「演じる側」となって「逆の立場」から、作品制作を経験するわけでして
これぞ学校の授業での、貴重な経験と言えるでしょうね。
 
ということで、実習16グループのすべては無理なのですけれど
グループ毎の、各々の本番の様子を、2回に渡ってご覧いただきましょう。

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照明の仕込みも、そろそろ大詰め。
この場合の仕込みとは、あらかじめデザイン(プラン)された通りに
必要な灯体(ライト)を、照明バトンなどの決められた場所に、取り付ける作業でしてね
その照明プランが、右上の写真の図面のようなもの。
左上の、俯瞰写真に対して、図面を90度反時計周りすると、位置関係が合います。
ただ、照明バトンには、今回使用しない灯体も吊り下げされてはいますけれど。
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そして、スタジオフロアーの上にある「サブコントロールルーム」。
こちらの照明調光卓でも、スタンバイ作業。
左上の写真では小さくて見づらいのですが
沢山並んでいる「フェーダーレバー」に、灯体を割り付ける作業など。
主に、どのレバーを操作すると、どの灯体が点灯するか、を決めているわけです。
 
これが終わると、「点灯チェック」。
プラン通りに指示通りに、点灯するかを確認していきます。

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前回は、「ドラマ的週間」として
ドラマ照明の基本を勉強・経験する授業の様子を、紹介した照明クリエイティブ科の、テレビ照明実習。
今回は、「音楽番組の照明」がその内容です。
ただし、前回とか今回と表現していますが、あくまでも、ここでの紹介が、という話でございます。
 
まずは、仮設電源線の布設方法のレクチャー。左上の写真です。
通常、電源コンセントが設備されている「照明バトン」に灯体(ライト)を仕込みますが
照明プランによっては、「シーリングバトン」と呼ばれている、電源を持たないバトンも利用して
灯体を仕込む事があるのです。
安全に効率良く布設するためのノウハウを、担当職員より学びます。
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その他の、仕込み方の説明を受けながら、学生それぞれが主体的に作業を進めながら、という流れ。
ドラマ照明と違って、美術セットの一部として
「見せる照明」という役割も負うのが、コンサートライブを含む、音楽照明の特徴。
その分、仕込む灯体の数も増えますし、「気持ちよく見せる」ための、灯体の配置も大切ですからね
完成系を想像している、職員からのアドバイスを聞きながら
手際良く、作業を進めていくのです。
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真の「本命」

2013年2月15日 学校の様々

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2月14日と言えば、「バレンタインデー」。
うーん、まあ、「悲喜こもごもの日」と比喩が一番近いでしょうかね〜。
私は、思わず、遠い過去を遠望してしまいますけれど・・・。(笑)
 
職場では、職員全員に向けて
ティーチングアシスタントの女性職員4人からの、手造りハウスが!!
可愛らしいですよね〜。食べるのがもったいない。
一人の家に集まって、全員で造ったそうでしてね。
世間ではもっぱら、恋愛感情によって「義理」「本命」だなんて、2つに分けられていますけれど
これは、「気持ち」が沢山こもった、正真正銘の、本命ですよね。
ありがとうございました!!

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本番直前の写真。映像(カメラ)を切り替えたり調整したりする「映像ベース」
つまり、「テレビ中継車」に相当する部分の様子。
緊張の雰囲気が伝わってくるでしょうか。
そして、いよいよ、本番開始。右上は、レポートする現場の様子。
お天気レポーター1人に、それを撮影するカメラ、手前に、空などの天候を撮影するカメラ。
それに、フロアーディレクター・音声などのスタッフが、本番に勤しんでいる、という光景です。
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左下の写真は、VE(ビデオエンジニア)のスペース。
ちょうど、テレビモニターに、空や天候を撮影している映像が写っていますね。
空も、その下のビルなどの風景全般を、自然な明るさに表現するため
手動操作で、カメラの明るさ(アイリス)の制御をします。
 
そして、右下の写真。このパラボラアンテナが、無線伝搬装置でしてね
右奥に見えている本館校舎の屋上に向かって、電波を発射。
そのアンテナで、映像・音声を受信して・・・というシステムです。
(写真撮影:職員 伊辺)
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スタンバイも大詰め。いよいよ本番が近づいて参りました。
放送技術科1年の「テレビ中継実習〜お天気中継〜」です。
この実習は、映像や音声などの技術スタッフを担当するのは、もちろんのこと
いわゆる制作系のディレクター・アシスタントディレクターに加え、出演者までも担当。
上の写真2枚は、ディレクター・テクニカルディレクターなどの各スタッフと、出演者などとの打合せ。
当然のことながら、写真撮影用のポーズではなくて、ごく自然な、そして真剣な様子です。 
 
一方、カメラマンは、カメラを三脚に乗せて、本番のスタンバイ。
カメラアシスタントが、三脚やカメラを支えるように、カメラマンを手助け。
北風が吹き通る、寒い冬の一日。
本番が始まります。
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