2011年7月 のアーカイブ

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 前期の授業、最終日の29日金曜日。
「前期」というククリでの授業は、確かにこの日をもって終了するわけですけれど、8月から9月終わりにかけて実施される、短期集中的授業は、実は盛り沢山。こうして、専門学校での「2年間」は、より高密になるのです。
 
 そして、4月から、何度がご紹介させていただいている、本校5学科の2年生のが参加しての実習授業「ドラマ制作」。この実習も、今後さらに高密に、ペースを上げて、ドンドンと突き進んでいきます。
 
 写真はそれぞれ、「ドラマ制作」の制作・演出系を担当する、放送芸術科の学生による、制作会議。
 
 今回の主なテーマは、「撮影場所」。
 前回の「ドラマ制作のロケハン」でお伝えしましたが、作品創りの土台とも言える撮影場所は、非常に重要。
 しかも、撮影で使用させていただくためには、「撮影許可」も必要でしてね。
 既に決定した場所についての説明や、今度検討する撮影場所に対する提言なども、いろいろと。
 ストーリーボードに関わり、加えて、いろいろな条件を満たす撮影場所を決定するために、更なる努力が続きます。

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 はい、「夏ならでは・・・」のもう1つ。もう、写真をご覧になれば解るかと思いますが、「水着」でございました。
 
 水着が絡む問題、「今年、流行の水着は?」ということでして、いわゆるミスコン系なコンテストではなくて、水着のデザイン。番組のジャンルは、あくまでも「情報番組」ですから、水着の女性ではなくて、水着そのもの。
 けれども、海でもプールでもない、エアコンが効いているテレビスタジオでの水着姿。番組制作に協力していただいた、モデルの皆さんには、感謝ですよね。皆さん、学生の友人の方々です。 
 ちなみに、その、今年の流行デザインは、2枚目の写真、3名の中央に立っていらっしゃる方の水着だそうです。
 
 そして、3枚目の写真。ちょうど、水着に関する問題中のカメラマンの様子。
 当然と言えば当然ですけれど、非常に真面目で、真剣な表情ですよね。
 
 被写体が何でどうであれ、視聴者が何を見たいのか、これを想像して意識して撮影するのが、カメラマンに求められる大事な要素の1つ。そのような意味では、冷静に客体的に観察して、レンズを向ける、ということ。
 これは、欠かせない能力なのです。

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 さて、テーマは「夏!」の番組、その名も「夏く〜いず」。
 タイトル通り、「夏」をテーマにした、クイズ形式の番組。内容は、花火に関する問題、暑さを和らげる節電お役立ちグッズの問題、そして、もう何と言っても・・・など。
 こうした、番組のテーマ、そしてその中の細かな構成を考えるのも、もちろん学生。制作・演出系の役割を担当する「放送芸術科」の学生なのでございます。
 
 写真1枚目は、リハーサルの合間に、司会を担当するお二人に近づいて、話をしている様子。
 フロアーディレクターを担当する学生が、ディレクターからの指示や自らの判断を交えて、番組進行に関わる説明やお願いをしています。
 
 2枚目は、クイズの回答者を担当するプロのタレントの方々に、同様に説明やお願いをしているところです。
 
 何の指示をしているか、というと、罰ゲームにあたる、ある食べ物に関する事。 
 ではいったい、なぜ、このような説明が必要なのか、というと・・・
 うーん、やはり、「テレビの神秘!」。
 厚さ5センチくらいの、高密なベールをかけておきましょうか。(笑)
 
 そして、もう1つの「夏ならでは」は、いかに・・・。

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 8月が間近に迫ってきているここ数日、東放学園専門学校がある東京都では、何となく、梅雨空に戻ったような天候。
 梅雨明けが早い夏は、真剣な暑さも小さく、そして分散化傾向にあるようでして、そのオウドウを突き進んでいる様ですよね。
 これを書いている28日木曜日の夜、雨が凄いです。
 
 そんな中、あえて、もう、非常に「夏〜っ!!」という雰囲気の美術セット。「番組制作演習」7月初めの模様を、ご紹介しましょう。 ・・・と言うと聞こえは良いですが、はい、ご多分に洩れず、紹介させていただきたい記事が溢れていて、遅れちゃっているのでございます(苦笑)。すみません。
 
 うーん、浮き輪に扇子に海に太陽、祭りに風鈴 麦わら帽子・・・(しみじみ)。
 さて、この「夏夏しい環境」の中、いったい、どんな番組がどんな雰囲気で完成していったのか。
 今後、明らかに!

 
 笑顔も見られて、格好も良い。そして、肉眼で被写体を観る余裕もあり、堂々としている。
そんなカメラマンは、実は東放学園専門学校「オープンキャンパス 体験入学」に参加された、放送技術科 体験生の方。
 美辞麗句の褒め言葉を並べ立てたわけではなくて、動画をご覧の皆さんも、同じように感じられると思います。
 
 しかし、体験生の方々、優秀な方が多いなと、普段から驚かされることも度々なのでしてね。今回は、その代表として、動画掲載の許可をいただいて、ご紹介させていただきました。
 
 左側に黒色のTシャツを着ている女子学生。優しいお姉さんのように教えていたのですが、この時ばかりは、静観する姉貴!という雰囲気。
 双方、お互いに頼もしいですね〜。

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 ここでご紹介するのは、久しぶりですね。東放学園専門学校「オープンキャンパス 体験入学」です。
 
 体験入学に参加された方の話を聞くと、
「東放学園は、・・・が気持ち良い」
「東放学園の学生は、・・・で元気が出る」
「東放学園の・・・が凄い」・・・などなど。
 三点リーダーの部分が何か!?(笑) 
 気になる方は、実際に参加していただき、ご確認いただければと存じます。
 
 オープンキャンパス 体験入学の今後は、「保護者のためのテレビ業界講座」として、TBSテレビで長年、そして数々の名作ドラマの「TD(テクニカルディレクター)」を担当してきた、本学園の島﨑顧問が、「ここだけの話的!」テレビ制作制作過程のお話を。
 そして、「業界ナンバーワン!ロケ弁当プレゼント」として、放送・メディア業界 超!御用達の、有名で美味しいお弁当を、午前の部の参加者全員にプレゼント。と、スペシャル盛り沢山です。
 (詳細はこちらをご覧ください)
 
 みなさん、どうぞ、お気軽にご参加ください。

デジタルは砂嵐なし

2011年7月25日 雑感

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 あ〜、終わりましたね、昨日、テレビのアナログ放送(岩手・宮城・福島の三県を除く)。
 まあ、「終わる」というより「変わる」というイメージを持っていたのですが、ある放送局の特別番組では、テレビ創設期からの、昔の映像が沢山流れていて、それを観ると、確かに、1つの大きな事が終わった、ということに等しいのかな、と思ったしだい。
 
 しかし、本当に終わった事が1つ。
 それは、今回2枚目の写真の、通称「砂嵐(スノーノイズ)」です。
 
 昔、夜更かしした夜は、テレビの眩しさで、夜中に1回、起きることもあったわけですけれど、その、起こしてくれていたのは、この砂嵐。
 また、早く起きた朝は、テレビをつけて、砂嵐から正常な映像が見られるのを心待ちにしていた、なんて事もあったのです。
 けれど、この砂嵐は、アナログテレビ放送特有の、ノイズ。
 デジタルテレビ放送では、見られないのです。

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 陽もすっかり暮れた、ある日の放課後。場所は、プリズム21校舎 1階ロビー。
 学生が、次々と帰宅の途に就く中、1人、テーブルに向かう学生。
 通りがかる僕を一瞥(いちべつ)し、そしてまた、手許の工房へと、その世界を戻す。
 やや薄暗い、広くそして1人の世界。
 そこに、密度の濃い、ヘッドライトの光が1つずつ規則的に、彼女の背後を通り過ぎていく・・・。

 
 ・・・とまあ、たまには違うテイストで、ドラマのト書きふうに、書いてみました(笑)。
 
 けれど、実はこれ、全部事実でしてね、テレビ美術科の学生が、「番組制作演習」のスタジオ美術セットの図面を書いていたんですね。
 人が沢山いて、明るく活気に満ちあふれている事が多い、ロビーですけれど、時間という1つの環境が変わると、そのシチュエーション全体が、大きく換わるわけです。
 
 何と言ってもチームワークの、この業界。
 しかし、その背後には、個人の不断の努力がある。それを持ち寄って、初めてチームワークが成立するのです。

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 はい、前回のつづき、実習授業「ドラマ制作 ロケーションハンティング」です。
 前回の2枚目の写真は、都内郊外の、ある公園。担当の島﨑顧問が説明をしながら、学生と共にロケハンを進めているところ。
 ストーリー中、出演者が歩くシーンに関して、適切な場所かどうか、ここを選んだ場合、どの場所を歩く事にするのか。考慮する材料は、大まかな周囲の環境から、広さ・奥行き、撮影時間や太陽の方向・影、周囲の騒音や人通り、撮影に使用する機材等の設置場所や駐車場の位置などなどなど・・・。この他にも、書ききれないほど沢山あるのです。もの凄く、奥が深い!
 
 本日2枚目の写真は、撮影にご協力いただく予定の、都内のある学校舎内の廊下。
 校舎内、とても広いのですけれど、いろいろな事項を勘案し、ほぼ決めウチのピンポイントで、想定される演技場所を決めていきます。
 
 今回、ロケハンを行ったのは、放送芸術科の2年生。プロデューサー担当やディレクター担当の学生と、ドラマ撮影の基盤を作り上げる役割の「制作進行」の担当者や、アシスタントディレクター担当など。
 もちろん、ロケハンは、この1度だけではなく、様々なスタッフが参加してのロケハンが、何度か繰り返されるのです。

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 1枚目の写真をご覧いただくと、いかにも課外授業ふうですよね。
 場所は、神奈川県のある場所。京王電鉄相模原線の、ある駅。集合場所となっている改札口近くでのヒトコマです。
 
 さて、一体何の授業かというと、今まで何度かご紹介している、実習授業「ドラマ制作」。
 今日は、撮影予定(候補)場所での、「ロケーションハンティング(ロケハン)」でして、写る人は、担当の本学園 島﨑顧問と、学生達です。
 
 このロケハン、ドラマの撮影においては、かなり!かなり重要でして、これによって、ロケーションの進行具合や作品の「でき」を、直接左右する、非常に大切な過程。細かく念入りに行うことが必要とされるわけです。
 (つづく)

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 一見、バレーボールのコートに、学生が沢山。さて、これから何が始まるのかが気になる。
 それと共に、もう1つ気になるのは、その遠くに写る2人。
 

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 そして始まったのは、「ジャインアントバレー」。ネットは十字状に、4グループのコートに分かれる。
 「学校法人東放学園」のグループ、4つ専門学校集団ならではの競技。
 自分は何もしなくても・・・と思うと負ける、という、「何か」に似た構図。
 

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 「浮き立つ想い」「湧き上がる躍動感」「熱意と共に宙に舞う」・・・、そんな光景。大縄跳び。
 一見、楽しくダンスをする学生達、のように見えるけれど。
 

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 本番競技の前の練習では、回数続く他校をよそに、ほとんど1回だけしか続かなかった。
 けれどもしかし、本番では14回を記録。本番に強かったのだ。
  

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 そして、締くくりの競技、学校対抗リレー。学生に職員も混じり、男女も混じる、とにかく早い者勝ち。
 職員が学生へバトンタッチ、の瞬間。若い人へバトンタッチ!だなんて、そんな・・・。
 

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 疾風の如く、快走するのは、本校の職員であるティーチングアシスタント。
 学生と見分けがつかないのは、その「外見」ではなく、その「気持ち」によるもの。
 

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 閉会式直後の様子。写る学生達は、「運動会の写真その1」の1枚目に写る学生と同じ。
 つまり、最初から最後まで、盛り上がっていたのだ。
 パワーの源も、また、パワーである。
 
 (写真:Yokota-K)


 それでは、2011年7/16・7/17に掲載させていただいた放送技術科ENG実習の練習風景を、今回は動画で。
 静止している人をバランス良く撮る、ということ自体、実は想像よりも難しいのでして、それが「動き」になると、その難しさはさらに増します。「歩く」これは普通の何気ない動作なのですけれどね。
 しかも、今回の様に、カメラに向かって進んで来る、それを同じサイズを維持しながら、フォーカスも合わせたままで、というのは、さらに難しい。
 けれどもしかし、経験ですし、とにかく練習なのです。
 被写体にカメラを向けるのが早過ぎて、歩いている学生長めの動画になってしまっていますが、どうぞご覧ください。

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 本日は、7月19日火曜日。ということは、あれですよ、あの、テレビの、いわゆる「アナログ放送」終了まで残すところ、5日を切ったのです(一部地域を除く)。
 
 アナログ放送を観て見ると、どの放送局も左下にアナログ放送終了までの、日数のカウントダウンが表示されていて、何だか感慨深い感じ。民間放送局の場合、CM中は表示が消えていて、「それはそうだろうな」と思ったり・・・。改めて、アナログ放送とデジタル放送を見比べると、サスガに画質の違いはかなりのもので、隔世の感ありと思ったり。
 
 昔のあの、テレビの「チャンネル選択ダイヤル」の光景が、今突然、脳裏をかすめるように、通り過ぎました(3秒ほど)。うーん、懐かしいですね、あの「ガチャガチャ」という音も。
 リモートコントロールの機能が搭載されるのとほぼ同時に、選択ダイヤルは選択ボタンに変わっていたと記憶しているのですが、かなり前の話ですからね。けれど、こんな話を学生にすると意外にも、過去のダイヤルの存在を知っている人が多いのですよね。
 何で?と聞くと、「アニメやマンガで見たことがある」とのこと。あー、なるほどな、と思ったしだい。

 さて、今回もドンドン参りましょう。大運動会の写真。学生の活躍の姿です。
 
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 見えてなくても説明がなくても、何をしているか、は、解るだろう。
 このブレ具合は、写真ならでは。躍動感がそのまま伝わってくる。
 

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 かつては、オリンピック競技種目の1つだった。
 必死で綱を引く姿、熱心に応援する姿。これはその所以(ゆえん)たるものだろう。
 

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 いわゆる5レンジャーのうち2人。本校の学生が変身した姿。
 ポーズがなく、普通の人間に見える。いや、ただ、油断した一瞬をついてしまっただけ、である。
 

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 3人4脚。中央のお父さんが我が子を・・・と見えなくもない、職員と学生。
 このお父さん、実際は、奥様いれて5人6脚でのご家庭だそうだ。
  

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 こちらは、ムカデ競走。女子学生の声援を受け、さらに頑張る男子学生達。
 伝わるやる気と活気は、運動会らしさを、東放学園専門学校らしさの象徴である。
 

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 そして、その狭角側の写真。もう少しで、コーナーを曲がりきるかどうか、というところ。
 声援を受けてテンポ良く進んで来たが、先頭学生の体勢を見ると、この数秒後に訪れる試練が・・・。
 

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 こちらは女子チーム。速く進むための作戦会議のようだ。チームワークには打合せがつきもの。
 この会議は、功を奏しただろう。きっと奏した筈だ・・恐らく。「恐らく」という言葉が怖い。
 つづく・・・
 
(写真:Yokota-K)