2011年9月 のアーカイブ

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 昨日に続いて、東放学園専門学校 照明クリエイティブ科「オープンキャンパス 体験入学」の様子をご紹介しましょう。
 
 担当職員の概略などの説明が終わると、次は、照明調光卓の、より細かいレクチャー。こちらは、照明クリエイティブ科2年の学生が担当しましてね、参加者の方1名に、学生が1人ずつ付き添って、優しく丁寧に操作の説明を進めていきます。
 
 写真1枚目も2枚目も、そして、学生も参加者の方々共に笑みが伺えますが、言うまでもなく、これはごく自然な表情でして、撮影用のポーズは一切なしですよ。
 「この環境だったら、ぜひ教わりたい」私も、そう思うしだいです(笑)。
 
 ちなみに、この照明調光卓。見づらい写真でも「大きい・長い」ということはご覧いただけるとは思いますが、なんと、イギリス製 Avolites社製の、「Diamond 4 Vision 」という、業界標準的なハイクラスな調光卓なのでございます。
 
 もちろん、この他にも、当オフィシャルブログでは「元気に動くライト」として有名(笑)な、ムービングライトのコントローラもあって、こちらも当然、体験できます。
 
 会場の照明スタジオ内には、4枚目の写真のような、座談コーナーも。
 こちらでは、照明クリエイティブ科学生の、「生の声」を聞くことができるのです。

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 さて、1枚目の写真、よーくご覧いただくと解りますでしょうか。手前の下、床には、光で浮かび上がる「東放学園」の文字が。
 その奥には、椅子に座る人たちも見えますけれど、「オープンキャンパス 体験入学」照明クリエイティブ科の様子です。
 
 手に持って、何を見ているのかというと、参加者の方それぞれに配られる、照明用カラーフィルターの「色見本」。2枚目の写真です。
「青色」「赤色」などと言っても、人によって微妙な感じ方は違いますし、たとえば「赤系の色」といっても、非常に沢山の色がある。そして、それを言葉で説明することも簡単にはできないですからね。そのために、色のそれぞれに番号がついているわけですけれども。
 と、いうように、まずは、光や色をご覧いただきながら、照明って何?というふうな説明を受けているわけです。
 
 3枚目の写真は、担当職員が、照明調光卓の概略を説明しているところ。
 この後、参加者の皆さんに、操作してもらうからです。

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 リハーサル時の客席から。
 ステージ照明は、照明クリエイティブ科2年生「舞台コース」の学生が担当。放送技術科の学生が入る前日からのスタンバイで、使用するライト(灯体)の数も含めて、本格的です。
 右の写真は、客席中に仮設した、照明調光卓。PCで制御する調光卓2つに、一般照明用の調光卓が1つでして、それぞれの学生で分担作業です。 
 
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 調光卓の操作をする学生を、サイドから。
 楽曲や歌詞など、音楽全体のテイストによって、照明プランをデザイン。それによって、調光卓を操作していくわけです。
 常に照明を意識し続けるお客様もいないとは思いますが、しかし、演出としての照明は、常に感じている。無意識のうちに、「光」の雰囲気に包まれているのです。
 その「光」「雰囲気」を決めるのが、この「手」なんですね。

 さて、今日9月26日からは、後期の授業スタート。活気がさらに、厚みを増している雰囲気。久しぶりです。
 
 この夏休み的期間の8月から9月にかけては、各学科で大勢の学生が、方々で沢山の実習授業や短期集中授業に勤しんでいたわけです。
 全部細かく、なるべく早く、沢山の学生の姿を紹介したいのですけれどね、もうね、本当にすみません。
 今日、紹介するのは、9月の中頃に行われた、コンサートの実習授業です。
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 朝、コンサートホールに到着して、まず、学校から運搬してきた機材を、トラックから搬出。放送技術科の2年生です。
 そして間髪入れずに、収録映像・音声のキャリングベースシステムの構築。
 学生だけで、ドンドン作業を進めていきます。
 
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 セッティングは、ミスもなく短時間で完璧。さすが2年生という感じ。要領良く作業はスムーズです。
 早速、リハーサルでカメラワークの練習。レールトラッキングシステムのカメラが左の写真です。
 カメラの台車を押し引きするスタッフのテクニックが、かなり、重要です。
 そして、授業見学に参加された高校生の方が、リハーサルのカメラマンを担当。写真ご覧いただくと解ると思うのですが、サマになっていて、カッコ良いですね。 

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 さて、いよいよ本番開始の「星誕オーディション」USTREAM放送。
 実は、USTREMの他に、会場に大勢いらっしゃる、タレントプロダクションの皆様に向けたプロフィール的映像も、ステージのスクリーンに送出しました。
 
 その様子が、1枚目の写真。
 大きなスクリーンを2分割して、それぞれに違うアングルやサイズの映像を送出。いわゆる「テレビ映り」の映像表現です。
 
 2枚目の写真は、映像を切替えている「映像システム」の部分。
 向かって左の後ろ姿は、メインの切替えを行っている学生。この映像がUSTREAMにも配信されました。
 向かって右は、サブの切替えを担当。担当している人は、うーん、謹んで割愛させていただきます(笑)。
 
 3枚目の写真は、「音声システム」の部分。
 小型で高機能の2つの音声ミキサーを駆使して、ミキシング。
 今回は、マイクロフォンを使用しない、「生声勝負!」の学生さんも多く、一層気が抜けない、デリケートな作業です。
 
 4枚目の写真。本番終了後の、六本木ヒルズ49階から。
 写真のやや左、やや下の、斜めに連なる赤色やオレンジ色の筋は、羽田空港の滑走路のランプ。
 その上に、点々と灯りが見えていますが、これらが、着陸に向かって次々と降りて来る飛行機のランプです。
 この日は、空気の透明度が高くて、よーく、見えました。

9月21日にご紹介した、「Pro JIB」を使用しての撮影風景
 今回は、そのPro JIBを使用して撮影した、実際の本編の映像を、ご覧いただきましょう。

 
 下の、撮影風景の動画と、合わせてご覧ください。
 非常に「アナログ的」ですけれど(笑)、まずは、下の動画をスタートさせ、
 およそ9秒後に上の動画をスタートすると、何となく、タイミングが合います。

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「ドラマ制作」ロケーションの3日目。府中市内の、自然豊かで緑が溢れる、大きな公園です。
 ロケ1日目のコンビニエンスストアー・2日目の高等学校はもちろんのこと、普段は誰でも利用できる公園も、もちろん、正式な撮影許可を得てのロケ、ということになります。
 
 ロケ隊本体やスタッフの学生全員が集合して、早速、スタンバイ開始。
 我々職員そして先生役のプロの方々が、すべてを細かく指示をして、ではなくて、学生が主体的に積極的に、ドンドンと動いていく様。
 これが1枚目の写真です。
 
 2枚目の写真は、出演者の方々に付けてもらう、ワイヤレスピンマイクの受信装置をスタンバイする、放送音響科の学生。 
 視聴者に、「ごく自然な音」を聴いてもらうために、出演者の方が違和感を感じない様に工夫して、マイクを仕込んでいます。
 ですから、その、仕込まれているマイク自体は、写真でお見せできません。
 
 撮影に容易い写真、それは、学生の真剣な表情。
 自然に笑っていて、楽しそうな写真は、探さないと撮れません(笑)。
 ただ、大変で忙しいのではない。とにもかくにも、皆、真剣だからです。
 一瞬をついて、撮影できたのが、3枚目の写真。

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 そして、今日9月23日金曜日。
 東放学園専門学校 初!のUSTREAM放送の日、でございます。
 
 あえて、昨日9月22日に紹介した、2枚目の写真と、同じアングルでの写真が、1枚目。
 ただもちろん、場所は変わって、六本木ヒルズ49階。
 周囲の一部を除いて、ほぼ同じ内容の写真に見えると思いますが(笑)、まあつまり、そう見えるくらい同じ事をしているわけです。
 機材の配置や、テレビモニターのサイズが適切かどうか、はもちろんの事、各機器を結ぶケーブルの長さ、電圧配分などなど・・・。これらを事前に確認するために、レイアウトや周囲の環境も似させての、シミュレーションだったからです。
 
 2枚目の写真。
 椅子に座り、左に向いているのは、オーディションを受ける学生達。右から奥にかけて、黒いTシャツの集団が本校の、放送技術科と放送音響科の学生達。
 共に、学校法人東放学園のグループ校。そして、ほぼ同じ歳の学生。目指す道も、メディア・放送業界。
 違うのは、出演者系かスタッフ系か、ということ。
 
 そして3枚目。49階からの眺望。
 東京タワーが立派です。

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 大きさ、上陸時の気圧、通過速度、コース。
 これを考えると、影響大になってしまうだろうと思っていたら、やはり凄かったですね。台風。 
 周囲を木々に囲まれた所では、まるで掃き溜めたように、木の葉や枝の残骸の固まりが。
 我慢できなかった、というか、やむを得なかった、というか、木々の無念さ、みたいなものが伝わってくるように感じます。
 被害に遭われた方々には、お見舞い申し上げます。
 
 さて、22日木曜日は、午前中を中心に「台風一過」的天候。
 そんな中、翌日に本番を控えて、「星誕オーディション」と同時放送される「USTREAM」に向けてのスタンバイ作業です。
 基本的に、学生が中心になって、自分達の技術・知識で作業を進めるもので、こうして事前にシミュレーション・トレーニングを行って、本番に臨むわけです。
 2枚目の写真は、教室に使用する機材を運んで、映像・音声の収録・放送システムを構築している様子。
 当然ですが、写っているのは、すべて、学生です。
 
 電源投入し、各機器の動作チェックと、そして、USTREAM放送の確認作業。
 実際に試験放送を行って、映像や音声の品質チェックを実施しました。3枚目の写真です。


 
 まあ、日頃ですね、当ブログでは静止画(写真)を中心に、「しっかりとお伝えする」事に心がけているわけです。
 けれども、静止画だけでは限界もある、というか、動画の方が解りやすい内容というものもありまして、今回お伝えするのも、その典型といえる・・・でしょうか(笑)。
 
 先般よりお伝えしてる「ドラマ制作」ロケーションで使用した「Pro JIB」。 
 本番当日は、どのようして威力を発揮したのか、どのような動きをしたのか。
 これを動画でご覧いただきましょう。

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いきなり!ですが、生放送やります! 
しかも、かの有名なランドマーク「六本木ヒルズ 森タワー49階」から。
ではいったい、何を放送するのか、というと・・・こちら!
 
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この『星誕オーディション』の模様を
USTREAM「TOHO-CHANNEL」から、初の生放送!!
本校の放送技術科・放送音響科の学生が、映像・音声技術を担当します。
放送時間は、9月23日(金曜日)の13時から。
ぜひ、ご覧ください。

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 照明クリエイティブ科と放送技術科2年生が参加しての実習授業「野外ライブゼミ」。
 前回の、「光のデザイン」と、歌手としても活躍する照明クリエイティブ科の学生に続いて、今回は、放送技術科の学生の活躍です。
 
 「あ〜して!こ〜して!」「こういう格好で〜!」なんて、言う必要もなく、ごく自然でいて、そして、勇ましい様となるのは、さすが、2年生!という感じがしますよね。
 
 それでは、テキストはこれくらいにして、本番直前の、映像・音声キャリングベースシステムの写真から、本番中の様子まで、一挙にご覧いただきましょう。

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 写真1枚目は、特殊機器(特機)を使用して、撮影した時の模様。
 8月28日に紹介した「Pro JIB」。そう、機材レンタル会社「株式会社 サークル」様にご協力をいただいた、あの練習した成果を、発揮する場なのです。
 階段の途中にPro JIBを設置。階段を上がっていく2人の役者を、足元の背後からフォローしていく、というふうなカメラワーク。
 クレーンのメカニズムを持つカメラが上昇していくと、その奥の裏庭が見えてくるわけです。
 
 ちょうど、カメラマンを挟むような位置で、カメラを見上げているのが、本学園の島﨑顧問と、ディレクターを担当している学生。
 
 2枚目の写真。
 お借りしている高等学校の学生・・・ではなくて、撮影の合間の仲良しのスタッフでもなく、実はエキストラの学生。メインの役者のお二人の背後に写る設定の、放送芸術科の2年生と1年生の2人です。
 もちろん、このためだけの役割ではなくて、本来のスタッフとしての仕事との兼務。
 自然な演技ですよね。
 
 今さらですけれども、撮影を担当しているのは、放送技術科の学生。
 1人ではなく、授業を履修しているカメラマン志望の全員で、交代で担当していくのです。
 カメラの上に取り付けられた液晶モニターによって、アドバイスを指導を受けながら、勉強をしながら撮影を進めていきます。

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 9月7日の記事では、台風による荒天対策として、機材車の中でコンパクトにまとめた「映像・音声ベース」を紹介しましたが、今回は違って、ゆとりの環境・豪華な設備(ちょっと大げさ)。
「ドラマ制作」ロケーションの様子です。
 都内の、ある高等学校をお借りしての撮影は、朝から夕方までの長時間。収録するカット数も、かなり多めということもあって、ここはコンパクトさより、作業しやすい環境第一、となっているわけです。
  
 写真1枚目、1番左に映像ベース。VE(ビデオエンジニア)が、カメラの色や明るさの制御と、VTR収録に関する事を主に行うシステム。
 その右は、VEと横並びに照明チーフ(ライティングディレクター)が。照明と明るさを監視したり指示を出したりします。
 1番右に音声ベース。いくつかのマイクロフォンからの音声を整調したり、また、出演者の近くにいる音声スタッフに指示を出したりします。
 
 ベースは、台車の構造を持っているので、必要に応じて、細かく移動しながら撮影を進めていくこともありますが、今回の高等学校でのロケでは、図書室から廊下・教室・裏庭・正面アプローチなど、すべての場所に関して、ここを本拠地としたのです。
 
 2枚目と4枚目は、音声さん活躍の模様。
 特に、4枚目の写真。言うまでもなく、当然のごとく撮影用ポーズ決め無しの、ごく自然な表情。
 とにかく真剣!ですね。
 
 戻って3枚目は、VEを担当する学生。
 右手で操作しているのは、カメラ(CCU:カメラコントロールユニット)のリモートコントロールパネル。
 これを使って、明るさや色あいを調整します。