2010年1月 のアーカイブ
(Q1)の答えです。
右手で持っているものは、「ズーマー棒」というもの。
テレビカメラ用ズームレンズが開発されてから、この「ズーマー棒」でレンズを操作して、ズームイン・アウトやフォーカス(ピント)を制御する方式が一般的に用いられました。
レンズメーカーのカタログでは、「一軸二操作方式」と記されていて、つまり、右手で持つ「皿付きの1本の棒」で、ズームとフォーカスの2つの操作をする、という意味になります。手が届かない前面にあるレンズを操作するために開発された、レンズ操作の方式の1つなのです。
右手で持つ「皿状のもの」を押したり引いたりすることで、ズーミング。それを左右に回転させることによって、フォーカシングの操作をします。
機器の操作には違いないですけれど、テレビで見られるような、「気持ちの良いズーム操作」のためには、カメラマンが、気持ちを込めて操作する、ということが、欠かせないのですね。
ちなみに、最近は、いわゆる電気仕掛けの方式もかなり増えてきて、手元のスイッチで、モーターを駆動させてレンズを操作する、「サーボレンズ」が一般的になりつつあります。
「直角」に意味がある
2010年1月30日 工事
(Q1)右手で持っているものは?
2010年1月28日 クイズ
東放学園専門学校では、このたび、開設10年を迎えるテレビジョンBスタジオのすべての映像機材を入れ替え、HDTV化・デジタル化します。
導入する機材は、すべて新規に購入するもので、総額数億円規模。
これは、過去から今までの、多くの学生・保護者の皆さんの学費によって実現するものですし、また、東放学園を日ごろから暖かく見守ってくださっている、沢山の方々の協力によって、成り立っているものです。
誠にありがとうございます。
・学生の方が使いやすい機材
・実習授業等で扱いやすいシステム
・実際の放送現場に即した仕様
・無駄を省き、必要なものにコストをつぎこむ
これらを主なコンセプトとして、計画を進めてきました。
工事は、明日1月29日より開始し、3月初旬をめどに完成。トレーニングやシミュレーションなどを経て、3月27日の「オープンキャンパス」より本格的に運用開始となります。
このブログは、関係する方々の了解を得ながら、普段、ほとんど目にすることがない、テレビスタジオ・サブの工事作業の様子や機材の説明、そして、実際の使用風景を、ご覧になる皆さんに紹介するものです。
よろしくお願いします。
(写真は、完成予想パースです)