2010年1月31日 のアーカイブ
(Q1)の答えです。
右手で持っているものは、「ズーマー棒」というもの。
テレビカメラ用ズームレンズが開発されてから、この「ズーマー棒」でレンズを操作して、ズームイン・アウトやフォーカス(ピント)を制御する方式が一般的に用いられました。
レンズメーカーのカタログでは、「一軸二操作方式」と記されていて、つまり、右手で持つ「皿付きの1本の棒」で、ズームとフォーカスの2つの操作をする、という意味になります。手が届かない前面にあるレンズを操作するために開発された、レンズ操作の方式の1つなのです。
右手で持つ「皿状のもの」を押したり引いたりすることで、ズーミング。それを左右に回転させることによって、フォーカシングの操作をします。
機器の操作には違いないですけれど、テレビで見られるような、「気持ちの良いズーム操作」のためには、カメラマンが、気持ちを込めて操作する、ということが、欠かせないのですね。
ちなみに、最近は、いわゆる電気仕掛けの方式もかなり増えてきて、手元のスイッチで、モーターを駆動させてレンズを操作する、「サーボレンズ」が一般的になりつつあります。