2013年12月 のアーカイブ
5日間に渡った、スタジオ収録やロケーションを無事に終えて、クランクアップ!
スタッフの学生より、出演していただいた皆様へ、花束の贈呈。
撮影前の立ち稽古や準備から含めますと、およそ2週間、ご協力いただきました。
上の中段の写真をご覧いただいて、写真右より
大野 俊亮さん・夷 正信さん・東 英子さん
写真左より、木村 結香さん・濱崎 大輝さん
そして主役の近江 麻衣子さん、でございます。
誠にありがとうございました。
出演者の皆さんから、一言ずつお話をいただいた後は
最後の撮影に参加した全スタッフと、記念の集合写真を。
撮影してくださったのは
劇中のカメラマン役の出演者への、カメラマン指導もご担当いただいた、豊口 隆之さんです。
撮影は終わりましたけれど、この後、編集やMAなどの作業も
まだまだ、続きます。
テレビ番組の「メイキング映像」は、比較的目にするチャンスがあって
皆さんもご覧になったことがあると思います。
ただ、本番中というよりかは、リハーサル中の様子である事の方が多いでしょうかね。
そして、スタジオフロアなど、出演者の方がいたりカメラマンが居たり、という光景が多いと思いますが
前回お伝えしたような「サブコントロールルーム」の様子は、ややレア。
増してや、本番中の、サブコントロールルームでの、スタッフの様子というのは、かなりレアでありましょう。
・・・ということで、前置きが長くなりましたけれど
今回は「ドラマ制作 2013」での、本番中の様子を動画で
お邪魔をしないように、そぉ〜っと撮影させていただきました。
ポイントは活躍する学生すべて、ではありますが
特筆すべきは、映像を切り替えるスイッチャー(動画中の手前のスタッフ)。
もちろん、学生ですけれど、このシーケンスの芝居や切り替えるべきカメラナンバー
カメラワークなどの「コンテ」、切り替えるタイミングなどなど
つまりは、カット割りの内容を頭に入れて・・・の作業。
見ているものは、常にテレビモニターである事からも、お解りいただけるでしょう。
それでは、ご覧ください。
前回は12月6日に紹介しました「ドラマ制作2013」。
屋外でのロケーションが一通り終わって、撮影最終日はスタジオ収録。
しかし、最終日のスタジオフロアの様子は、11月の初めに既に紹介しておりますので
今回は、スタジオフロアーの上階に位置している「サブコントロールルーム」を。
こちらで仕事をするスタッフは、それぞれ下の9面マルチの写真で・・・
ディレクター(上段中央に写る学生)
スイッチャー(中段中央に写る学生)
記録(下段左、ディレクターの右に写る学生2名)
音声(下段中央に写る学生2名)・ビデオエンジニア(下段右に写る学生)
その他、掲載した写真以外に、プロデューサーや、照明・CG TELOPなどのスタッフも。
笑顔が見られる事は一時的にはあっても、言わずもがな、基本的には常に真剣な表情。
今までの数ヶ月間に及ぶ準備を経て
他のスタッフと一致団結して進めてきた作品製作を、結晶化させるわけですからね。
スタジオフロアーでは、主に美術を担当する学生が準備に勤しむ中
楽屋では、今回、MCを担当する出演者の方との打合せが、同時並行。
下の上段と中段左の写真です。
スタッフ方は、ディレクター・タイムキーパー・チーフアシスタントディレクターが参加。
番組全体や各グループ独自のコーナーの説明をしたり
ナレーション原稿の読み合わせをしたり、使用するフリップボードを確認してもらったり、という内容。
それが終わると、技術系スタッフとの「技術打合せ」です。
上述のスタッフに、映像を切り替えるスイッチャー・音声・カメラマンなどが加わって
ディレクターが、技術的なポイントを説明。
これらの打合せが、ディレクターの腕の見せ所でしょうね。
ディレクターの意向や演出など、意気込みを所信する場だからです。
こちらの写真も、いくつかのグループのそれぞれの様子をご覧いただきましょう。
上の写真は、本番直前の様子。
今回の課題、「MC(司会進行役)」をご担当いただくのは
MCテーブルに向かって座っていらっしゃる方
フリーランスのアナウンサー「高尾 晶子」さん。
放送芸術科の実習授業「スタジオ番組制作」です。
そして、その手前に缶コーヒーが置かれていますが、これは「提供ディスプレイ」。
この課題番組は、「UCC」が一社提供のスポンサーという設定でして
提供クレジット(提供会社などを画面で紹介する部分)の背景映像に使用するものなのです。
上の9枚の写真をご覧いただくと、まさに一目瞭然ですけれど
このディスプレイのデザインや飾り付けなども、放送芸術科の学生が担当。
まあ最近では、提供スポンサーの会社が、番組で1つの「一社提供」はかなり減りはしましたが
なにせ一社のみですからね、宣伝効果をしっかりと意識して
視聴者の購買意欲を掻き立てる必要がありますからね。
前々回などにお伝えしたように、近くに置かれているテレビモニターで
カメラ写りを確認していきながら、丁寧に、しっかりと、ディスプレイします。
そして、その結果が以下の写真のそれぞれ。
16グループに分かれていますので、実際は16ディスプレイ。
今回は、抜粋の4つのみ、とさせていただきましょう。
クリスマス、ですね!
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
けれどもしかし、1年の、速い時間経過を感じる、そんなタイミングでもありますよね。
たとえば、6月終わりに感じる1年間と
12月終わりのこの時期に感じる1年間とは、随分と感覚が異なる。
やはり、印象度の違いというか、強弱によるものでしょうかね。
・・・ということで、クリスマスと言えば「イルミネーション」。
1枚目の写真は、東京都の校外から見る
東京スカイツリー、その手前の新宿近辺から渋谷にかけて。
下の3枚目の写真は、同じ場所からの、六本木ヒルズから東京タワーにかけて。
近くで見る、街中のイルミネーションも綺麗ですけれど
遠くから見ると、街というか都市全体がイルミネーションで、素敵ですよね。
デザインするのも、オブジェなどの造作も、放送芸術科の学生が担当。
現場での実際は、もちろん、美術のスタッフがデザインしたり作ったり建て込んだりしますが
将来、おそらくはほとんど携わらない分野を体得する、ということがポイント。
「やらないけれど、知っている」ということが、特にディレクターには求められるからですよね。
そして、前回の写真も今回の写真も、じっくり見ていただくと
位置を決めるなどしている学生は、横に向いて何かを見ているような様子が観察されると思いますが
これは、その先に置かれている、カメラで撮影した映像が写っている
テレビモニターを見ているのでして、要するに「カメラ写り」を確認しながら
見せるべき物のレイアウトや向きなどを調整しているのです。
上の下段の2枚は、MC(司会者)の背景の美術セットの配置を、確認している学生です。
写真は、少し前で11月頃に撮影したもの。
思い起こせば、ちょうど少しずつ寒くなってきたな、という時期でしたけれど。
テレビカメラがあったり、美術セットがあったり、スタッフが写ったりと
特に上の写真、テレビスタジオっぽいですね。
放送芸術科の「スタジオ番組制作」という、実習授業です。
この授業は、とにかくいろいろな事・役割を経験する、これが目的の1つ。
ディレクターや作家、タイムキーパーやマネージャーなどを目指す学生の学科ですが
下の写真のように、美術セットのデザインや作り付けなども、手分けをして分担するのです。
学科全体が16グループに分かれて、それぞれ1つずつの番組制作をする、という課題でして
そのグループ違いの、各々の写真を掲載しています。
(写真をクリックすると、拡大表示されます)
そして、今回の美術セットの全景が、上の写真。
棚やキッチンや扉などの建具以外は、ほぼすべてパネルによる造形。
ベニヤ板に垂木・・・という工程で作られているわけでして
壁以外にも、基本パネルの工法は、あらゆる部分に関わるものなのです。
見学の最後は、スタジオフロアーの上に位置する「サブコントロールルーム」下の上段の写真。
機材が沢山並んでいますけれど
美術セットに美術スタッフ、そして、関わるすべてのスタッフや出演者の努力を
完成形に導くスペースでもあります。
そして最後は、就職資料室で就職のお話。
学科の担当者より話を聞いて、質問コーナーなどがあって
テレビ美術科の「オープンキャンパス 体験入学」は終了です。
今後の日程や内容など、こちらの本校webサイトでご確認の上
興味がある皆様、ぜひ、ご参加ください。
(今回紹介したものは、今後の日程の「大道具」の内容となります)
パネル作りを体験している様子を紹介しています
東放学園専門学校「オープンキャンパス 体験入学」テレビ美術科編。
ノコギリ・ナグリ・差し金などを使って、パネルのベースが完成したら、体験コーナーは終了。
もちろん、実際にはこの先に数々の工程がありますけれど、時間がかかる作業となりますからね。
ということで、この先は説明だけに留めておいて
最後は、参加した思い出というか記念の、イラストや名前などを書き入れる作業です。
時期的に、今回のテーマは「クリスマス」。
このお題目で、参加者の方々が、好きな書きたいイラストを、自由に書いていきます。
クリスマスツリーや雪だるまなど、可愛らしいもの。
やはり、美術に興味があって参加される皆さんですから、短時間に上手に。
・・・で、下の写真。
「杉本」という名前入りで描いたのは、現場で活躍されている卒業生で、今回の担当講師の先生。
上手ですけれど、リアルサンタさんみたいで、ちょっぴり不気味でしょうか(笑)。
オープンキャンパスは、まだまだ続きます。
当ブログはですね、在学生や卒業生、業界で活躍されている方々
そして、本校に興味があり、入学を希望している多勢の方々もご覧になっているということで
東放学園専門学校「オープンキャンパス 体験入学 〜テレビ美術科編〜」を
今回から数回に分けて、ご紹介いたします。
本学校長からの挨拶や参加者の方への全体説明
そして、学科毎に分かれて、各学科の特徴やカリキュラム説明があった後に
テレビ美術科に参加するの皆さんは、作業工房に移動です。
まずは、今後、学校でも現場に出ても、使用頻度が高い道具の説明。
目的や持ち方から始まり、使用方法やコツなどなどなど・・・。
講師を担当するのは、本校の卒業生でもあり、目下、現場でも活躍されている方でございます。