2015年2月 のアーカイブ

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前回に続きまして、テレビ美術科学生の、活躍の様子。
一通り、出演者の背景などになり得るパネルが組みあがると
次に欠かせない作業が、細かい部分の造作や修正など、つまりは吟味して完成度を高める事。
上の写真をご覧いただくと、何かを剥がし、ハサミを使って何かを貼っている様子。
これは「目張り」と言って、パネルの各部材を塗った塗料と、同色で塗られているテープ状のものを
組合せ接合された際に、必然的に生じる境界線の上に貼っていく作業なのです。
上の下段の左右の写真を見比べていただくと、解ると思うのですが
ちょうど貼られた黄色のライン、右の写真では、ほとんど目立たなくなりましたよね。
この様な、一見してよく解らない細かい部分にも、気を配って作業することによって
全体としての完成度が上がり、洗練された美術セットになるわけです。
 
そして、背景のパネル以外にも、デザインされた道具や部材などを持ち込んだり、配置したりして
美術セットの建込みは、そろそろ終了!
完成した全体像は、今後、ご紹介させていただきます。

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午前中に就職セミナーを終えた午後は
メディア・放送系業界の各企業の担当者をお迎えしての「企業説明会」。
どんな会社か?どんな仕事をしているか?どのような人材を必要としているか?
そして、この業界で働き活躍するためには、どのような心構えが必要か?・・・という話も。
もちろん、それまでの就職に関する授業によって、学生も意識をしたり自覚したりしている筈ですが
その世界で働いている人からの、いわゆる「生の意見」ですから
従来のそれらとは、また少し違った心構えができたでしょうね。
 
各企業から説明に来ていただいた方の中には、本校の卒業生も多数。
「自分の就職活動などは、どうだったのか」などなど、数多くの大切な話を、してくれたわけです。
この先の「就職」「就業」に向けて、さらに強く導くものになったに、違いありません。

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ただ、一方的に話を聞くだけのセミナーではなく、挨拶をしたり、面接に繋がるトレーニングをしたり。
けれども、写真をご覧いただくと
緊張している姿というより、意気感じる楽しそうな光景が多めですよね。
実際の就職活動や面接試験などでは、まあ、緊張するでしょう。緊張しないわけがない。
しかし、意欲的・能動的・活動的な気持ちの先にある緊張と
そうではない、萎縮している緊張とは、それを観ている相手、例えば面接官にも
その違いが解ると思うのです。
「緊張はしているだろうけれど、それで?あなたはどんな方?」・・・と。
今後の人生のための、一大決心ですし、作戦の遂行なわけですから
とにかく、先を見通して、自分を見直して、元気にしっかりと
そうして、前に進んでいく、という気持ちが、大切ですよね。

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2月4日の「立春」。
実際には、まだまだ寒い日が続く時期ですけれど、暦の上では、今日から春!という日。
ちょうど、この「立春」を迎えて、東放学園専門学校の5学科全体で行われたのが「就職セミナー」。
「就職ナンバーワン!」を目指す本校としては
間もなく本格的に始まる就職活動を目前にして、この日は、大きな節目な日。
いや、学校というよりかは、学生自身にとっての、重要な日。
つまり、就職を勝ち取るための、「決起の日」なのです。
 
まずは、学生を意気揚々とした就職活動へ
強靭に導くプロと言っても過言ではない、特別講師の先生からの話を、しっかりと。
来春の、社会人としての、華々しいスタートに向けて
そのための、1つ前の「春」が、始まったのです。

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とりわけ、テレビなどの番組や作品の完成系とは、形ではなくとも「もの」。
ゆえに「もの創り」と例えられることが、しばしばあるのですけれど
本校のテレビ美術科の学生の活躍を観ていると
真に、そして本来の「物作り」。
つまり「もの創り」であり「物作り」の作業なのですよね。
 
食べ物でなければ、もの作りというと、ある一定の期間は、その形が保たれる。
しかし、テレビ美術におけるもの作りとは
撮影に使用された後は、すぐに解体されて、形ある物がなくなるというケースも
少なくないわけです。
ですから、写真の様な、活躍する姿を観ていると
手向ける想いや力を、一層強く、感じるのです。
 
(一連のテレビ美術科を紹介する写真撮影:職員 吉田)

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例えば、朝の気温がマイナス3度という厳寒の時期
たまに、プラス5度の朝があると「暖かい朝だな」と思う。
しかし、日中の気温がプラス5度しかない、となると「うわ〜、今日は寒い〜」となる。
「朝は寒い」という必然性、「冷え込む朝よりも、日中は暖かい筈だ」という先入観
それら、必然性や先入観などが覆る、つまりギャップによっても
体感気温は異なるのでしょうね。
 
ほぼ同様に、雪が降っている天候だと必然的に「寒い筈だ」という気持ちになる。
つまり、視覚的要素で、心の準備ができるわけで
そうなると「雪が降っている割には暖かい」と感じられるのだろうな、と。
そんな事を考えた、先週末の雪景色。
まあ、これは東京近辺の話ですから、寒さが厳しい地方では、
気象現象や、それに伴う気持ちは、また違うでしょうけれどね〜。
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