前回に続きまして、テレビ美術科学生の、活躍の様子。
一通り、出演者の背景などになり得るパネルが組みあがると
次に欠かせない作業が、細かい部分の造作や修正など、つまりは吟味して完成度を高める事。
上の写真をご覧いただくと、何かを剥がし、ハサミを使って何かを貼っている様子。
これは「目張り」と言って、パネルの各部材を塗った塗料と、同色で塗られているテープ状のものを
組合せ接合された際に、必然的に生じる境界線の上に貼っていく作業なのです。
上の下段の左右の写真を見比べていただくと、解ると思うのですが
ちょうど貼られた黄色のライン、右の写真では、ほとんど目立たなくなりましたよね。
この様な、一見してよく解らない細かい部分にも、気を配って作業することによって
全体としての完成度が上がり、洗練された美術セットになるわけです。
そして、背景のパネル以外にも、デザインされた道具や部材などを持ち込んだり、配置したりして
美術セットの建込みは、そろそろ終了!
完成した全体像は、今後、ご紹介させていただきます。