2010年3月29日 のアーカイブ


 サブコントロール、制作卓で仕事をする学生スタッフ。手前から、
TK(タイムキーパー)<放送芸術科>
ディレクター<放送芸術科>
TD(テクニカルディレクター)<放送技術科>
VE(ビデオエンジニア)<放送技術科>
が並びます。
 さすがに、これらのスタッフを背後から撮影しても、役柄をあまり表現できないので、本人それぞれに許可を得て、回り込んで、撮影させてもらいました。
 機材や環境がもの凄く変化を遂げても、これらのスタッフの動き、仕事の方法・手段は、ほとんど変わらない。現に、写真を見ただけでは、デジタルもHDTVも、伺い知れませんよね。
 この変わらなさに、もの創りのテーマが隠されているのです。
 
 


 続いて、スタジオフロアにある、マルチモニター(4画面マルチ)の写真。
 4つに分けられた「小窓」には、それぞれ、カメラマンが撮影している画面が入っています。
 これは、「その瞬間で何を撮っているのか」が、とても解りやすく表現できるので、Bスタジオが開設されたおよそ10年前から設置していました。ただ、スタジオの一カ所に、テレビモニターを4式並べての使用。
 それが、今回は、システムを完全にデジタル化することで、サブコントロールやスタジオフロアのどこでも、4画面マルチ表示が可能ですし、誰でも簡単に4画面の中身も簡単に入れ替えれようになり、また、HD化し、画面も大型化したことで、かなり高画質で表示できるようになりました。こういうわけで、今回の「フルデジタル化フルHDTV化更新工事」で、大きな恩恵を受けた1つでもあります。
 
 
(前後の記事の写真を含め、被写体になっている本人の許可を得て撮影していますが、写真を転用しないようお願いします) 
 
 


 さて、引き続き、27日28日に開催されて「Welcome東放」の写真。
 かなり暗い部屋のように感じると思いますが、実際はもう少し明るいです。テレビモニターの明るさに合わせて撮影したので、相対的に暗く写ります。「人の眼」は、暗い所でも明るい所でも、比較的それなりに、しっかりと見えますが、デジカメだと、そうはいきません。暗いものはかなり暗く、明るいものはかなり明るくなるのですね。
 この特性は、テレビカメラでも一緒。そのために、照明のスタッフが丁寧に照明を作り、VE(ビデオエンジニア)のスタッフが、丁寧に映像を調整します。故に、たとえば、テレビドラマの夜のシーンでも、夜らしく、それなりにしっかりと出演者が見られる、と、こういうわけです。
 
 写真のモニターウォール、テレビモニターそれぞれがサイズアップし、各々との隙間も減りました。こうして見ると、かなり迫力ありますね。
 テレビモニターのすべてが液晶ディスプレイ。一部を除くほとんどが、アストロデザイン社の製品。