2010年3月16日 のアーカイブ

むしろ、機材よりも

2010年3月16日 雑感


 スタジオフロア、お昼頃の写真。
 向かって手前に、比較的整然と置かれているのは、すべて廃棄する物。段ボールや発泡スチロールの量をご覧いただくと解ると思いますが、廃棄となる機材より、今回購入機材を包んでいたものが、圧倒的に多いのです。丁寧に畳んで整理していただいていても、これだけの量ですからね。
 午後は、専門の廃棄業者の方が入って、トラック1台に、これまた、高密に綺麗に、積んでいきました。 
 
 


 昨日、スイッチャーの専門家の方に、スイッチャーコントロールパネル等の説明と設定をしていただいたのですが、実は、こんな設定もしていただきました。

 写真の、「テンキー」のようなパネルボタン。表示している部分は液晶になっていて、数文字を表示できるようになっています。
 その中の「AUTO7」や「AUTO10」ですが、これは、「学校ならでは」という、スタジオスイッチャーシステムとしては、非常に特殊な設定。
 このボタンを押すと、1CAMから3CAMまでの3式のカメラを、7秒ずつ・10秒ずつ、スイッチャーが自動的に切り替えてくれます。
 カメラマンは、可能な限り「短時間」で、次の映像を撮影しなければならない、という場面が、もの凄く多い。スタジオドラマの撮影だろうが、スポーツ中継だろうが、報道取材だろうが、例外ないのです。
 この設定は、実習授業で、時間内に目的のアングルやサイズで撮影する、というトレーニングをする場合、とても有効。何しろ、スイッチャーが自動的に、決められた時間内で、カメラを切り替えてしまうわけですから。学生は、何としても、その時間内で、ポジションを変えたり、アングルを変えたり、サイズを変えたり、という努力をするしかありません。 


 スタジオフロアでは、工事で不要になったパーツを再利用して、ケーブルを掛ける特製の「フック」を付けていただいているところ。
 私が、「これどうしようかな〜」「こうなると良いな〜」と、何となく思っていると、担当の方が「こういうふうにしたほうが良いですよね?」「こうしてみましょうか?」と、提案してくれるのです。しかも、ほぼ思っていたとおりに、です。今回の工事作業で、いったい、このようなシチュエーションが何回あったことでしょう。
 こちらから、お願いしたこともありますが、言わば「自発的」に提案していただき、動いていただいていることの方が、多かったわけです。
 もう、本当に、大変、感謝、です。

(Q8)の答え

2010年3月16日 クイズ



3/12のクイズの答え。
 正解は、(D)の、圧縮空気で、スタジオカメラの高さを変える機構を持つ、「ペデスタルドリー」への封入に使う
でした。
 
 1枚目の写真は、昭特製作所社製ペデスタルドリー「TP-80B」にある、空気の封入口と、プレッシャメーター。
丸いメーターの横にある、金属製の金具に見える部分に、空気入れの口を差し込み、空気を入れます。
 もちろん、高さを変える度に、空気を入れるのではなく、1年に1回程度、圧力が保たれているかどうかを、確認する程度で、大丈夫。
 2枚目の写真、左側が最低高の状態、右側が最高高の状態。このストロークの範囲内で、自由に高さを決められ、上下動作も大変スムーズです。
 ちなみに、以前は圧縮空気の代わりに金属製のバネを使用していました。