2010年2月 のアーカイブ
レバーキーステーション
2010年2月19日 HD機材設備
クイズ(Q4)の答え
2010年2月18日 クイズ
2/14のクイズ、正解は、(B)のケーブルにつける沢山のBNCコネクタ、でした。
BNCとは、Bayonet Neill Concelman(※)の略。主に、放送業務用途の、映像信号(通信)の伝送ケーブルとして、使用されているケーブルコネクタです。
家庭のテレビとビデオを繋ぐのに使用するケーブルでは、赤・白・黄色のRCAケーブル(アメリカの元RCA社が規格を開発したケーブル)が有名ですが、BNCは、「引くだけでは抜けない」などの信頼性の高さから、放送業務用のケーブルコネクタとして、一般的になりました。
加工したケーブル1本1本に、BNCコネクタが取り付けられていきます。
(※ BNCの名前の由来については、諸説あります)
今回の、フルHD化・フルデジタル化更新工事ですけれど、それを達成しているのは、「高速化」「集積化」。いずれも、デジタルの技術が下支えになっているわけです。そして、この更新工事作業も、特に映像関係に関しては、すべて、それらの技術が盛り込まれた、最新の機器を選択しています。
そうした沢山の機器を生かす環境を作るには、デジタルのように量子化できない、ベテランの職人の方々の「目に見えない経験値・技術」といった、言わばアナログ的な、過去から途切れのない「技」が、絶対欠かせないのです。
「デジタル」の語源でもある「ディジット」。これはそもそも「指」という意味。付帯的に、「長さ」を意味します。「アナログ(連続)」と、そう大きく変わりありません。
マスターセットアップユニット
2010年2月17日 HD機材設備
こういう機材もあります
2010年2月16日 HD機材設備
はい、そして、1つ前の記事でのケーブルは、どこに繋がっているのか、というと、写真右の同じようなものが3式、縦に並んで見える機器。
ビデオトロン製の、「70モジュールシリーズ」です。
具体的な機材名がないのは理由があって、様々な目的・用途の機器(基板)の集合体だからなんですね。箱がいくつか並んでいるように見える部分があるのですけれど、これら各々が、それぞれ別の役割を負っている、つまり、機器の集合体。喩えれば、お中元などの「調味料詰め合わせセット」のようなもの。
この集合体の中には、アップコンバータボード(SDTV※映像信号をHDTV※規格に変更する機器)や、HD VDAボード(HDTV規格の信号を増幅して分配する装置)などが、入っています。
※SDTV スタンダードディフィニションテレビジョン いわゆるアナログ放送に使用されている、走査線525本の方式)
※HDTV ハイディフィニションテレビジョン いわゆるデジタル放送に多用されている、走査線1125本の方式。「ハイビジョン」と呼ぶ場合もある)
いつの間にか、みたいな
2010年2月16日 工事
写真上は、1/30の記事に載せたもので、写真下は、昨日撮影したものです。ほぼ同じアングルからの撮影。およそ、半月で作業がかなり進み、随分と様変わりしました。
あと、1週間ほどで、ほぼすべての機材が入る予定。学校の、ややタイトなスケジュールに、いろいろと協力をしていただいています。ありがとうございます。
先日の土曜日は、特に綺麗に整然と作業が終えられていて、安全で見学にも支障がない、ということで、翌日の日曜日に行われた「オープンキャンパス」では、放送技術科の希望で来校された方々を中心に、作業途中の現場を、実際にご覧いただきました。
次にご覧いただけるチャンスは、3/27と3/28に予定している「オープンキャンパス」。完成後の初公開です。もちろん、見るだけでなく、使うのですけれど(笑)。