2010年2月16日 のアーカイブ


 はい、そして、1つ前の記事でのケーブルは、どこに繋がっているのか、というと、写真右の同じようなものが3式、縦に並んで見える機器。
 ビデオトロン製の、「70モジュールシリーズ」です。
 具体的な機材名がないのは理由があって、様々な目的・用途の機器(基板)の集合体だからなんですね。箱がいくつか並んでいるように見える部分があるのですけれど、これら各々が、それぞれ別の役割を負っている、つまり、機器の集合体。喩えれば、お中元などの「調味料詰め合わせセット」のようなもの。
 この集合体の中には、アップコンバータボード(SDTV※映像信号をHDTV※規格に変更する機器)や、HD VDAボード(HDTV規格の信号を増幅して分配する装置)などが、入っています。

※SDTV スタンダードディフィニションテレビジョン いわゆるアナログ放送に使用されている、走査線525本の方式)
※HDTV ハイディフィニションテレビジョン いわゆるデジタル放送に多用されている、走査線1125本の方式。「ハイビジョン」と呼ぶ場合もある)


 機器への結線が始まっています。
 我々(特に自分)のような素人が機材に結線する場合、結構「大騒ぎ」というか、「四苦八苦」というか、比較的「ビックイベント」的な雰囲気が漂うのですけれど(笑)、そのような空気感はほとんどありません。良い意味で「淡々」とスムーズに作業が進んでいきます。故に、遠目で見ていても、「結線している」というふうに見られない。いつの間にか繋がっている、そんな感じなのです。

圧着して・・・

2010年2月16日 工事


 長さを揃えて切られていた、映像信号などを通すケーブルの先には、次々と手際良く、BNC端子が付けられていきます。今回の更新作業で、ほぼすべて新しいケーブル・新しい端子に。
 ケーブルの先端を加工するように3層に切り分け、取り付けていきます。いったい、何回同じ作業が繰り返されるのでしょうか。
 写真は、ちょうど、端子の金属部分をケーブルに圧着している最中。