2010年2月21日 のアーカイブ


 制作卓の前面向かって奥になる、VE(ビデオエンジニア)のスタッフが座る部分には、今回、特別注文をした機器が入りました。
 VEがテレビカメラや各信号を調整するための、マスターテレビモニター(SONY製BVM-L231)の、セレクターパネル。
 家庭用テレビの、入力切り替えボタンに相当するものになります。もちろん、1つや2つではなくて、スタジオ・サブコントロールルーム内の、すべての映像信号を選択することができる、「VEセレクターパネル」という名称の機器。
 そもそも、カタログには載っていない「特注機器」ですし、特に、左側の6ボタンは、VEが作業をしやすくするために、図面から起こして、特別に製作してもらったもの。おそらく、世界中で、東放学園専門学校Bスタジオ・サブコントロールルームにしかない、組み合わせの機器になるはずです。


 写真は、今までも紹介している、SONY製スイッチャーコントロールパネル「CCP-8000」を別アングルから。
 ボタンの数を数えてみたら、コントロールパネルだけで、668個もありました。ちなみに以前使用していたパネルは、103個。およそ6倍に増えたわけです。
 言うまでもありませんが、問われるのは、これらの最新の、高機能な機材を使って「何をつくるか」であり、結果「何を得るか」ですね。
「数」でも「倍数」でもない、定量化できないところに、「ものづくりの醍醐味」があるのです。


 5問目のクイズです。
 写真の「白い物体」は、何というものでしょう?
 また、何のためのものでしょうか?

 (ヒント:他の記事の写真を、よーくご覧ください)