2010年2月3日 のアーカイブ


 写真は、今回の、「東放学園専門学校 テレビジョンBスタジオ 機器設備HDTV化更新工事」の、機器配置・布線(配線)等設計図面集です。
 厚さの比較のために、ノートパソコンの上に置いてみました。なんと、全部で47ページ。この他にも、新規製作のモニターウォールと制作卓の、設計詳細図面もありますから、さらに増えるわけです。「凄い!」という以外、言葉がありません。 
 もちろん、この図面だけで完成するわけではなく、ベテランの作業担当者の方々の、頭の中の膨大なノウハウがあって、達成されるのですね。
 


 一度は「空」になった、映像機器を収納するラック(19インチラックとも言います)には、徐々に機材が入り始めました。
 左下に、梱包用のカバーが掛かっている機材がありますが、これが、サブコントロールルームの要になるもの。特に大事だから、といって、出し惜しみしているわけではありません(笑)。比較的大型ですし、特にホコリにも弱いので、一層大切に扱われているわけです。
 ちなみに、写真中央と右端に、縦方向に、白いテープに何か書かれているのが見られますが、これは機材の型番なんです。予定地を記しておいて、作業の効率を上げるためなのですね。

 19インチラックや各々の機材に関しては、今後、詳しく説明します。

端子

2010年2月3日 HD機材設備


 今日も、布線(配線)の作業が続いています。
 写真は、一見、何だか解りませんが、映像信号が通る「BNC同軸ケーブル」がささる「端子(差し口)」が並んでいる様子。機器の裏側を撮影したものです。一般的な家庭で、テレビとビデオデッキを繋ぐ、頭が黄色いコード「RCAケーブル」とは違い、簡単に抜けない構造。放送機器などに用いられる、安全設計のデザインです。
 もちろん、写真の「端子」は、これでも全体の一部。サブコントロールルームの機器全体で、数えきれないほど沢山あります。