2010年2月23日 のアーカイブ



 はい、そこで、今回紹介させていただくのは、その「細い髪の毛と細い髪の毛」を接合(繋ぎ合わせる)させる、専門の工具。いや、「機器」としたほうが相応しいでしょう。
 「古河電工社製 超小型光ファイバ融着接続機」です。光ファイバ線の被覆を取る専門の道具、そして、ファイバをカットする専門の道具の後、この機器の登場です。
   

 二枚目の写真は、融着直前の写真。この後、黄色と青色の被覆のファイバ同士が、熱によって、接合します。
 青い箱の様なものの上に、白く見えているのが、融着する光ファイバ。
 細くて撮影できないと思いきや、カメラがブレたおかげで、白く太く、撮れました(苦笑)。
 作業を一時止めてもらい、撮影させていただきました。ありがとうございました。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)
 


 今日は、テレビカメラ用光ファイバケーブル(光カメラケーブル)を、サブコントロールルームとスタジオフロアに取り付ける日。専門業者の方が来校し、朝から作業を続けています。

 なぜ、この話題をフィーチャーしているのかというと、ケーブルの中に入っている「光ファイバ」は、髪の毛の細さ、あるいは、それ以下しかないからです。
 HDTVではない、従来方式のカメラケーブル(トライアキシャルケーブル)は、それが、針金のようなもの。だから、半田ごてと一般的な工具があれば、同じ作業が可能だったのですが、光カメラケーブルの加工は、つまり、「細い髪の毛と細い髪の毛を、繋げる」ような動作が必要なので、大掛かりで、デリケートな作業になるわけです。

学園祭の時の

2010年2月23日 実習風景


 以前紹介した、スタジオフロアでの過去の実習風景。今回は、サブコントロールルームです。
 学園祭では、2日間に渡り、14時間に渡る「模擬放送 TOHOチャンネル」という、ビックイベントがあるのですが、その時の一場面。規模が大きいだけに、機材を持ち込み、増設して運用しています。写っているのは、すべて学生。学生が番組の企画制作を担当し、学生が映像・音声システムを考え、学生が美術セットや照明を担当。学生達だけで、製作します。頼もしい!

 今年は、機材が新しくなり、充実もします。今年の番組制作も充実したものになるでしょうか。なりますね、きっと。期待したいですね。