今回の、フルHD化・フルデジタル化更新工事ですけれど、それを達成しているのは、「高速化」「集積化」。いずれも、デジタルの技術が下支えになっているわけです。そして、この更新工事作業も、特に映像関係に関しては、すべて、それらの技術が盛り込まれた、最新の機器を選択しています。
そうした沢山の機器を生かす環境を作るには、デジタルのように量子化できない、ベテランの職人の方々の「目に見えない経験値・技術」といった、言わばアナログ的な、過去から途切れのない「技」が、絶対欠かせないのです。
「デジタル」の語源でもある「ディジット」。これはそもそも「指」という意味。付帯的に、「長さ」を意味します。「アナログ(連続)」と、そう大きく変わりありません。