2010年2月 のアーカイブ

モニターへの布線

2010年2月10日 工事


 昨日は20℃、今日は10℃以下。温度差がもの凄いですね。
 サブコントロールルームでは、モニターウォールのケーブル布設作業が進行中。この「壁」には、合計23台のテレビモニターが張り付けられます。つまり、布線も23台分。余計な長さにならぬよう、また、足らなくならぬよう、計算された丁寧な作業が続きます。


 機材の保管場所には、既に、SONY製「BVM-L231」が入っています。
 この、液晶テレビモニターは、もちろん、フルHDTV規格ですけれど、放送用のプロフェッショナル液晶テレビモニターとしては、世界最高画質を誇る、「超高級機器」。
 「学生が使用するものだから、それなりに・・・」ではありません。そんな発想とは180度、完全に真逆で、「学生が使用するものだからこそ、最高画質を」というコンセプトで、選定させていただいた機器です。
 東放学園専門学校 テレビジョンBスタジオ中の基準となる、マスターテレビモニターとなります。
 

ドラマの授業

2010年2月9日 実習風景


 やや、久しぶりの実習風景の写真。今回は、スタジオでの、ドラマ制作の実習授業です。
 この授業は、1年生が、ドラマのカット割や演出、つまり、ディレクターなどの「制作系」を、本校の放送芸術科1年生が担当。カメラマンや音声収録を、放送技術科や放送音響科の2年生が担当しています。
 そして、TBSのドラマのTD(テクニカルディレクター:技術監督)を長年に渡って担当してきた、本校顧問の「島﨑氏」が指導。かなりかなり、現場に近い、本格的な実習授業です。
 
 写真中に見えている、テレビカメラ一式(ペデスタルドリー(※1)・フリクションヘッド(※2)・ズームレンス・カメラ本体)が、すべて、新しい機器・機材に変わります。
  

※1 ペデスタルドリー:カメラの下部にある、タイヤ・ハンドル等を備えるもの。ハンドルで自動車と同じように舵をとり、テレビカメラの高さを簡単に変えられる機器
※2 フリクションヘッド:ペデスタルドリーとテレビカメラの間に位置するもの。レンズ(テレビカメラ)の、縦方向や横方向の制御を、つかさどる機器

「職人」の方々

2010年2月9日 工事,雑感


 今回の、東放学園専門学校 テレビジョンBスタジオ フルデジタル・フルHDTV化更新工事。
 右の写真の皆様の、多大な知識や技術よって、支えられ、進められています。

 NHKを始めとして、各放送局等でも、沢山お仕事をされている、ベテランの「職人」の方々です。
 お忙しい中、撮影に協力してくださいました。

   音響設備工事株式会社 
   株式会社 エディテックシステム
   株式会社 シーティエス 
  以上の、皆様です。

 また、写真には写っていませんが、有限会社 トビヤ木芸社の方々にも、お世話になっております。
 
  皆様、本当にありがとうございます。


 引き続き、各機材ラックへの通線の作業。写真は、19インチラックと、その右の中継ラックを撮影したものです。2/5の写真と見比べると解るかと思いますが、各機材に繋ぐケーブルが盛り沢山に溢れ出ていて、一見、ケーブルお化けのようにも。内側は、奇麗に布線されていて、今後、規則正しく美しく、結線されていきます。


 機材の保管場所には、今日も続々と機材が届いています。
 そんな中、今回購入した、SONY製ビデオスイッチャーシステムのマニュアルを見つけました。
 専用のファイルに綴じられているのですが、百科事典ほどの厚さのものが、3冊です。一見、タイトルが同じなので、「同じものが3冊」と、思いたい所ですが、よく見ると、違う(唖然)。使う立場の人間からすると、脅威です(苦笑)。

カラフル

2010年2月8日 工事


 通常授業の期間を終えた、月曜日。学生さんも少なくて、校舎全体が静かです。先週は、随分と寒い日が続いていましたけれど、今週はどうなるでしょうか。
 外の光景とは、裏腹、地下のテレビスタジオ・サブコントロールルームでは、HDTV化の作業が続いています。
 写真は、作業中のケーブル達。一見、もはや、素人には何が何だか、さっぱり解りません(苦笑)。カラフルで奇麗、くらいでしょうか。
 

作業の工夫

2010年2月7日 工事


 ケーブルの総延長同様、本数も、もの凄い。そこで、(Q2)のクイズの問題とした、「名称札(丸札)」。ケーブルに付けられるまでは、写真のように、整然と管理されています。
 廃材の段ボールに切れ込みが入れられ、一組ずつ分けられていますね。取れないように貼られているテープには、ケーブルの規格番号・ケーブルの色・ケーブルを使用する場所・ケーブルを通る信号の種類を記入。誰が見ても解るように、必要な情報が書かれているわけです。



 さて、ここで3問目のクイズです。
 今回の、東放学園専門学校 テレビジョンBスタジオの、フルHDTV・デジタル化に伴う工事で、床や壁などに布設されるケーブルの総延長(使用するケーブルすべてを1本に繋げたとしたら)は、およそ何メートルになるでしょう。下の4つから選んでください。

(A)およそ900メートル
(B)およそ4000メートル
(C)およそ12000メートル
(D)およそ24000メートル

 答えは、数日後に。
(このブログの記事に、ヒントがあります)

CCP-8000

2010年2月6日 HD機材設備


 昨日に続いて、スイッチャーコントロールパネル(SONY CCP-8000)の、正面からの写真。
 1メートルを超える幅があり、沢山のボタンが並んでいますが、厚さ(高さ)は、数十センチもありません。家庭用のテレビのリモコンに、近いような存在だからなんですね。
 向かって左から中央付近にかけて、整然と白いボタンが続いていますが、このボタンを左手で押し、映像を切り替えます。

ある、開口部に

2010年2月6日 工事


 サブコントロールルーム、モニターウォールの上のスペースには、新たに開口部が設けられました。今後、この場所に「あるモノ」が設置されます。

    

※右の写真をクリックすると、拡大表示されます。

スタジオにも

2010年2月6日 工事


 スタジオフロアー内のダクトも、各種ケーブルの布設が進行。
 沢山の機器が並ぶサブコントロールルームから、写真のような専用ダクトが続いていて、そこに整然とまとめられながら、通線されていきます。
 


 そしていよいよ、1つ前の投稿の「穴」に、「スイッチャーパネル」が入りました。今回、導入したのは、SONY製の、フルデジタル・フルHDTVの最新型の製品で、このコントロールパネルの型番は、「CCP-8000」。ビデオスイッチャー本体は、別の機器ラックに入っています。
 今後、右奥の紙が貼られている部分にも、機器が入ります。

予定地

2010年2月5日 工事


 制作卓の造作も、完成間近。卓の上面の部分、写真向かって手前の穴に、「ビデオスイッチャー」が、奥に、テレビカメラの信号を制御する「リモートコントロールパネル」が設置されます。
 実際には、「ビデオスイッチャー」を前にして「TD(テクニカルディレクター)」が座り、「リモートコントロールパネル」を前にして、「VE(ビデオエンジニア)」が座って、仕事をすることになります。
 各スタッフや、機材の詳しい説明は、今後に!