2010年2月 のアーカイブ


 スタジオフロア用のテレビモニター(ジープモニターとも言います)も、完成間近。モニター台車は、現有機を液晶テレビ用に改造するよりも、かなり安価で購入できるため、新たに購入しました。
 テレビモニターの下に見える、フタが開いた状態の機器も、今回特別に製作していただいた、セレクターボックス。SONY製マルチディスプレイコントロールパネル「BKS-R1617A」を前面に内蔵し、後部に信号変換装置と電源関係の機器が内蔵されています。
 アイデアと精密さ・丁寧さが伝わる造り。
 これも、世界で東放学園にだけ存在する、特型製品です。

 
 そして、夕方。液晶テレビモニターのほとんどが取り付けられました。ほとんどが、アストロデザイン社の製品。
 沢山のテレビモニターが、美しく整然と並ぶよう、数ミリ単位で、位置調整をしている最中。細かく丁寧な作業です。
 時計も、今回のデザインに合わせたような新品に見えますが、コストを下げるため、以前からの機器を流用しました。

いよいよ時計も付き

2010年2月24日 工事

 
 久しぶりの、サブコントロールルーム、モニターウォール側の写真。
 手直しを終えて、モニターウォールの前面板と時計が、設置されました。従来のCRT(いわゆるブラウン管)のテレビモニターに比べ、全体的に奥に引かれた分、今までよりも広い感じ。
 この後、白い四角のように見える部分それぞれに、HDTV液晶テレビモニターが付きます。



 はい、そこで、今回紹介させていただくのは、その「細い髪の毛と細い髪の毛」を接合(繋ぎ合わせる)させる、専門の工具。いや、「機器」としたほうが相応しいでしょう。
 「古河電工社製 超小型光ファイバ融着接続機」です。光ファイバ線の被覆を取る専門の道具、そして、ファイバをカットする専門の道具の後、この機器の登場です。
   

 二枚目の写真は、融着直前の写真。この後、黄色と青色の被覆のファイバ同士が、熱によって、接合します。
 青い箱の様なものの上に、白く見えているのが、融着する光ファイバ。
 細くて撮影できないと思いきや、カメラがブレたおかげで、白く太く、撮れました(苦笑)。
 作業を一時止めてもらい、撮影させていただきました。ありがとうございました。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)
 


 今日は、テレビカメラ用光ファイバケーブル(光カメラケーブル)を、サブコントロールルームとスタジオフロアに取り付ける日。専門業者の方が来校し、朝から作業を続けています。

 なぜ、この話題をフィーチャーしているのかというと、ケーブルの中に入っている「光ファイバ」は、髪の毛の細さ、あるいは、それ以下しかないからです。
 HDTVではない、従来方式のカメラケーブル(トライアキシャルケーブル)は、それが、針金のようなもの。だから、半田ごてと一般的な工具があれば、同じ作業が可能だったのですが、光カメラケーブルの加工は、つまり、「細い髪の毛と細い髪の毛を、繋げる」ような動作が必要なので、大掛かりで、デリケートな作業になるわけです。

学園祭の時の

2010年2月23日 実習風景


 以前紹介した、スタジオフロアでの過去の実習風景。今回は、サブコントロールルームです。
 学園祭では、2日間に渡り、14時間に渡る「模擬放送 TOHOチャンネル」という、ビックイベントがあるのですが、その時の一場面。規模が大きいだけに、機材を持ち込み、増設して運用しています。写っているのは、すべて学生。学生が番組の企画制作を担当し、学生が映像・音声システムを考え、学生が美術セットや照明を担当。学生達だけで、製作します。頼もしい!

 今年は、機材が新しくなり、充実もします。今年の番組制作も充実したものになるでしょうか。なりますね、きっと。期待したいですね。


 サブコントロールルーム内で、最も機材が密集しているのが、以前から何度か紹介しているVE(ビデオエンジニア)のスタッフの周り。
 VEが座る前面の、手が届く範囲内だけで、25式の機器が並びます。特に、写真上部の、SONY製マルチディスプレイコントロールパネル「BKS-R1617A」は、3式も。これらは、「どの機器にどの映像信号を送るか」を選択するためにあります。機材が沢山あるので、このような機器も沢山、ということになります。
 ちなみに、この「BKS-R1617A」は、サブコントロールルームとスタジオフロア合わせて、計12式。型式違いの、同じ目的の機器を含めると、合計18式となります。

最初で最後の一枚

2010年2月22日 工事


 写真は、最初で最後の、外での作業の一枚。校舎外のある部分です。地下1階からのテレビカメラ用光ケーブル(光カメラケーブル)を、隣接する校舎の地下1階に通線。作業はこの後30分程で終わりました。やはり、速い。
 我々だと、こうスムーズにはいきません(笑)。手なんか、傷だらけになりそうですし・・・。


 平成22年2月22日の月曜日。今日は少し暖かいですね。
 今日の作業は、いつものサブコントロールルームを出て、テレビカメラ用光ケーブルを、校舎内の別の箇所と隣の校舎へ、通線。今回の工事によって、HDTVのテレビカメラ6台が、校舎内のロビーや校舎前の屋外で運用できるようになります。


 制作卓の前面向かって奥になる、VE(ビデオエンジニア)のスタッフが座る部分には、今回、特別注文をした機器が入りました。
 VEがテレビカメラや各信号を調整するための、マスターテレビモニター(SONY製BVM-L231)の、セレクターパネル。
 家庭用テレビの、入力切り替えボタンに相当するものになります。もちろん、1つや2つではなくて、スタジオ・サブコントロールルーム内の、すべての映像信号を選択することができる、「VEセレクターパネル」という名称の機器。
 そもそも、カタログには載っていない「特注機器」ですし、特に、左側の6ボタンは、VEが作業をしやすくするために、図面から起こして、特別に製作してもらったもの。おそらく、世界中で、東放学園専門学校Bスタジオ・サブコントロールルームにしかない、組み合わせの機器になるはずです。


 写真は、今までも紹介している、SONY製スイッチャーコントロールパネル「CCP-8000」を別アングルから。
 ボタンの数を数えてみたら、コントロールパネルだけで、668個もありました。ちなみに以前使用していたパネルは、103個。およそ6倍に増えたわけです。
 言うまでもありませんが、問われるのは、これらの最新の、高機能な機材を使って「何をつくるか」であり、結果「何を得るか」ですね。
「数」でも「倍数」でもない、定量化できないところに、「ものづくりの醍醐味」があるのです。


 5問目のクイズです。
 写真の「白い物体」は、何というものでしょう?
 また、何のためのものでしょうか?

 (ヒント:他の記事の写真を、よーくご覧ください)

大切な道具

2010年2月20日 工事,雑感


 写真は、何かというと、「剪定ばさみ」の3つ。植木や生け花などに使うハサミですよね。 で、なぜ?と疑問に感じているかと思います。
 各種ケーブルを適切な長さに切断し、BNCなどのプラグを付けるために加工する、という説明を以前しましたが、その作業を、これらの剪定ばさみでやる、というわけです。しかも、3つ並べましたが、1人が3つのハサミを使い分けるのではなく、1つでいろいろな加工をするのです。つまり、3人それぞれの愛用ハサミを撮影させていただいたのです。
 作業を担当されている方々曰く、「本当は邪道なんですよ」と謙遜し苦笑いされてましたけれど、邪道なんてとんでもない。専用の工具があるなか、使いやすさを追求して、手際良く、道具を使いこなす姿は、格好良いと思いますし、いわゆる「職人気質(かたぎ)」を感じます。
 職種に限らず、愛用する大切な道具を、そしてそれを華麗に使っている姿、憧れますね。

簡単便利

2010年2月20日 HD機材設備

 
 写真は、「ビデオジャックパネル(映像パッチ盤)」。
 さて、この「パッチ盤」ですが、映像・音声とも、サブコントロールでは、欠かせない存在となっています。
 このブログをご覧の皆さんのなかには、ご自分で、ビデオデッキやプレステとテレビなどを、RCAケーブル(黄・白・赤のプラグを持つコード)を使って映像・音声共に、結線したことがある人がいらっしゃると思います。
 けれど、わざわざ、テレビを前に出したり、ビデオデッキを引っくり返したりして、埃だらけのグシャグシャの・・・なんて面倒な思いをされた方も少なくないはず。
 この「バッチ盤」は、その面倒さを解消するべく、考えられたものなのです。

 つまり、それぞれの機器の差し口(ケーブルを差す端子)を、機材を導入した時に施しておく恒久的な結線によって、機材の前面に出してまとめておけば、そこに並ぶ差し口同士を短いケーブルで繋ぐだけで、代用できてしまう。そこに、たとえば「テレビの裏にある入力1の差し口」「ビデオデッキの裏にある差し口」と、名前をつけておけば、もの凄く簡便に、結線できるわけです。