2011年1月 のアーカイブ

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 今回は、久しぶりの「クリーンアップ大作戦!」、校舎前のゴミ拾いの作業を。
 まあその言うまでもなく、久しぶりなのは、ここでの紹介が、ということで、ゴミ拾いの作業は、何度も実施しているわけです。
 
 このクリーンアップ大作戦ですが、校舎前と言っても、校舎前を中心にして、近くの歩道橋も含めた数百メートルに渡ってのゴミ拾い。ですから、一度に結構沢山のゴミが回収されます。
 
 本日は、職員9名(アシスタントの方含む)が参加。暗くなりかけていて、一段と寒い夕方でしたけれど、意外と楽しそう。拾い上げづらい細かなゴミを回収中のある職員に対して、腕を上げて応援している職員もいたりして・・・(笑)。
 
 最後に、例によってゴミの分別作業。 
 ゴミの中で一番多いのは、やはりタバコの吸い殻、次いで空き缶。
 その他には、たまに「えっ、何でこんなモノが?」という物もあって、今回はゴルフクラブが捨てられていました。ちなみに前回は、ここではちょっとお伝えしづらいような「激しい物」も(苦笑)。それはもう、まるで、その種のバラエティ番組の「一コマ」のようなシチュエーションでしたよ。

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 本番日に入った「スタジオ番組制作」のドラマ実習。放送芸術科それぞれのクラスをいくつかのグループに分けて制作していくので、合計16作品。シナリオの大部分を各グループ共通としていますが、演出方法などの違いによって、つまりは同じストーリーの16通りのドラマが出来上がるわけです。本当は、すべての詳細を紹介したいのですが、ここでは曜日毎で各グループの要所を取り上げて紹介させていただきます。
 
 前回紹介した、小道具や装飾の仕込みが終わると、出演者がスタジオに入ります。そこで、アシスタントディレクターが、各出演者と担当ディレクターの紹介。スタジオフロア内の数十人のスタッフに、1人ずつ丁寧に紹介していきます。
 
 それが終わると、「ドライリハーサル(カメラを使用しない、リハーサル)」。出演者は、ここで初めて、実際の美術セットで演技。ドライリハーサルを見ながら、ディレクターが適宜芝居を止めて、指示や相談をしながら・・・、ということを何回か繰り返して進めていきます。

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 さて、いよいよドラマ本番の日。放送芸術科のスタジオ番組制作・ドラマ制作の実習です。
 このブログ、卒業生の方も沢山ご覧になっている、ということなのでちょっと説明しますと、この授業は、かつて「スタジオ・サブワーク」という名前で行っていた授業。この名前を聞くと「あ〜、懐かしい」とお思いの方も多いと思いますね。
 
 本番当日、まずは、ドラマの美術セットに、「その部屋らしさ」を作り上げるために、生活感やたとえば出演者のキャラクターに合わせたような「小道具」やいろいろな物を配置していく、という作業。本年1/8の3枚目の写真と見比べると解りやすいと思うのですが、正面の茶色の棚そしてソファの手前などに、いろいろな物が置かれていますね。
 
 1枚目の写真の右奥には、キッチンも。そしてこの周辺にも、生活感を出すように、いろいろな物を配置していきます。これが2枚目の写真。年齢・性別・性格・ライフスタイルなどの設定から、それに合わせるように美術セットを作り上げていきます。

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 本日は、「社長」が東放学園専門学校の職員室の使用状況を、視察にいらっしゃいました。年明けの授業開校後、ということで、特別な視察であるご様子。
 手に持っているのは扇子。さすがは社長、でございます。赤色のスーツも、とてもよくお似合いであります。
 
「おい君、通路に置いてあるこの箱は何かね?」
「危なくないのかね」

・・・近くに座っていたある女性職員は、思わず姿勢をただし、緊張して社長を伺っている様子。女性職員、丁寧に対応。
女性職員「先生、こちらもご覧ください」

おっ、なるほど!」
「ゴミの分別もできているじゃないか」
「それに加湿器を置いて環境向上にも頑張っておる」

・・・と、ご満悦の様子。
 
・・・すると、社長がカメラに歩み寄ってきて、

「おい!君!」
「何を勝手に撮っているのだ?」
「誰だ?君は!」

 
 本校の卒業生でもあり、かつて、ティーチングアシスタントとして、仕事をされていたある方のお子様。1歳4ヶ月だそうです。
 今日の夕方、お二人で、学校に遊びに来てくれました。
 うーん、可愛い!


 
 今回の動画は、放送技術科1年生の実習授業「VE(ビデオエンジニア)実習1」。
「映像信号って何?」という基礎から始まり、番組を放送したり収録する「製作環境」には、どのような機材やシステムが必要なのか。その様々な機材を繋ぐ信号線、そしてその結線方法・・・、と段階を経て、いよいよ学生だけでの作業へと進んでいます。
 2台以上のテレビカメラを使用して番組製作をするための、言わば「仮設サブコントロールルーム」を構築する実習中の様子。協力して手分けをしながら、素早く作業を進めていきます。

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 いやしかし、寒いですね〜。冬期の休校期間中に、すっかり「冬本番」といった感じ。インフルエンザも流行っているようですしね。皆さん、どうか体調崩されませんように。
 
 東放学園専門学校は、昨日から後期の授業が再開。授業終了に向けて「ラストスパート」です。
 で、いきなり何の写真か、というと、以前もお伝えしました、「オートマチック スーパーデリampm 杉並校舎店」の一部。学生ロビーに設置されている、いわば校舎内「購買」スペース。ああ、自分で書いていて、懐かしい響き・・・(しみじみ)。
 お弁当やおにぎり、サンドイッチや菓子パンなどが満載のショーケース、昼休みの直後に足を運んだら、もうほぼ売り切れ。授業が始まったのだな、と、実感したしだいです。

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 引き続き、放送音響科1年生の実習授業「スタジオ番組制作」の紹介です。
 
「写らない様に、でも音はしっかりと録る」シリーズでお伝えしていますけれど、ピンマイクはこんな所にも。ネクタイの結び目の中に、マイクヘッドが仕込まれています。このように、様々な状況によって、仕込む位置も様々。「マイクの仕込み」は人に限ったことではないですからね。他にも「えっ?こんな所に??」という驚きの場所もあります。
 このような苦労や工夫を目にすると、テレビドラマの「見方・聴き方」、ちょっと変わりませんか? 

 2枚目の写真、衣裳に貼り付けるためのグッズ一式。肌用テープや両面テープなどを、いつでもどんな形でも修正できるよう、常にスタンバイ。送信機に必要な乾電池の交換用ケースも用意されています。電池交換の時間を可能な限り省く。大事な知恵ですよね。 
 
 そしてマイクからの音をミキシングしているのが3枚目の写真。グループ内の学生が演技している、ということもあって、ちょっとした笑いもあって、一見楽しそうですよね。
 しかし、当然の事ながら、出演者の声の「ハリ具合」によって録れる音は大きく変わりますし、出演者とマイクとの位置関係によっても、それは同じ。フェーダーを操る「指」は、まさに「緊張の固まり」と言っても良いでしょう。
 
(原稿案および1・2枚目の写真:職員 T-hiroaki)

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「マイクロフォンの存在を明かさずに、でも音は録る」このための道具の2つめが、1枚目の写真の機材。
 これは、「ワイヤレスピンマイク」。写真左、右手で持っているものが、ピンマイクのヘッド(マイク本体)でして、ここから細いケーブルが、写真右に見える左手で持っている送信機に繋がっています。ここからは無線で、数メートル離れた所に置く受信機に音の信号が届く、という仕組み。出演者がケーブルを引きずって演技、というわけにはいきませんからね。
 
 2枚目の写真が、その送信機を仕込んでいる様子。やはりこれも目立たないようにする必要がありますから、マジックテープで付けるバンドを巻いて、そこに送信機を取り付けています。
 
 マイクヘッドをどこに仕込むか、これが3枚目の写真。ガムテープや両面テープを小さく加工して、シャツの内側に貼付けている様子。服擦れの音は録らないように、けれど声はできるだけしっかり録れるように配慮。音質的には「難あり」なのですけれど、録れていなければ、もうどうしようもない、ですからね。音声さん、大変です。
 
 本来であれば、ピンマイクを仕込むこの作業は、出演者の楽屋や控え室で行うのですが、そこは、学校の音声の授業。仕込まれる学生も、仕込む学生も周囲の学生も、大勢でそれぞれを見合う事が大切ですよね。
 
(1枚目の写真:職員 T-hiroaki)

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 「ドラマ実習月間的」、これ勝手に命名しているだけなのですけれど、いろいろな学科が、スタジオでのドラマに関する事を勉強する、という期間にあたります。
 今回は、放送音響科1年生「スタジオ音声実習」でのドラマに関わる実習です。
 
 マイクロフォンの取扱いや収音方法などの直接的な勉強だけではなくて、まずは「ドラマの製作」「収録」などの概論も、しっかりと学びます。1枚目の写真は、担当の職員がその説明をしている所。
 
 他の番組ジャンルと、テレビドラマにおける音声の大きな違いは、「マイクロフォン」を画面に写せない、ということ。これは、苦労するところでもあり、醍醐味でもあります。「マイクロフォンの存在を明かさずに、でも音は録る」。収録時における、大事なテーマの1つですね。
 
 で、それを実現させるための道具の1つが、「マイクロフォンブームドリー」。このブログには何度か登場しています。滑らかに動く台車に支柱、その途中に右手で操作するハンドル。支柱の上に伸び縮みするブームが付いていて、左手で操作するダイヤルを回転させると、ブームの先端のマイクの向きが変わる、という装置。その操作の仕方を習っているのが、2枚目と3枚目の写真です。
 
 特にこのマイク(ガンマイク)は、たとえば「口元」にしっかりと向けてあげないと、音がとれませんので、ブームとマイクの向きを巧みに操る必要があるわけです。

(3枚目の写真:職員 T-hiroaki)

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 さて、実習授業「スタジオ番組制作」でのガイダンスを一通り終えた後は、次は、美術セットの建て込み。
 今年度のテレビスタジオフルHDTV化に合わせるように、ドラマセットも新調。この授業に関しては、美術セットの建て込みは、テレビ美術科(本年度2年次まで演出デザイン科)の学生ではなく、放送芸術科の1年生に職員6名が加わっての共同作業です。まずは、床の部分から作業開始。
 
 床の作業の次、壁用のパネルを建て始めた様子です。これが2枚目の写真。ちょうど外側からのアングルですけれど、この部分が、今後、徐々に明らかになる「ベランダ」。基本的にはカメラに写らない「筈」の裏側にあたる部分ですが、コンクリートの壁に見せる装飾付き。さて、このベランダ、どのように使われるでしょうか。
 
 壁のパネル、次いで玄関のドア、そして、キッチン部分(写真奥)の建具も設置され、完成間近。写真のアングルは、1枚目と同じ。何だか良く解らない、巨大な「厚揚げ」?「マットレス」?みたいな様子から、随分と変わりました。照明のスタンバイも始まって、マンションあるいはアパートの1室という雰囲気ですね。
 これに、冷蔵庫や電子レンジ、ソファやテレビなどが置かれて、大道具・建て込みの作業としては終了。
 
 今後は、このスタジオ・このドラマセットを使って、それぞれの学科が実習授業を行っていきます。

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 ドラマ月間的期間中の、放送芸術科1年生の「スタジオ番組制作」。続いて「立ち稽古」の説明。

 これは、収録日の事前に行うもので、実際に役者が実際に演技をする場なのですが、その動き、そのきっかけや「間」、立ち位置、台詞と動きの関係・・・等々、ディレクターが指示。台本を読み込み、ストーリーなどを理解している、役者自身のそれぞれの演技に、この場で「ディレクターならでは」の演出が加わっていきます。簡単に言えばこのような事ですが、実際には、さらに沢山のいろいろな要素が含まれているのです。
 
 この立ち稽古、授業ではスタジオで行っていますが、実際には「リハーサルルーム」と呼ばれている広いスペースで、セットの代わりになるような簡単な椅子やテーブルなどを持ち込んでの作業。ただ、実際のドラマ制作現場では、最近は、この立ち稽古を本番当日の「ドライリハーサル(カメラを使用しないリハーサル)」時に、同時に行われることも多いようです。
 
 立ち稽古で動きやきっかけなどが明らかになった後、次は「カット割(カメラ割)」の説明。
 もの凄く簡単に言えば、それぞれの演技・台詞・気持ちや情景などを、どのようなカメラアングルで、どのようなサイズで表現していくのか、を吟味して、それを台本に書き込んでいくという作業。
 担当の島﨑顧問が、それぞれの意味を示しながら、書き方を含めての説明。1つだけではなく、いくつかのカット割のパターンに話が及びます。

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 引き続き、「ドラマ実習月間」的、実習授業の紹介です。
 
 1枚目の写真、学生3名が椅子に座って本のような物を手にしていますが、これは「本読み」の最中。本読みと言うと、単に文章を読むだけ、の様な気がするかも知れませんが、ドラマの制作においても本読みは、大事な作業です。
 つまりは、体の動きを伴わない演技の稽古の1つ。台詞の言い回しや抑揚、そして「間」などに対して、その「役者」のキャラクター設定などを十分に加味しながら、より「自然」より「演出」的にディレクターが指示したり、自然な言い回しに直したりして、「台詞」の造り込みをしていく作業です。
 
 続いて、美術セットの設計図である「青図」の見方の説明。その昔、日本やアジアの国が使っていた長さに対する単位「尺貫法」と、青図の意味する事を、丁寧に。
 ドラマ制作に関わる人で、この「青図」を気にしない人はいない、というくらい、欠かせない情報の1つです。

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 はい、ということで、前回お伝えした通り、ドラマに関する実習授業の紹介です。

 12月の1年生(放送芸術科・照明クリエイティブ科・放送技術科・放送音響科)は、各学科とも「ドラマ実習月間」的。およそ3週間に渡り、テレビスタジオに建てられているドラマセットを使用して、つまりテレビドラマに関する実践形式での授業となるのです。もちろん、学科によっては履修するかどうかを選択できる授業もありますので、1年生全員というわけではないですけれど、まあその、実質的にはほぼ全員です(笑)。
 
 今回は、放送芸術科1年生の実習授業から。
 放送芸術科は、ディレクター・作家・タイムキーパ・マネージャーなどを将来志望している学生の学科。各々のスタッフがいろいろな形で関わることになりますから、授業内容も必然的に濃くなるわけです。ということもあり、以前、TBSテレビのドラマにおいてTD(テクニカルディレクター)を長年に渡り担当していた、本校の島﨑顧問も担当。
 
 まずは、テレビドラマの撮影(スタジオ本番)の段階を中心とした制作方法の説明。ディレクターの仕事を「柱」として、「台本とはどういうものなのか」から、どのような流れで演出していくのか・・・などなど。ここでは書ききれないほどの具体的な内容に、話は及びます。

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 先日は、神奈川県のある神社を参詣。個人的な宗教あるいは信仰の表明ではなくて、別の目的なんです。
 このブログの8月から9月頃の内容をご覧になっていた方は、2枚目の写真でピンと来る筈。そう、実はこの場所、昨年8月の下旬に実施していた実習授業の「ドラマ制作」、このロケーションでご協力いただいた神社なんです。改めて感謝の気持ちを、ということで行ってきました。
 
 いや〜しかし、ロケ当時は暑かった。セミは鳴きハチは飛び・・・。もちろん、まるで暑さの喧騒の中でも闊達な気性で、大勢の学生が頑張っていたわけですけれど。先日は、お子様連れの家族が何組か。焚き火からの柔らかな煙と匂い、寒くも長閑(のどか)な雰囲気でした。
 写真だと、先日の1枚目の写真奥が、2枚目のアングル。大きく2つに分かれた木の幹が目印しです。こうして見比べると、意外に常緑樹が多いことが解りますね。
 
 ・・・というわけ、でもないですが、次回からは、昨年12月に行われていたドラマに関する授業を紹介します。