本読みと青図

2011年1月6日 実習風景,放送芸術科

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 引き続き、「ドラマ実習月間」的、実習授業の紹介です。
 
 1枚目の写真、学生3名が椅子に座って本のような物を手にしていますが、これは「本読み」の最中。本読みと言うと、単に文章を読むだけ、の様な気がするかも知れませんが、ドラマの制作においても本読みは、大事な作業です。
 つまりは、体の動きを伴わない演技の稽古の1つ。台詞の言い回しや抑揚、そして「間」などに対して、その「役者」のキャラクター設定などを十分に加味しながら、より「自然」より「演出」的にディレクターが指示したり、自然な言い回しに直したりして、「台詞」の造り込みをしていく作業です。
 
 続いて、美術セットの設計図である「青図」の見方の説明。その昔、日本やアジアの国が使っていた長さに対する単位「尺貫法」と、青図の意味する事を、丁寧に。
 ドラマ制作に関わる人で、この「青図」を気にしない人はいない、というくらい、欠かせない情報の1つです。