ディレクターならではの・・・

2011年1月7日 実習風景,放送芸術科

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 ドラマ月間的期間中の、放送芸術科1年生の「スタジオ番組制作」。続いて「立ち稽古」の説明。

 これは、収録日の事前に行うもので、実際に役者が実際に演技をする場なのですが、その動き、そのきっかけや「間」、立ち位置、台詞と動きの関係・・・等々、ディレクターが指示。台本を読み込み、ストーリーなどを理解している、役者自身のそれぞれの演技に、この場で「ディレクターならでは」の演出が加わっていきます。簡単に言えばこのような事ですが、実際には、さらに沢山のいろいろな要素が含まれているのです。
 
 この立ち稽古、授業ではスタジオで行っていますが、実際には「リハーサルルーム」と呼ばれている広いスペースで、セットの代わりになるような簡単な椅子やテーブルなどを持ち込んでの作業。ただ、実際のドラマ制作現場では、最近は、この立ち稽古を本番当日の「ドライリハーサル(カメラを使用しないリハーサル)」時に、同時に行われることも多いようです。
 
 立ち稽古で動きやきっかけなどが明らかになった後、次は「カット割(カメラ割)」の説明。
 もの凄く簡単に言えば、それぞれの演技・台詞・気持ちや情景などを、どのようなカメラアングルで、どのようなサイズで表現していくのか、を吟味して、それを台本に書き込んでいくという作業。
 担当の島﨑顧問が、それぞれの意味を示しながら、書き方を含めての説明。1つだけではなく、いくつかのカット割のパターンに話が及びます。