2011年1月9日 のアーカイブ
「ドラマ実習月間的」、これ勝手に命名しているだけなのですけれど、いろいろな学科が、スタジオでのドラマに関する事を勉強する、という期間にあたります。
今回は、放送音響科1年生「スタジオ音声実習」でのドラマに関わる実習です。
マイクロフォンの取扱いや収音方法などの直接的な勉強だけではなくて、まずは「ドラマの製作」「収録」などの概論も、しっかりと学びます。1枚目の写真は、担当の職員がその説明をしている所。
他の番組ジャンルと、テレビドラマにおける音声の大きな違いは、「マイクロフォン」を画面に写せない、ということ。これは、苦労するところでもあり、醍醐味でもあります。「マイクロフォンの存在を明かさずに、でも音は録る」。収録時における、大事なテーマの1つですね。
で、それを実現させるための道具の1つが、「マイクロフォンブームドリー」。このブログには何度か登場しています。滑らかに動く台車に支柱、その途中に右手で操作するハンドル。支柱の上に伸び縮みするブームが付いていて、左手で操作するダイヤルを回転させると、ブームの先端のマイクの向きが変わる、という装置。その操作の仕方を習っているのが、2枚目と3枚目の写真です。
特にこのマイク(ガンマイク)は、たとえば「口元」にしっかりと向けてあげないと、音がとれませんので、ブームとマイクの向きを巧みに操る必要があるわけです。
(3枚目の写真:職員 T-hiroaki)