本番日に入った「スタジオ番組制作」のドラマ実習。放送芸術科それぞれのクラスをいくつかのグループに分けて制作していくので、合計16作品。シナリオの大部分を各グループ共通としていますが、演出方法などの違いによって、つまりは同じストーリーの16通りのドラマが出来上がるわけです。本当は、すべての詳細を紹介したいのですが、ここでは曜日毎で各グループの要所を取り上げて紹介させていただきます。
前回紹介した、小道具や装飾の仕込みが終わると、出演者がスタジオに入ります。そこで、アシスタントディレクターが、各出演者と担当ディレクターの紹介。スタジオフロア内の数十人のスタッフに、1人ずつ丁寧に紹介していきます。
それが終わると、「ドライリハーサル(カメラを使用しない、リハーサル)」。出演者は、ここで初めて、実際の美術セットで演技。ドライリハーサルを見ながら、ディレクターが適宜芝居を止めて、指示や相談をしながら・・・、ということを何回か繰り返して進めていきます。