2011年2月 のアーカイブ

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 東放学園専門学校の周辺、19時前に雨が雪に変わりました。東京地方の今夜の予報も、それまでの「雨マーク」から20時過ぎには、「雪マーク」に。
 平日の、しかも雪夜のバレンタインデーは、かなり久しぶりでしょうか。まあ、あれですね、これを書いている私自身は、バレンタインデーが関係ない状況になって久しいですけれどね・・・(苦笑)。 

 さて、気を取り直して、1枚目の写真。美術セットのすぐ脇で、スタンバイしていたアシスタントディレクター、「カット」がかかって、出演者の近くに。出演者が注ぐお茶パックの、口の空き具合を確認し、手助けをする様子。
 素早い動きですけれど、もちろん、これはディレクターからの指示ではなくて、自分自身で即座に判断して行動しているわけです。
 
 2枚目の写真は、ガラスの指紋や汚れを拭いている様子。美術さんも掃除しますが、アシスタントディレクターもやります。両側から、汚れている場所を指示しながら。
 
 ドラマのストーリーや「演出」というものに、直接関わることではないかも知れませんが、芝居や収録が円滑に進むためには、もの凄く大事ですよね。
 このような「気の遣い様」が、やがて「演出」に結びつき、一人前のドラマディレクターとして、発展していくのですね。
 
 3枚目の写真。大事なメガネを拾い上げるアシスタントディレクター。
 この「メガネ」が今後の「鍵」に・・・!?(笑)。

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 もちろん、忘れていた、というわけではなくてですね、「あれもこれも」なんてやっていたら、随分と間が空いてしまいました。すみません。
 カメラリハーサルと、話のあらすじまで前回紹介させていただいた、実習授業「スタジオ番組制作 ドラマ」、いよいよ本番です。
 
 1枚目の写真は、本番開始およそ20秒後の様子。仕事を休んだ大輔と、微妙な関係中の明るい美沙が、部屋に入って来たところ。
 
 2枚目の写真、グループ違いの、違う出演者で、大輔と美沙。
 写真の左手前に写っているスタッフは、「アシスタントディレクター(AD)」を担当する学生。アシスタントディレクターは、3人から4人。それぞれが役割分担をして、収録を進行させていきます。
 この学生は、台本を手に持ち、台詞や動きをチェック。必要に応じて、すぐに出演者のフォローをするため、カメラに写らない、かつ、可能限り、出演者の近くにいるわけです。
 
 3枚目の写真は、さらに別の大輔と美沙。
 1つの部分の本番でも、場合によっては何回か繰り返される事もあります。その合間に、こうしてアシスタントディレクターが、出演者にアドバイスやお願い事などを。ディレクターからの指示だけでなく、アシスタントディレクターが自身の判断によって、要件を伝える場合もあります。

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 雪、降りましたね。
 東放学園専門学校がある、東京都杉並区だと、ここ最近、最近と言っても13年前ですけれど、1998年1月8日(木)の夕方前から、翌日の未明まで降り続いた雪。これが凄かった。覚えていらっしゃる卒業生の方も多いでしょうか。
 
 この時、気象庁による観測記録だと、都心部で15センチ。ということは、学校の周辺だと20センチ、さらに郊外だと30センチ弱は積もった筈。この夜、翌日からのロケーションで使用する車で帰宅したのですが、当時住んでいた所まで、車で通常だと1時間もかからないのに、8時間かけてようやく(苦笑)。
 ちなみに「ロケーション」とは、今はない学科ですけれど「放送クリエイティブ科」の学生による、神奈川県の箱根町でのロケーションでした。
 皆さん、お元気ですか?
 
 連休ということもあり、写真は、自宅周辺。恐縮です。
 1枚目の写真は、高尾山や奥多摩の方面。視程や良くて、朝陽に黄色く照らされている、多摩ニュータウンも。
 東京都も西部は、結構雪、積もりました。
 

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「就職!」そして「決起!」に関するイベントが行われいた一方では、もうすっかり定着している「クリーンアップ大作戦!」も。
 校舎周辺の清掃美化活動も行われました。
 
 ゴミを拾う範囲は結構広くて、校舎前はもちろんの事、東側は100メートルほど離れた歩道橋から、西側は200メートル以上離れた大きな交差点まで。
 歩道橋は、デザイン的にゴミが置かれやすい構造になっている、ということもあって、捨てられているゴミは、結構高密なんですよね。写真向かって奥の階段を降り、校舎からは車道を挟んで反対側の歩道まで、作業は及びます。
 
 そして今回は、学生も参加。放送技術科の1年生。2枚目の写真です。もちろん、作業の見返りに単位が取得できるわけではなく、文字通りの本物の「ボランティア」。偉いですね。積極的にテキパキと、作業に勤しんでいました。
 この学生さん、着替えのスーツも持参。作業後に着替えて、午後は企業説明会に参加したわけです。
 
 なんと、今回はもう1人、東放学園専門学校 学校長も参加。他の「お掃除隊」と一緒に、離れた場所にある大きな交差点まで、ゴミ袋を持つ担当を。校長だからと言って、手は抜きません。パワフルな校長でございます。

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 企業の説明に留まらず、社会人とは?いわゆる業界人とは?という事も含めた、もの凄く大切な話の数々。そういう意味では、説明会というよりかは、1つの授業・講義という感じですね。
 
 写真は、先日とは違う、別の企業様による説明の様子。
 人事に関連するお仕事も担当されている方の他に、昨年本校の放送技術科を卒業し入社した方も、一緒にお見えになりました。
 テレビカメラマン志望として入社し、もう既に昨年から、非常に知名度の高い、ある番組のカメラマンとしての仕事も始めているようです。カメラマンデビューとしては、かなり速いですね。
 大勢の学生を目の前にして、堂々とした説得力がある話をしていただきました。言うまでもなく、もはや立派な社会人という風体。学生も真剣に聞き入っていたようでした。

 他にも、もちろん、参加してくださった企業の皆様、多数。それぞれ、貴重なお話を頂戴いたしました。企業の皆様、お忙しい中、来訪していただいて、誠にありがとうございました。
 
 そして、学生の皆さんには、就職活動に向けた今後の躍動を、期待したいです。

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 このところ、大きな教室・白い壁・黒いスーツ、という写真が続いています。今日もまた続き?と思われる方もいらっしゃると思いますが、今日は違うイベント。
 
 一昨日から紹介している「就職への更なる決起!」。その第二弾として「企業説明会」を開催。学生は今日もスーツを着用。同じ様に見える写真で恐縮です。
 その名の通り、放送やメディアの現場の第一線でお仕事をされている企業の方々をお招きして、いろいろとお話をしていただく、というもの。今回は、採用活動の時期が比較的早い、あるいは、いわゆる首都圏キー局系の技術会社様を中心に、お忙しい中、大勢の方がお越し下さいました。ありがとうございました。
 
 「就職ナンバー1」がテーマの1つである本校、もちろん日頃から定常的な就職に関する授業や、その他の授業においても、就職に関する様々な話や、企業様方の紹介などは頻繁に行われているわけですが、今回は、企業の方々による「生の声」。
 学生は、いつも以上に、真剣に聞き入っていました。

(写真のご担当者や会社名は、許可を得て掲載させていただいています)

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 前回に続き、就職スキルアップセミナーをご紹介。
 
 「姜 雅人(きょう まさと)」先生による話は、就職活動に関する一般的な話に加えて、専門学校生ならでは・・という話や、放送・メディア系を目指すなら・・という話も。いわゆる「就職活動」の表面的なテクニックだけではなく、そもそも就職活動とは何なのか、社会人になるとはどういうことなのか、という本質的な話も、盛り沢山でした。
 
 講義の中盤には、指定した時間内での面接トレーニング。まずは座り方や姿勢に関するアドバイスから。これが1枚目の写真。
 隣同士2人1組となって、「面接をする側」と「面接をされる側」を交代して、それぞれの立場での、シミュレーションも、行われました。
 この「面接トレーニング」は、ただ、やるだけではなく、終わった後に、お互いを評価。3枚目の写真、シートに掲げられているいくつかの項目に関して、採点してあげるわけです。この客観的な動作や視点は重要ですよね。 
 先生は、面接におけるそれぞれの動作に関して、意味を詳しく説明。ただ教科書的に、あるいはただ儀式的にそれらをクリアしていくのではなく、本質的な意味合いの理解を促すものでした。

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 さあ、昨日の光景とはガラッと変わって、今回は黒色というか紺色の一色。
「就職ナンバー1!」がテーマの1つでもある、東放学園専門学校。今日は、就職スキルアップセミナーの日。
 
 就職に関する授業は、入学してすぐにスタート。就職するってどういうことか? あるいは自己PRに必要な自己分析などから始まり、履歴書の書き方から面接におけるノウハウまでを、体系的に学んでいく授業です。
 そして、年も明け、1年次の授業が終わった、1つの節目。ここで、就職に向けた「作戦の旗揚げ」という意味も含めて、1年生全員を対象とした「決起のセミナー」というわけです。
 
 そこで今日は、就職・採用コンサルタントのお仕事をされている「姜 雅人(きょう まさと)氏」をお迎えして、特別講座。
 姜先生は、数多くの大学・専門学校や高等学校で就職に関する講座を、一方、採用側の企業に対しては採用や人材育成に関する講演も、多数担当されている方。つまり、両方の目線による、幅広いお話を伺うことができるのです。
 
 3枚目の写真は、面接での「立ち方」レッスン。
 定常的な就職授業とは違い、学生も緊張気味・・・でしょうか。

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 日曜日の今日、テレビスタジオで活躍していた3名の学生。ポーズは、こちらから指定することなく、ごく自然にとられたものなんです。
 何時間にも渡って、繰り返し頑張ってくれました。とにかく明るいパワーを感じたしだいです。
 どうのように活躍していたのか。皆さんの「想像」にお任せしましょう。たまには、テキスト短めに(笑)。

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「いつからだったのか」ということを忘れてしまうくらい、寒い冬が長く続いていましたけれど、この一連の寒さも一段落。ちょうど立春を迎えた昨日くらいから、暖かくなってきましたよね。
 東放学園専門学校では、立春の昨日で、後期の授業期間が終了。卒業して社会人となる2年生にとっては、人生最後の授業であった学生も少なくないでしょうか。

 そして今日はホームルーム。年間に数回ある、1年生と2年生が一斉に校舎に集まる日でした。校舎内に何カ所かあるロビーは、どこにも、学生が楽しそうに集っている姿が。とても活気がある土曜日でした。

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 サブコントロールルーム(副調整室)といえば、映像や音声などの様々な機材が設備されていて、番組全体を指揮・演出したり、映像を切り替えたり、音声や照明の調整をしたり・・・、または、それらを担当するスタッフがいる場所。言い換えれば、スタジオでのいろいろな事を、実際の「形」にする場所でもあります。
 つまり、本来は番組製作に使用される場所なのですが、発想を変えて「授業を行う場所」としては、「超!視聴覚教室」となるわけです。ちょっと解りづらいですかね〜(苦笑)。
 
 写真は放送音響科の授業風景。音声機材の配置や、それぞれの意味、そして各々がどのように結線されているか、ということが記載されている「音声系統図」についての説明中。
 その系統図が、2枚目の写真。サブコントロールルームには、沢山の音声機材があり、結線の本数もかなり多いですから、紙にすると、こんな感じになります。「A3版」の紙ですが、文字が小さくて、もう大変。「目を皿」にしても「目が点」状態(笑)。
 そこで、学生が見やすくするために、工夫をして授業。
 音声系統図の元データであるPDFファイルをPCで展開して、PCの映像OUTを映像システムに取り込んで、サブコントロールルーム内の沢山の液晶モニターに、拡大表示。これが3枚目の写真。
 このようにして、言わば「高級」な視聴覚環境を駆使して、授業を行っています。

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 東放学園専門学校は、学校法人となって、もう少しで32年が経つのですけれど、それよりも前に、当時の(株)東京放送(*)の教育事業本部が設立した教育部門が、学校法人東放学園の歴史の始まりとなるのです。
 以来、TBS系の各会社に限らず、首都圏キー局でいえば、NHKから日本テレビ・フジテレビ・テレビ朝日・テレビ東京の各関連会社、またはその他の放送・メディア系の会社で、大勢の卒業生が活躍。全国では、沖縄から北海道までに、それは及びます。
 
 ということで、今日の本題なのですが、そのような理由もあって、東放学園専門学校では「以前TBS、あるいはその関連会社で使用されていた機材」が、昔は沢山あったのです。もちろん、学校法人化されて久しいですから、それは過去の話。
 ・・・と思っていたら、ありました!(笑)1つだけ。
 テレビスタジオで、カメラの色調整用に使用している照明機器。
 しかも「TBS 昔のシンボルマーク」付き!!
 1991年頃まで使用されていた、ということらしいですから、30歳前後から上の世代の方には、懐かしいデザインでしょうね。
 
*(株)東京放送(略称:TBS)
現在は(株)東京放送ホールディングス (株)TBSテレビ (株)TBSラジオ&コミュニケーションズ

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 発泡スチロール同士を接着させるための、「専用のボンド」がなかなか乾かず、悪戦苦闘したそうですけれど、見事に完成!
 そして、その日の製作に関わった人達で、記念撮影です。
 もちろん、製作工場は、このブログで何度か紹介している「作業工房」。方々に乾いたペンキ模様、削り粉や木片などがあって、どちらかというと雑然とした雰囲気。もうそれは「工房は、こういうふうでないと!」という形の典型なわけです。良い意味でですよ。けれどもしかし、そこから、白くて美しくそして洗練されているものが、こうして生まれていく。「まるで神秘的」といったら、大げさですかね〜(苦笑)。
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 さて、鶴は見事に飛び立ち・・・(微笑)、日本武道館に到着。2枚目の写真。つるの剛士さんが、ステージ上で使う愛用の「ポケバイ」に、装着された様子です。
 2枚の写真共、日付が入っているのですが、1枚目の写真の日付は、「1月7日」。そう、つまり、前日まで製作作業が続いていたわけですね。
 製作にかかった日数はわずか「4日間」。そして携わったのは全員1年生。大変な苦労が伺えるのですけれど、きっと、もの凄く、やりがいがあったでしょうね。
 
 つるの剛士さんも、共に出演する立派に羽ばたく鶴を見て、かなり喜んでいらしたようです。
「もの作りの意義」「醍醐味」「達成感」・・・。
 沢山の大切なことを、実感したのですよね。
 
 

【2011年1月8日 つるの剛士さんライブコンサート「ドリームジャンボ つるの祭り」 日本武道館】

(一連の写真 原稿案:M-Shiina)

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 今日から2月ですね〜。つい最近、年が明けて・・・なんて思っていたら、もうですよ。そして、後期の授業は今週が最後であります。
 
 さて本題に入って、「つるの剛士さん日本武道館コンサート「ドリームジャンボつるの祭り」の鶴を製作」(タイトル長い)を引き続き。
 
 1枚目の写真、ちょうど鶴の首から顔にかけての部分の造作。
 材料は前回お伝えした通り、発泡スチロールなのですが、それに直接塗装するのではなく、「目止め材」を塗って整形し、その上に塗装するのですね。
 
 胴体に翼を付けて、首から下の部分が完成。順調に育っています。
 鶴の代表とも言える「タンチョウ」だと、翼を広げると軽く2メートルは越えるようですから、2枚目の写真の翼はおよそ1.5倍にはなるでしょうか。日本武道館やステージの大きさから、解りやすいように大きめにデフォルメして製作するわけです。
 そして、翼の立体感を強調する意味も含めて、「セルリアンブルー」の塗装を柔らかく。この辺りのアイデアも素敵ですね。