サブコントロールルーム(副調整室)といえば、映像や音声などの様々な機材が設備されていて、番組全体を指揮・演出したり、映像を切り替えたり、音声や照明の調整をしたり・・・、または、それらを担当するスタッフがいる場所。言い換えれば、スタジオでのいろいろな事を、実際の「形」にする場所でもあります。
つまり、本来は番組製作に使用される場所なのですが、発想を変えて「授業を行う場所」としては、「超!視聴覚教室」となるわけです。ちょっと解りづらいですかね〜(苦笑)。
写真は放送音響科の授業風景。音声機材の配置や、それぞれの意味、そして各々がどのように結線されているか、ということが記載されている「音声系統図」についての説明中。
その系統図が、2枚目の写真。サブコントロールルームには、沢山の音声機材があり、結線の本数もかなり多いですから、紙にすると、こんな感じになります。「A3版」の紙ですが、文字が小さくて、もう大変。「目を皿」にしても「目が点」状態(笑)。
そこで、学生が見やすくするために、工夫をして授業。
音声系統図の元データであるPDFファイルをPCで展開して、PCの映像OUTを映像システムに取り込んで、サブコントロールルーム内の沢山の液晶モニターに、拡大表示。これが3枚目の写真。
このようにして、言わば「高級」な視聴覚環境を駆使して、授業を行っています。