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しっかりと着実に、制作準備が進行している「ドラマ制作 2013」。
関わる全学科の学生が参加しての授業は、今のところ月に一度ですが
制作系のスタッフを担当する、放送芸術科を中心とした授業の集まりは、毎週実施でして
この日は、明くる日に控えた全学科集合での授業を前に
その場で発表するストーリーや、ロケーションを行う場所(ロケ地)など
「プレゼンテーションする内容を詰める」がテーマ。
 
特に焦っているというわけではないですけれど
映像・音声・照明の、各技術系スタッフに、内容全般をイメージしてもらうためには
大まかなストーリーはもちろんの事、撮影場所の候補だけでも伝える、ということは
非常に重要なのです。
そのためにも、プレゼンする内容に関して、話し合って吟味する事が欠かせないわけですね。 
 
それを象徴とする、というか、それを代表としている姿が、左下の写真。
職員の間に座る学生2人。同じ様なスタイルで、いろいろと真剣に考えているのです。
(写真撮影:学生 AZUSA)
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このオフィシャルブログ、スタートしてから3年と半年弱というところ。
掲載した写真は、少なくとも5000枚は超えている筈ですけれど
その中で、ほんの数枚しか紹介していない、つまり非常にレアな写真となるのが、職員室の様子(笑)。
 
そして、上の大きな写真、職員全員が同じような格好して、一種異様な光景がご覧になれるでしょう。
下の写真をプラスすると、もう何となくお解りになりますね。
そう、実はですね、朝礼後の「朝のラジオ体操!」なのでございます(笑)。

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その紙を剥がした次は、無彩の状態の新しい紙を貼る、という工程。
この紙は「茶チリ紙」というものでしてね
これを下地として貼り、その上から着色をしたり装飾をしたりして
パネルなどの美術セットを製作していきます。
 
水糊で貼られた紙ですから、前回紹介したように、水で濡らしながら削り取れる、というわけ。
このように、茶チリを貼りかえることで、パネル自体は何度も使いまわすことが可能。
時には短命となりがちな美術セットですが、その大元というか根本は
陰ながら、長く、そして多くの番組を見守っているのです。
(原稿案:職員 石原)
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左上の写真。学生が何か「ヘラ」のような物を持っている様子ですが
一見して、どんな作業なのかは、イマイチ解りづらいでしょうかね。
そして、右上の写真。これをご覧いただくと、何かを削り取っているな、という感じ。
さて、いったい「何から何を削り取っているのか」というと
4月30日に紹介したような、美術セットを実現させるための「パネル」から
それに貼られていた「紙」を削ったり剥ぎ取ったりしているのです。 
  
そして、なぜ?そんな事をしているのかというと
一度限りの使用で、パネルを廃棄してしまうのではなく、表面だけを変えて
パネル自体は、再利用しようという目的によるもの。
パネルに加工する木材の無駄を減らせますしね
つまりは、いわゆる「エコ」にも繋がります。
 
作業に勤しんでいるのは、テレビ美術科の学生です。
(原稿案 写真撮影:職員 石原)
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いわゆる「梅雨入り宣言」的な発表があってから
少し間をおいて、本格的な梅雨らしい天候が続いていましたけれど
ようやく、小休止の素敵な一日。
乾燥した、透明度の高い空気に覆われて
地平線近くには、濃淡も明暗もメリハリが効いた夕陽。
空高い所には、ハケで掃いたような薄く白い雲が、暗闇へと傾く青空に彩りを添えて・・・。
見える光景はまるで、真夏を通り越して、秋のよう。
 
写真はそれぞれ、東放学園専門学校 本館6.7階からの様子。
特に、左下の写真はちょっとレアな、北北東の方向を。
実は、その写真の中央上方には
入学式を行った「中野サンプラザ」の白い建物も、見えています。
(クリックすると、拡大表示されます)

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たとえば、トンネルを走行中
その中でカーブしていれば、出口の先の光を直接見る事はできませんよね。
また、リールに丸く巻かれたゴムホースの中を覗いても、それは同じ。
これは、光の直進性によるもの。
真っすぐにしか光が進まないので、カーブしていれば、その先には光が届かないわけです。
 
けれどもしかし、今回の上の写真。
何回もカーブを描くように巻かれた100メートルのケーブルですが
赤色の印のすぐ下には、青白い光が小さく見えていますよね。
これは、その部分に光源があるのではなくて、100メートル先のLEDライトの光。

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カメラケーブルは、映像信号などをデジタル信号に変換し
そのデジタル信号を「光の点滅」に変換して、ケーブル内を伝送させる、という仕組み。
そして、光を通しているのが「光ファイバー」という、髪の毛1本の太さにも満たない、ガラス繊維でして
途中でカーブしていても、しっかりと光を届けてくれる特性を持つのです。
 
少し前の授業ですけれど、放送技術科1年生の実習、まず、カメラケーブルの仕組みを勉強。
その後は「8の字ケーブル巻き」の練習。
これは、数十メートルから数百メートルの長いケーブルを痛める事なく
配置したり運搬したり、カメラに接続された状態で使いやすくするための巻き方なのです。
素早く正しく巻く。これは、就職してすぐ、アシスタントの期間から、すぐに求められるものですからね
即戦力のために、しっかりとトレーニングです。
 
そして、この時間は、学校見学にいらした方も
良い機会なので、少しだけ一緒に練習していただきました。
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そして、シリーズ?の最後は、6月20日に紹介したあの写真
レーザービームによる、サークル状の光の写真。
その中に写るのは、授業に参加した学生達。
傍観的に、レーザー光を目にすることはあっても
手には届かない、ちょっと遠くの出来事的な観察眼で終わる、という事が大半かと思いますけれど
この特別授業の最後は、そのレーザーの、幻想的な世界に入って見てみようという時間。
左上の写真、学生の背後からの写真。
目に直接光が入らないように、光源に対して後ろ向きに入って・・・という安全をクリアした上で
スマートフォンを出して、撮影している学生の姿です。
右上の写真は、その立ち位置に入って、光源側の撮影。
視覚的には筋であっても、原理的には「点」。
さらには、光そのものは、「光子」という、素粒子の集合体のようなもの。
人の眼には、それらに連続性が伴うわけですね。
 
最後の下の写真は、「カラーレーザープロジェクター」の出力部分。
写真では、2枚のミラーが見えていて
何となく、動作原理の一部を、垣間見られたと思ったしだいです。
 
ランダム株式会社の皆様、誠にありがとうございました。
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前回お伝えした「レーザーグラフィックスショー」。
これは、主にレーザー光の「照射先ファンタジー!」(勝手に造語・・笑)でしたが
上の大きな写真、こちらは、到達するまでの「途中ファンタジー!」(勝手に造語)でございます(笑)。
極めて私見を申し上げますと、いずれも「ずっと観ていたいなファンタジー!」(またでた)。
そして、このショーのオペレート、どなたが担当されているのか、というと
本校の照明クリエイティブ科を卒業し、本校の照明クリエイティブ科のティーチングアシスタントを担当し
昨年、ランダム株式会社に見事!就職を果たした方。左下の写真です。

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卒業生である、という事ももちろんですが、多少大げさに表現すれば
職員という同じ立場で苦楽を共にした仲間ですからね
その後の、活躍している姿が観られる事は、大変嬉しく感慨深いものなのです。
 
日頃、太陽光線も含めて、光の筋を見るということはほとんどないのですけれど
高輝度で直進性が強いレーザー光に、意図的に煙りを当てると
照射物以前の言わば「中途の光」が、こうして見られるわけです。
観察される「模様」は、煙の粒子の「粗密」によるもの。
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前回お伝えした「星を描画させる」で、動作原理を解りやすく説明していただいた後は
レーザービームライトショーの実演。
まずは、レーザー光によって、壁面に描画させる「レーザーグラフィックス」です。
 
闇の世界に、海水や海面の様子。神秘的でカワイイ、そんな幻想的な世界が広がります。
どれも、人間が持つ「残像効果」による、グラフィックス。
それに劣るデジタルカメラでの撮影ですからね
肉眼でのその世界は、実際はもっと素敵に観られたわけです。
もちろん、どれもランダム株式会社の方、つまり人がデザインして作り上げたもの。
ぜひ、写真をクリックして、拡大してご覧ください。
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今日の1枚目「星」。
星しか見えませんからね、その映像を投射しているようにも感じますが
これも、レーザー光で描いているもの。
このレーザーの元は「1本の光の筋」。要するに「一筆書き」に近い描画方法なのですよね。
もの凄く高速で描いているので、その様には見えませんけれど。

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実はこの「星」、お見えになったプロのスタッフの方が、この場で即興的に作ったもの。
MacBookProに向かって、まずは星の図形を描いて
その輪郭上に任意の座標点を決めて・・・というふうに。
ごく簡単に言えば、その輪郭上をレーザービームが進むように、プログラムするということですけれど
言わずもがな、実際はこの説明より複雑で、奥が深いのです。
 
そして、今回の特別授業を担当してくださったのが
コンサートライブや各種イベントなどで、数多くのレーザービームライトショーを制作演出している
ランダム株式会社の方々。右下の写真の、右のお二人です。
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薄暗いスタジオに、直線的で寒色系な光の筋。
幅を持った光の筋の先には、その到達点で光り輝くように、丸い光・・・
その幻想が、人が居てそこが空間であるという現実を教えてくれる・・・。
 
・・・とまあ、前置きはこれくらいにして、今回は照明クリエイティブ科の学生が参加する
「レーザーライトビームによる光の演出」がテーマの、特別授業です。

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この特別授業で、一番最初に教わるのが、レーザー光が持つ危険性。
光の演出やそれがもたらすエンターテイメントが目的であっても、ここは学校で授業ですからね
まずは、危険性を知って注意点を勉強する。とても大切な事。
危険回避・安全徹底は、社会に出て仕事をする上で、最も重んじられることだからです。
 
そこで、講師を担当されたプロのスタッフの方が、それを解りやすく説明。
右上の写真は、短く切ったガムテープを、レーザー光の先に当てている様子。
そして、左下の写真。
撮影が上手くなくて、残念ながら見えないのですが、照射されている部分から煙が・・・。
その後に撮影したガムテープ。
部分的に融けている様子が、ご覧になれるでしょう。
これでも、事故に繋がらない程度の、低出力での照射でしょうからね
その威力を、思い知らされます。
  
繰り返しますが、決して、学生の恐怖心を煽っているのではないのですよ。
「そのものの特性」をしっかりと理解する事と、それが含み持つ危険性を理解する事とは
ほぼ同義だからです。
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そして、テレビスタジオ内でのアシスタントディレクター「フロアーディレクター」。
その主立った仕事に対して、象徴する姿を想像すると、これらの様子になるでしょうか。
もちろん、本当の仕事は、前回もお伝えした通り他に沢山・・・というか
本番当日を迎えるまでの準備の仕事を含めると
その仕事の一部が、今回の写真のその姿である、と言うのが真でしょうね。
 
右上の写真の学生が、頭に付けているものが「インターカム(インカム)」。
サブコントロールにいるディレクターとコミュニケーションをとるための道具。
時間や様々な指示を知らせるのは、残り時間が書かれた「カンペ」と呼ばれる物と、手。
「もの作り」に欠かせない、大切な手段。
その手段を達成するためには、欠かせないのが
伝えようとする気持ち、良い作品にしようとする気持ちです。
(写真撮影:職員 伊辺)
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上の写真。6月15日に紹介した中に、似たようなものがありますけれど
こちらは、立っているのが出演者ではなくて、アシスタントディレクターなどが扮する代役の学生。
首から下げている看板のような物は、出演者の名前が書かれた、大きな名札でして
数回繰り返されるリハーサルや位置決めなどのために
始めから終わりまで、すべてに関して、実際の出演者にお願いするわけにいかないですからね
こうして、出演者の代わりをしてくれるスタッフが、欠かせないのです。
カメラや照明などの技術スタッフにとっては、非常に助かります。

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そして、カメラリハーサルなどの合間に、すぐに出演者の近くに進み
いろいろなお願い事や、動きや台詞に関する確認や説明などを行ったり
そのために、スタッフ同士で打合せをしている様子が、上や下の写真。
これも、アシスタントディレクターの大切な仕事。
こうして、前回紹介したサブコントロールのディレクターと出演者との、橋渡し役とも言えるでしょうね。
もちろん、指示待ちするのではなくて、アシスタントディレクター自身の判断も必要でして
これが、円滑に番組制作を進行させる「要」となるのです。
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今回の4枚の写真。それぞれ「サブコントロールルーム(副調整室)」の様子。
ただ、サブコントロールルームという名称は、一種のテクニカルタームですからね
もちろん、当然機材は沢山並んでいますし、技術系のスタッフが多い場所ではありますけれど。
そうですね、もう少し解りやすく説明というか換喩するとですね
「指揮室」「統率室」「演出・進行室」「完成化室」「番組制作制御室」・・・
ちょっと、パッとしない感じですけれど、何となく見えてくるでしょうか。
いずれにしても、その中枢的存在が「ディレクター」。
本校では、放送芸術科の学生が、担当します。
 
「番組制作演習」カメラリハーサル中。
左上の写真では左に写る学生、右上の写真では左から2番目の学生・・・などがディレクター。
この日のため、その瞬間のために、各スタッフに指示などをしながら
準備を進めてきたディレクター。
リハーサルから本番にかけては、その当初からの思惑や目的、演出意図通りに進行するように
確認をしたり指示を出したりするのです。
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