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本番・撮影準備に向けて、着々と準備が進む「ドラマ制作 2013」。
9月上旬のロケーションやスタジオ収録まで、1ヶ月と少し。
放送芸術科の学生を中心に、毎週末に行われている授業では
学生の表情も、さらに真剣に。
 
これらの準備過程での充実度、そして吟味が
撮影当日の密度や作品の完成度に、そのまま影響するのです。

夏休みと言えば〜〜

2013年7月23日 雑感

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東放学園専門学校がある、東京都、そして関東地方は
7月に入って、これから梅雨本番という時期に、「梅雨明けしたとみられる」との発表。
けれどもしかし、先週からは、朝晩涼しい日も、雨降りも増えて・・・。
そして今週に入って、都心部や、関東地方平野部の小学校や中学校は、夏休み!
 
小学生時代の夏休みと言えば、アサガオがその象徴の1つ。
いろいろとセットになっている鉢に、梅雨時に種を植えて、観察するなどして
夏休みになると、家に持ち帰る、というシステムでしたけれど
今でも、変わりありませんかね〜。(笑)
  
東放学園専門学校も、前期の定常授業終了まで、ラストスパート!です。

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そして、前回紹介した学生が、「Vectorworks (ベクターワークス)」
(PCのCADソフト)で製作していたデザインの実際。これが左上の写真。
まだ、照明シュート中の光景でしてね
明るさや灯体の向きなどの調整中ですから完璧な状態ではないですけれど
夜空に浮かぶ綺麗な花火。「夏」「夜祭り」がテーマです。
 
右上と左下の写真は、他の照明スタッフと話し合いながら、調光操作中の様子。
向かっている機材は、「照明調光操作卓」。
実際の撮影画面を見ながらの、追い込み調整です。
 
あまり良い写真でなくて恐縮ですが、右下の写真が、本番直前の様子で、完成されたライティング。
花火も一層艶やかに、華麗に。とっても、「夏祭り!」です。
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 ここ3〜4年程度で、学校内の方々で、学生がPCを使って作業をしているという光景、随分と見る機会が増えました。
 WORDなどのビジネス系や、映像編集での使用はもちろんの事、図面を製作したり編集したりするのも、一部を除いてPC化されて久しいですよね〜。
 
 1枚目の写真。放課後のロビーで、PCに向かっているのは、照明クリエイティブ科2年の学生。
 「Vectorworks (ベクターワークス)」というソフトウエア。美術セットの配置などが指示されている、テレビスタジオの図面に、必要な照明を配置していく作業です。あらかじめ、テンプレートとして用意されている、各種灯体(ライト)を、その図面上に、トレースしていくわけです。
 
 こうして、書かれる説明は単純ですけれど、まず、このソフトウエアを使えるということ。そして、光の演出を考えながら、電源の容量や照度のバランスも考えて・・・という、非常に緻密な吟味が要求される、大切な作業なのです。

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一方、スタジオフロアーの上にある「サブコントロールルーム」では、ミキサーを担当する学生が
マイクロフォン1つに1列ずつ割り当てられる「フェーダーレバー」などを操作して
「回線チェック」と「マイクチェック」の作業。
当初のプラン通りに、音声信号が入出力されているか、フェーダーの割当は合っているか
ケーブルは断線していないか、レベルや音質はどうか・・・などなどの確認に、勤しみます。 
  
2年生の実習とは言え、学生だけで放置ではなくて
担当職員によるフォローもありながらの、本格的実践形式の実習。
「番組制作演習」。本番時間に向かっての、スタンバイ中です。

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上の写真、テレビスタジオの一角。
美術セットの裏側ですからね、薄暗くてペンライトを点けて作業中。
担当は、放送音響科の学生。「番組制作演習」スタンバイです。
 
そして、何の作業をしているのか、というと、左下の写真。
綺麗に並べられているのは、「ワイヤレスピンマイク」です。
1つの固まりで一式。腰などに付ける、電池を内蔵した送信機と
それに繋がる細いケーブルと、その先に小さく丸く見える物体が、ピンマイク。
 
当然の事ながら、出演者1人に対して一式。ですから、時として使用数が多くなりますが
このように、事前に必要な設定や準備などをして、解りやすいように並べておくわけです。
それが終わると、「マイクチェック」。右下の写真。
使用台数分、手に持って1つずつ・・・の作業です。

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前回に続く紹介ですけれど、週が変わって次のトレーニング。
放送技術科1年生の、テレビスタジオでの、スタジオカメラの実習授業です。
 
今回は、3メートル程離れた場所へ、カメラの向きを変えながらの移動。
次のカメラアングルに、急いで短時間に入るのが主な目的。
ただ、ヤミクモに動かせば良いのではなくて
「短時間での動作」は「無駄な動きを排除する動作」とほぼ同義ですからね
自分自身の動きを最小限に留めて
カメラだけをスムーズに動かす、というテクニックが必要になります。

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特に、右上の写真。
ちょうど、カメラを動かし始めるタイミングでの撮影ですけれど
体の重心を低くして、手前に引くというスタイル。
タイヤがついているとは言え、スタジオカメラ1式の重さは、およそ260キログラム。
このように、しっかりと体勢を作って
しっかりと最初に、動かす力を与えるのがポイント!
そして重要なのは、腕力ではなくて、体全体で力を与える、ということなのです。
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「撮影する」とは、主に、カメラアングルやレンズの操作が問われる。
それらが、「何をどのように表現するか」を決める要素になるわけですけれど
特にテレビスタジオで使用されている「スタジオカメラ」に関しては
素早く、適切な位置に移動させるなどの動作も、大切な要素。
一見、当たり前のようですが
タイヤがついていて、それをハンドルで操作して・・・という
言わば、車の操縦と同じようなテクニックが必要とされるからです。

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この授業は、放送技術科1年生の実習でしてね、実際には、6月の初めに行われた内容。
障害物を置いて、それを避けるように、スタジオカメラを素早く動かす、というトレーニング。
細かな九十九折りの道を進むように、ジグザグ走行で前進・後退をする動作です。
障害物同士の間隔は、狭めに設定してありますから
その障害物に衝突させないように、ハンドル操作をしたり
衝突しそうになったら停止させたりする・・・
「カメラ動作の感覚を掴みながら、思い通りに操る」が、このトレーニングのテーマです。
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学校法人 東放学園「大運動会」。
東放学園専門学校と、東放学園音響専門学校・東放学園映画専門学校
そして、専門学校東京アナウンス学院の、4校が対戦しての、運動会。
本校今年は、惜しくも優勝は逃しましたが、勢いや元気さでは、他校に比べて勝っている
と言って良いでしょう!
楽しそうな表情は、それを物語っているわけです。
(写真撮影:職員 横田・伊辺・栗林・結束・吉永・星野・植松・斉藤)2013undoukai07

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それでは、第二弾!をどうぞご覧ください。
(写真撮影:職員 横田・伊辺・栗林・結束・吉永・星野・植松・堀内)2013undoukai04

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と、言うことで、多言は無用ですね。学校法人東放学園「大運動会」の様子。
学生達の、意気揚々とした表情や笑顔を、とにかく、沢山ご覧いただきましょう。
 
まずは、その第一弾!です。
(写真撮影:職員 横田・伊辺・栗林・結束・吉永・星野・植松・堀内)
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さーて、今年もやって参りました、「学校法人東放学園 大運動会!」。
当ブログ、卒業生の方も大勢ご覧になっていらっしゃるようなので、少し説明しますと
昔は、「東京体育館」や「豊島園グラウンド」などで開催されていたのですけれど
天候の影響を受けて中止にならぬよう、近年では、都内の有名な大型体育館での開催となっています。
東放学園専門学校・東放学園音響専門学校・東放学園映画専門学校・専門学校東京アナウンス学院
以上、東放学園4校の学生が参加しての、ビックイベントです。
と言うことで、まずは、開催式の学生集合の様子を、パノラマ写真で。
学生の活躍や、元気で楽しそうな表情などは、今後紹介いたしましょう。
 
(パノラマ写真撮影:職員 横田香苗)

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前は、土曜日の事を「半ドン」なんて言いましたのですよ〜(口調がヘン)。
今となっては、死語に近いでしょうか。要するに、半日休みの日の事です。
そして、そんな半ドンの日ですけれど、「全体会」が終わっても夕方にかけて
引き続き打ち合わせに勤しむのは、制作系のスタッフ。放送芸術科の学生です。
 
上の写真はそれぞれ
この「ドラマ制作 2013」の総指揮を担当する、東放学園専門学校の倉谷顧問。
そして、左下の写真は、ディレクターと脚本担当の学生。
そしてそこに、制作系スタッフで美術を担当する学生に
いわゆる誕生日席に座るのは、プロデューサーの学生が参加して
吟味途中の台本と、美術セットの配置図(青図)を置いての、打合せです。
 
台本の吟味と共に、同時進行で、早めに準備を始めなければならないのは、「美術」。
撮影時に必要な「撮影環境」に、直接関わる事だからです。

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ということで、関わる全学科・学生が集まっての、「ドラマ制作 2013」全体会議。
今回の紹介日に関わらず、行われたのは、6月中旬です。
まずは、制作・映像・照明・音響の、各役割の代表者が自己紹介。
上の写真、一番左に、放送芸術科のプロデューサーとディレクターの学生
そして、脚本を担当する放送音響科の学生。
次いで、映像を担当する放送技術科・照明を担当する照明クリエイティブ科
音声を担当する放送音響科の学生です。
ちなみに、美術を担当するテレビ美術科の学生は、今後の参加となります。

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担当職員からの話があった後は、脚本を担当する学生から
登場人物やそのキャラクター設定、そしてストーリーのプレゼンテーション。
もちろん、実際の撮影日まで2ヶ月以上ある、この時点では、まだ、骨格の状態でして
今後、肉付けの吟味が進むわけですけれど
早めにイメージを掴んでもらうために、非常に大事で有効なプレゼンです。
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