2010年12月 のアーカイブ
小学生の頃、クラスで文集を作るときに、「こういう機械、あったら良いのにな〜」と思っていて、それは中学や高校でも同じ思いがあって、要するについ数年前までは事あるごとに繰り返し思っていた、そいうわけなんです。
そうしたら、ありました。学校に。「自動紙折り機」。製品の広告ではないので、ここではメーカー名などの具体的な紹介は割愛しますけれど、1分間に100枚以上の速さで紙を折ってくれる優れものです。
動画は、今年の学園祭「電波祭」の準備中、実行委員の学生が機器を操作している様子。学生や来客された人に配るチラシを作っている最中です。
世の中、随分と無線機器が増えましたね。携帯電話は当然のこと、無線でネットサーフィンをしたり、対戦ゲームをしたり。
ただこれが放送機器になると、その機材の種類や数の多さのわりには、意外と無線化しているものは少ないのです。信頼性と電源供給の観点で「有線」がまだまだメイン。放送や中継信号は、当然昔から無線ですけれど。
そいうことで、いろいろな種類の沢山のケーブルを使用して、映像や音声など様々な機器同士を結線しているのですが、このケーブル、完成品を購入する場合もあるのですけれど、大半は用途に応じて加工したり端子(プラグ)を付けたりして、いわば自作するのです。ということはその修理も。
写真は、放送音響科を中心に担当している職員。パーツを固定する万力と半田ごてなどを使って、ケーブルを自作している姿を撮影。もちろん、やり方を教えながら学生と作ったり修理したりすることもあります。映像や音声・照明などの技術会社に就職したら、これらができないとマズい。作れるものは作り、直せるものは直しますからね。
昨日紹介した放送芸術科1年生の実習授業「スタジオ番組制作」。
今回の「情報番組」は、100名を越える履修学生が、日替わりで少数のグループに分かれて、合計16番組の制作を担当していきます。可能な限り、沢山の学生、沢山の番組風景を紹介したいと考えていますので、グループや制作日の境界を越えて、アットランダムにあるいはまとめて紹介させていただきます。
番組制作といっても授業は授業。まずは集合時間に出席確認をします。これが1枚目の写真。「遅刻」に関してはどんなシチュエーションでも許容されることではないですよね。特に番組制作では、各人それぞれ役割分担しているわけですから、それは駄目。学生も、それは十分に理解しているようで、写真のグループも遅刻者はなし、でした。
2枚目の写真。出席確認の後は、すぐに「製作」に取りかかります。まずは事前にデザインした出演者の背景の美術セット。役割を越えて、協力し合い、準備し合います。
「良いものを作ろう」という意志は、その時点で持ちうる、知識や技術を上回ります。