2010年12月10日 のアーカイブ

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 今回紹介するのは、ちょうど1ヶ月ぶりで、照明クリエイティブ科1年生の実習授業「テレビ照明実習1」。
 暗い世界に、照明があてられている2人の学生。一体何のための照明仕込みかというと・・・。
 
 レンズとテレビカメラにおける「被写界深度」と、それによる画面上の見え方の違いと、カメラの絞り(アイリス)と、照度とその見え方と、波形モニターの見え方と・・・、というふうに書ききれないほどの講義内容のための仕込みなんです。
 
 すべてを詳しく取り上げられないので、ここでは被写界深度の簡単な説明を。
 被写界深度とは、フォーカス(ピント)があっている様に見える範囲のこと。たとえば、《カメラからの距離違いの2つの被写体(手前と奥)において、手前の被写体にフォーカスを合わせた場合の、奥の被写体のボケ方の違い》です。深度なので「深い」「浅い」と表現するのですが、深い場合は、奥の被写体もあまりボケて見えない。浅い場合は、相対的にボケ具合が高まります。
 写真中の2人の学生、2枚目の写真は、相対的に深い状態。3枚目の写真は、浅い状態。3枚目の写真の方が、後ろの学生の顔がボケて見えますね。加えて、背景のマゼンタ色(赤紫色)の色の鮮やかさも違って見えると思います。この違いも、間接的に被写界深度と関わってきます。
 
 特に「被写界深度」は、カメラマンに対して直接関わる知識ですけれど、その被写界深度という概念自体に照明(照度)が大きく関わります。ですから、照明を担当するスタッフにも、欠かせない知識となるわけですね。