2013年2月 のアーカイブ

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前回紹介した「技術打合せ」が終わると、各スタッフ・役割ごとにスタンバイをして
そして、「カメラリハーサル」と続きます。
「ドライリハーサル」に対して、こちらは、カメラやマイクロフォンなどを実際に使っての
言わば、本番に向けた練習というか、吟味というか作り込みというか、そのようなもの。
  
必要に応じて、何回か繰り返されるカメラリハーサル。
中断したり終わったりすると、「アシスタントディレクター(フロアーディレクター)や
美術(小道具)のスタッフなどが、間髪入れずに、すぐにセット上に行き
次のカメラリハーサルに備えての準備に入ります。
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もう1つの大きな違いは、当然ながら、ディレクターはサブコントロールルームに居る、ということ。
ディレクターからの指示・意向は、スタジオフロアーにいる、アシスタントディレクターに伝わり
アシスタントディレクターが、出演者にそれを伝える、という流れになります。
 
上や下の写真、頭に白いヘッドフォンのような物を付けていますが
これが、サブコントロールルームのスタッフなどと会話をするための「インターカム(インカム)」。
ただ、すべてこの「インカム」というか、ディレクターからの指示に頼るのではなくて
アシスタントディレクターが、ディレクターの意図を汲んで、自分で判断して指示を出す・・・
これも必要な事であり、また、非常に大切な事なのです。
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左上の写真は、サブコントロールルーム(副調整室)。
非常に高密な様相の、30名を超える学生達に、5名の職員。「技術打合せ」の様子です。
2月4日に続く、「スタジオ番組制作 ドラマ」でございます。
 
手前の車座になっているのが、当該グループのスタッフで
その背後に立っているのは、この後の時間や後日に本番を向かえる、別のグループの学生。
つまり「予習」のために、他のグループの進行を、見学しているのです。
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技術打合せの前の「ドライリハーサル」。これが、実際のスタジオ美術セットでの、初めての芝居。
ディレクターを担当する学生は、事前に「カット(カメラ)割り」を決めてきてはいますが
ドライリハーサルで、初めて解る事や変更が必要になることが少なくないのです。
そこで、この打合せで、改めて、カット割りなどを確認して、必要に応じて修正。
言わずもがな、完成度を高めるための、大切なプロセスです。
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基本的には、チーフを勤める学生の指示によって
そして、学生だけで、自主的に作業を進める「遠藤ゼミ (大道具操作実習)」ですけれど
作業の進捗率を勘案して、個々の作業の複雑さなどを配慮して
この実習授業を担当している、講師の遠藤先生が、さりげなく、手や知恵を貸してくれるのです。
右上の写真。
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作業別の、各々の休憩時間を利用して、作業工房の中央には、パネルが並べられて・・・
何が始まったのか、というと、左下の写真。
棒を持っている学生と、鉛筆を手にしている学生が見られると思いますが
このパネルに描画するための、下書き作業。
届かない所は、棒の先にチョークを付けて遠くから、というわけです。
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およそ8グループに分かれて、ドンドン作業が進んでいきましてね
どれか1つの作業に対して集中的に撮影していると
別の作業のシャッターチャンスを失う・・・という事にもなりかねないわけです。
 
しかし、学生達、いろいろな道具を使いこなしていて
ノコギリに丸ノコ(卓上切断機)に、なぐり(金づち)にインパクトドライバーに。
半期の実習授業で、ここまで使いこなせるようになるのですね。
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1つの作業が終わると、再び材料に寸法を入れて切断して、また寸法を入れて切断して・・・。
そして、パネルや一部の材料には、色入れ開始。作業は中盤に。
 
さーて、何を製作しているのか。
次回くらいで、少しずつ解るようになるでしょうね。
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さーて、いったい何を製作するのか・・・と煙にマカセテいただいて終わった、1月26日の内容
それに続く、今回の紹介ですけれど、まだ、謹んでダシオシミとさせていただきます。
 
ということで、いよいよ、製作開始。まずは、方々から材料を集めてくる作業から。
観察させていただいて、いつもちょっぴり不思議に思うのは
ホームセンターのように、巨大や倉庫や無数の物があるわけではないのに
どこからともなく、材料が集まってくる。気がつくと、そこにある、という感じ。
作業する学生も、特に指示されることなく、自然に集まり、お互いを手伝い・・・。
工房や作業場とは、そもそも、そのようなものかも知れませんね。
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上段右の写真は、剥離・除去の作業。
美術セットに使用される、様々なデザインの「パネル」ですけれど
製作の度に新調するのではなくて、塗料が乗っている「ちり紙(茶ちり)」を剥がして、その上に・・・
というふうに、再利用。無駄を省きます。
 
一方、材料に寸法を入れている様子が、中段左の写真。
小さくて見づらいですけれど、メジャーは「尺目」。尺貫法の単位で目盛りされているものです。
 
その他、パネルに新しいちり紙を貼ったり、材料を切断したり、という作業が、急ピッチに。
テレビ美術科「遠藤セミ (大道具操作実習)」です。
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分担して、方々で作業が行われている「テレビ中継実習」。
授業ですからね、ただやれば良いのではなくて、時間制限アリ、なのです。
実際のプロの現場でも、内容はもちろんの事、時間が求められるのは必須ですからね
その辺りは、極めて本物っぽく! 本格的な実習授業です。
 
写真のそれぞれは、テレビ局内であれば「サブコントロールルーム」に
あるいは、テレビ中継車そのものに相当する映像制作システムの、構築中の様子。
今回の課題に必要な機材数は、およそ20式。
当然、配置しただけでは機能しませんからね、それぞれの機材を様々な用途のケーブルを使って結線。
これらのシステムの構築は、すべて学生が行います。
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今回は、スタジオをスパっと飛び出しまして、外光たっぷりの世界へ。
爽やかな青空に、眩しい光。気持ちは良いですけれど、この時期は、やはり寒い。
けれどもしかし、寒いだなんて言っていられませんよね。そのような環境下での仕事も、沢山あるのです。
というわけで、今回紹介する授業は、放送技術科の「テレビ中継実習」です。
 
年明け最後の課題は「お天気中継」。
特に朝の情報番組では、必ずと言って良いほど登場する、あのコーナーを制作してみよう!というもの。
まずは、中継に必要な機材を運搬してくるところから、作業開始です。
 
右上の写真は、音声を担当する学生が
マイクロフォンやミキサーなどの機材をセッティングしているところ。
続いて左下の写真は、レポーターなどを撮影するスペースでのスタンバイ作業。
写真左に見えている本館校舎に向かって、電波を発射するのです。
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さて、出演者などの紹介が終わった後は、「ドライリハーサル」。
ごく簡単に表現すると、カメラや収録のための機材を使わない、リハーサルでして
関わるスタッフ全員、台本をチェックしながら、芝居を観る・台詞を聴く・動きを見る、という作業。
「作業」というと、ルーチンワーク的なイメージがありますが、実際は、大変奥が深いのです。
 
特にディレクターは、芝居全般に渡って、自分の思惑やイメージにマッチしているかどうかを確認。
必要に応じて、出演者にアドバイスをしたり、相応の芝居をつけたり・・・。
大切なのは、ディレクターからの一方的なオーダーではなくて
出演者自身と相談しながら進めていく、ということ。
当然、気持ちがあってのお芝居ですし、表現は幾通りもありますからね。
 
今回の写真では、全16グループのうちの、4グループそれぞれの様子を、紹介しています。
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美術・装飾の仕込みが一段落すると、次に行われるのは、これ!
高校生の皆さんが、この解りづらい写真で解ったら、凄い。
将来、ドラマへの道をぜひオススメしたいと思うしだいですが
実は、出演者とディレクターの紹介をしているところなのです。
紹介するのは、アシスタントディレクターでして、関わるスタッフの大勢に
ご本人の名前と役称などを伝え、一言をいただく、という場。
 
どんなに知名度の高い有名な方でも、必ず行う大切な事でしてね
大事な出演者の方をお迎えして、素敵なお芝居をお願いする・・・
ご自身の初心などを述べていただき、その意気込みをスタッフに表現する・・・
好くなとも、そういう大変重要な意味を持つのです。
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昨年末の「ドラマ的!週間!」ですが、この柱となるのが、放送芸術科の実習授業。
ベースとなる課題(台本)に、役者のキャラクター設定をつけたり、芝居をつけたり
カット割りを考えて台本を完成させたり・・・と、ドラマの制作手順の一通りを経験します。
そして、本来の制作的作業に加えて担当するのが、美術セットの装飾。
1月14日に紹介した右下の写真、そのガランとしている美術セットに装飾するのですが
ただ、ヤミクモに、ではなくて、キャラクターやストーリー設定に合う装飾を行うわけです。
 
放送芸術科のこの課題、全部で16グループに分かれて行いますからね
各グループから6枚を選んで、ご覧いただきましょう。
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装飾する物は、学校にあるもの以外に、学生がそれぞれの家からの持ち込みも。
数人で協力しながら、短時間で準備を。
装飾するのは、比較的写ることが少ない玄関口にも。中段右の写真。
大きくしっかり何度も写らなくとも、あるとないでは大違い。
設定、そしてその雰囲気を出すために、欠かせませんね。
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