2010年11月21日 のアーカイブ
学生が見学している様子を紹介している、Inter BEE 国際放送機器展、その4回目。
今回、まずは「株式会社昭特製作所」のブース。放送用スタジオカメラ用のフリクションヘッドやペデスタルドリーなどの、ビデオカメラの三脚にあたる足回りの製品も取り扱っている企業なんです。
ここのブースも、それらの製品のみの展示ではなく、実際にカメラを乗載して、使えるようになっています。学生は、新製品(参考出品)の使用感などを、早速確認。
他には、クレーンカメラの製品も。ちなみに本校のテレビスタジオは、フリクションヘッド・ペデスタルドリー、クレーンシステム共に、昭特製作所の製品です。
続いては、池上通信機株式会社のブースへ。ここも、テレビスタジオで使用されるような、放送用スタジオカメラや、さまざまな放送関連機器を製作し販売しているメーカ。日本のテレビ局にあるスタジオカメラは、この池上通信機製、そしてSONY製、これにパナソニック製が加わって、ほぼこの3社の製品で占められています。
さて、学生2人はブース内に展示されている、あるテレビカメラを使用しての撮影中。どんなカメラかというと、これが2枚目の写真。
そう、サングラスのようなものをかけているので解るかと思うのですが、最新の「3Dカメラ」なんですね。サングラスではなく、3D用のメガネ。3Dテレビモニターが、カメラの上に設置されているので、それを見ながら、3Dカメラを操作。
3D、つまり立体映像の認識とは、人間の両眼の「視差」を利用しているので、左右それぞれの眼が見るための2つの映像が必要になるわけです。3Dテレビカメラには、数種類のタイプがありますが、上記の理由から、基本的にはレンズは2本、カメラ本体も2つ必要。4枚目の写真は解りやすいと思うのですが、カメラとレンズが2つ横並びになっていますね。
ちなみに、手前のカメラを操作している、ビデオエンジニア志望の女子学生の背後で、3Dメガネをかけて見ているのは、学生と同行していた、学校法人東放学園の理事長でございます。