2010年4月4日 のアーカイブ

これからが・・・

2010年4月4日 雑感


 気がつけば、当オフィシャルブログも、開始から4ヶ月目に突入しています。
 些末な事ですが、この記事までの投稿数は、197個。およそ5万文字の、原稿用紙約130枚分になりました(備忘的に)。

 本校の学生さんだけでなく、どうやら、学校関係者や学外の方、機器メーカの方の閲覧も多いような雰囲気。そして、このブログ投稿を担当している私自身の当初の予想より、随分と沢山の方々が、毎日ご覧になっているようです。
 ありがとうございます。
  
  
「工事終了」や「完成」の定義にもよりますけれど、いわゆる「工事期間の作業」というのは、もちろん無事に終了しています。もちろん、見事なまでに、立派に完成もしていますし、実際に本格的な運用が始まっています。
 しかし、私自身の「終わった」という実感は、あまり強いものではありません。それは、今回の大規模な更新工事が、単なる商品ディスプレイでもなく、ショーウインドウの中の飾り付けだけを行ったわけでない、と考えているからです。
 もちろん、今回の、テレビジョンBスタジオ、映像システムフルデジタル・フルHDTV化更新工事。決して、少ない金額では実現できなかったですし、沢山の方々の、多大な協力によって成り立った、大掛かりなことです。
 けれども、やや短絡的な表現をすれば、あくまでも、「使ってなんぼ」。言わずもがな、これからが、「重要」ですし「大切」なのです。設備を利用して、何を教わるのか、何を教えるのか、何を創るのか。つまり、どう生かすのかが問われる、ということ。
 だから、「使う」ということと比較すれば、「作った」ということは、些細なことでしなかない。そういう気持ちが強いわけです。

 当オフィシャルブログは、まだまだ、続きます。今回導入の機器や、スタジオ・サブコントロールルームの紹介も、そして、授業風景や学校全体の紹介も、引き続き・・・。
  
 あっ、タイトル、・・、変わる予定です(笑)。


 昨日に引き続き、入学式中の写真。
 「実践主義」という観点では、学校法人東放学園全体が、いわゆる「現場的な雰囲気」を持っています。もちろん、単純な「厳しい指導」ではなく、「実践を通しての指導」。だから「現場に近い」というキーワードが存在するわけです。 
 入学式の映像関係を担当した、東放学園専門学校の放送技術科も、それは同じ。カメラマンはもちろんのこと、他の比較的難しい役割も、担当しているのは全部学生です。

BVM-L231

2010年4月4日 HD機材設備


  
  
SONY株式会社製
23型 液晶マスターモニター
BVM-L231
    
  
  

  
  
 従来の、CRT方式によるマスターピクチャーモニターの映像再現に近づけた、放送用の映像監視モニター。
 液晶ディスプレイ特有の、明暗階調変化・色再現や残像感現象等を避け、放送用規格信号を忠実に再現するように、設計。また、最大8倍まで、映像を拡大表示できるなど、様々な特殊機能を有する。 
 スタジオフロア・サブコントロールルーム内の、すべての液晶モニターの基準になる、高画質マスターモニター。
 主に、VE(ビデオエンジニア)によるテレビカメラのカラー調整等に、使用される。
 ちなみに、BVM-L231が1式の金額は、ほぼ同サイズの家庭用液晶テレビの、およそ40台分の金額に等しい。

MT-2000

2010年4月4日 HD機材設備


  
  
武蔵株式会社製
TBCリモートコントローラー
MT-2000
 
(写真、上下方向中央)
 
  
  
 VTR機器内の、ビデオプロセス回路やTBC(タイムベースコレクタ)を遠隔制御し、VTR機器から出力される映像信号を、調整するコントロールパネル。
 機器特有の個体差を補正し、サブコントロール内の信号特性に合わせ、放送規格内の信号レベル(映像の明るさ・色の濃さ等)に、収める働きを持つ機器。 
 この1つの機器で、最大4式までのVTR機器を制御できる。