‘実習風景’ カテゴリーのアーカイブ

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昨年末の「ドラマ的!週間!」ですが、この柱となるのが、放送芸術科の実習授業。
ベースとなる課題(台本)に、役者のキャラクター設定をつけたり、芝居をつけたり
カット割りを考えて台本を完成させたり・・・と、ドラマの制作手順の一通りを経験します。
そして、本来の制作的作業に加えて担当するのが、美術セットの装飾。
1月14日に紹介した右下の写真、そのガランとしている美術セットに装飾するのですが
ただ、ヤミクモに、ではなくて、キャラクターやストーリー設定に合う装飾を行うわけです。
 
放送芸術科のこの課題、全部で16グループに分かれて行いますからね
各グループから6枚を選んで、ご覧いただきましょう。
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装飾する物は、学校にあるもの以外に、学生がそれぞれの家からの持ち込みも。
数人で協力しながら、短時間で準備を。
装飾するのは、比較的写ることが少ない玄関口にも。中段右の写真。
大きくしっかり何度も写らなくとも、あるとないでは大違い。
設定、そしてその雰囲気を出すために、欠かせませんね。
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スタジオには、大抵「マイクロフォン ブームドリー」がいくつか設備されていて
それを使用するわけですが、あくまでもスタジオでは、ということでしてね
それでは、ロケーションはどのようにするのか、というと、もう、手で持つしかないのです。
通称「竿(さお)」と呼ばれている、伸び縮みする棒の先に
マイクロフォンを取り付けて・・・という手法。
一番の難しさは、場合によっては「長く」そして「重たい」ということ。
3・4メートル以上、伸ばして使う事が頻繁にありますからね
マイクロフォン本体は軽くても、長くなる分、支える力はドンドン大きくなるわけです。
 
先に、担当職員がやって見せて、コツを教えながら、学生がチャレンジ。
カメラや照明、芝居の邪魔にならぬよう、立つ場所も持ち方もいろいろ。
いずれにしても、普段はあまり使わない筋肉も必要ですから、慣れるまでは、大変でしょうね。
放送音響科「テレビ音声実習 」です。
(写真撮影:放送技術科職員 伊辺)
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さて、つづきです!
前回、文字数増のため、割愛した写真の説明ですが、前回の下段左は、ブームの先に
マイクロフォンを取り付けているところ。
そして、前回の下段右の写真、黄色い物体を操作しているのが見られると思いますが
これは、ブームの前後方向のバランスを取るための、ウエイト(重り)。
 
・・・と、一通りの機能やセッティング方法を学習した後が、本日の写真。
いよいよ、操作編へと進みます。
 
それぞれの写真、左手で持っているものは、先に取り付けられたマイクロフォンを
水平方向に向きを変えるための、ダイヤル。
使用しているマイクロフォンは、「向き」がとてもシビアでしてね
例えば、口元に正しく向いていないと、しっかりと収音できません。
そして、右手は、台車の舵機構を操作(タイヤの向きを変える)ハンドル。
役者を見て、耳で聞いて、台本を見て、マイクロフォンの向きを変えて、台車自体を操作して・・・
と、熟練技が求められるのです。
(写真撮影:放送技術科職員 伊辺)
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シリーズとして、お伝えしている「ドラマ的!週間!」。
ドラマ収録用の美術セットが建てられている本校のテレビスタジオでの
各学科の実習授業の様子を、紹介ているものでして
1月19日の「照明編」に続いて、今回は、「音声編」でございます。
テレビスタジオでの「ドラマ音声」と言えば、まずは「マイクロフォン ブームドリー」。
マイクロフォンを持って芝居できない、マイクロフォンの存在を見せられない・・・
それらの事情や制約を解決手段の1つとしては、カメラに写らない、遠くから、収音するということ。
そのために「マイクロフォン ブームドリー」があるのです。
 
左上が、その機材が写っている写真。
移動させるためのタイヤ(ドリー)が取り付けられている台車に支柱が立っていて
それが、伸び縮みをする棒(ブーム)を支えている、という構造。
そのブームの先に、狙った音を比較収めやすい「ガンマイク」を取り付けて・・・(左下の写真)。
放送音響科の実習授業です。
つづく・・・。
(写真撮影:放送技術科職員 伊辺)
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自由課題の、作品のテーマが決まった後は、そのテーマの時代や場所の設定。
そのテーマの物(構造物)は、現在に建つものか昔に建つものか
あるいは、その物はどこにあるのか、たとえば、郊外の田園か海の近くか都市か・・・
このようなそれぞれの設定によって、デザインが大きく変わりますからね
それを、話し合いながら、再び多数決をとっている様子が、上の2枚の写真。
 
そして、このゼミを担当する、講師の遠藤先生から
それを製作するのであれば、たとえば、このような配置・デザインに、というアドバイスがあった後
デザインを担当する学生などが、デザイン案を提示。
よーく見ると、何を製作するのか解りますかね〜。
しかし、まだ、内緒にしておきましょう。(笑)
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普通教室ではない雰囲気のスペースで、学生がホワイトボードに、何かを・・・
それに向かい座っている学生、そして、背後から様子を見守る、職員と現場でも活躍している講師の先生。
右下の写真では、手を挙げている学生もいて、何か多数決をとっているようにも・・・。
いったい、何の授業かというと、テレビ美術科1年生「遠藤ゼミ (大道具操作実習)」です。
いわゆる「つなぎ」と呼ばれている作業服にヘルメットで
作業に、熱心に打ち込む姿を紹介する事が多いですけれど、今回はちょっと違った雰囲気ですよね。
 
この授業の最後は、学生自身で製作するものを決める「自由課題」がテーマ。
みんなで話し合いながら、「何を製作するのか」を決めている様子なのです。
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前回に変わって、また別の日の編集作業。
この日は、授業に関わらない1年生が、勉強のために見学。左上の写真、後ろに立つ3名です。
ところで、前回と今回紹介しているのは「オフライン編集」でして
映像編集は、その過程によって、「オフライン編集」「オンライン編集」の2つに大別されるうちの前者。
撮影素材のコピーを使用して、オンライン編集のための編集データを構築させる「仮編集」・・・
というのが、まあ教科書的な説明ですが、実際には、ここに書ききれないくらい、奥が深い。
特にドラマの場合は、このオフライン編集で
撮影素材の使い所が決まったり、ストーリーのテンポが決まったりと
つまり、この時点で、ドラマの面白さが決められる、という過程なのです。
 
今回も、担当の学生間で交代したり、指導講師のプロの編集マンがお手本を見せてくれたりと
内容が濃い、オフライン編集が進行中です。
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都内のある公園などでのロケーション・スタジオ収録を終えて
クランクアップした「ドラマ制作 2012」。
けれどもしかし、映像編集作業やMA作業など、完成までの重要な道のりは、まだ長く残っているのです。
 
やや薄暗い写真が4枚。ここは「Avid room 〜ノンリニア編集室〜」。
今年度から「ドラマ制作」を指揮する、本学園の倉谷顧問や担当職員
そして、ディレクター・タイムキーパーを担当する放送芸術科の学生
編集を担当する、放送技術科の学生というメンバー。
これに加えて、主にTBSテレビで放送されているドラマの編集を、数多く手がける「高池 徹さん」が
お忙しいスケジュールの中、特別講師を担当してくださいました。
(高池さんの「高」は「はしごたか」です)
 
学生数人で交代したり、高池さんからのアドバイスを貰ったりしながら
まさに、実践形式の高密度な実習授業が、進んでいきます。
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各学科がドラマに向かう「ドラマ的!週間!〜照明編」
ということでお伝えしている、「テレビ照明実習」。
ドラマを観ていて、特に断定的な説明がなくとも、無意識のうちに時間経過を感じますよね。
これはやはり、照明が作り出す「その場面の明かり」によるところが大きいわけです。
 
1つを学んで終わり、ではなくて、仕込んで説明を受けて光や色を感じ
さらに、仕込んで説明を受けて光や色を感じ、学習して・・・が繰り返されます。
 
右上の写真をご覧いただければ、一目瞭然かと思いますけれど
まずは、「夕方・夕暮れ時の室内」の設定。
色ももちろん、傾いた太陽から、陽射しが家の奥まで流れ込んでいる様子。
 
シーン替えを行った後の右下の写真は、「夜のひっそりとした室内」。
窓外からは、月明かりと付近の街灯の明かりがミックスされて、差し込んでいる様子。
いずれも、「らしく見せる」照明の力の1つです。
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テレビの「照明」というと、「人に対して」という印象が強いですよね。
けれども、もちろん、人にも当てますが、背景や「物」にも当てて
その「場」の照明が作られるわけです。
 
左上の写真、白い板の様な物に灯体を向けているように見えますね。
何に光を当てているのかが、右上の写真。
「カポック」という、発泡スチロール製の板状の物。
ご覧のように、反射させて光を当てています。
 
左下の写真が、カポックを使用する前の写真。右下が、カポックを生かした状態の写真。
学生の服装の明るさは、ほぼ同じですけれど、顔の頬や背景の陰の濃さが、かなりマイルドに。
テレビカメラは、肉眼での見た目よりも、陰が濃く強調される傾向にありますからね
それらを薄くして、自然に見せるという効果があるのです。
 
ちなみに、学生が手にしている物は、明るさを計る「照度計」です。
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すみません、わたくしが勝手に命名させていただいている、東放学園専門学校「ドラマ的!週間!」。
2つ目の紹介は、照明クリエイティブ科の授業「テレビ照明実習」でございます。
 
テレビで観ているドラマですけれど、ちゃんと「昼間」に見えたり「夕方」に見えたり
あるいは、ちゃんと「おしゃれなバー」に見えたり「アパートの一室」に見えたり・・・。
もちろん、そのように飾る美術スタッフの活躍もありますが、それらの物を照らす照明。
違和感なく自然に観られる「光」「灯り」これらの完成度や表現力によって達成されいるわけです。
 
写真では解りづらいのですが
セット上に置く脚立には、傷をつけないように、使い古しの軍手が足に付けられ・・・
学生は怪我をしないように、ヘルメットを被り・・・
まず重んじられるのは、安全第一ですね!
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ということで始まりました「ドラマ的週間」。
各学科が、テレビスタジオで、ドラマの基礎を学ぶ、そんな期間でして
実際には、昨年12月に行われたものです。
まずは、放送技術科の授業から。
 
バラエティーや音楽番組に対して、ドラマというと
一見地味で、動きも比較的少なく、穏やかなカメラワークという印象を持つ方も少なくないと思います。
もちろん、ジャンルというか目的が違いますからね、単純に比較できないわけですけれど。
ただ、ドラマを観ている人が「カメラワークを気にし過ぎる事なく、ストーリーに入り込める」これは
緻密で丁寧な、テクニックによって、「自然さ」が達成されているからなんですよね。
 
合間の撮影なので、似た構図の写真ばかりですが、立つ・歩く、戻る・座るという動作を
しっかりと、テレビカメラでフォローする、という練習。
単純で、常日頃、目にしている人の動きですが、それを撮影するのは、意外と難しいのです。
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前回紹介した「スタジオ番組制作」ドラマのガイダンスが終わった後
スタジオを「ドラマ仕様」に変身!
今回の課題用に製作されている美術セットを建て込んでいく作業でして
担当は、テレビ美術科の学生と各学科の職員・ティーチングアシスタントとの混合チームです。
芝居に座り演技があって、それをカメラで撮影しやすくするために
全体的に五寸(およそ15センチメートル)上げ。「平台」を敷き詰め・・・。
 
そして、壁や玄関・窓にあたる部分のパネルを持ち込み、それを建てていき・・・
ソファーやテーブル、ガスコンロや炊飯器などの生活必需品の道具を置いて
美術セットとしては、完成です。
 
さて、今回のこのテレビ美術科の建て込みから始まって、2週間は
各学科とも、テレビドラマに関わる内容の授業「ドラマ週間」が、進行していきます。
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主に、スタジオでの番組作りの方法・手段を中心に
制作や様々な仕事についてを実践形式で経験し勉強する「スタジオ番組制作」。
情報番組に続いて、内容はステップアップしまして、今回の課題は「ドラマの基礎」です。
 
課題のガイダンスの後は、「本読み」について。
ドラマの台本に書かれている台詞、これを役者が読んでいく、言わば机上のお芝居でして
細かな言い回しや、その台詞の意味・思惑などを照らし合わせながら確認するなどの作業です。
脚本担当やディレクター、そして役者の気持ちが、それぞれの言葉に吹き込まれます。
 
その後は、「立ち稽古」。
芝居に関わる物や、実際の美術セットの代わりになるような物を配置。
芝居の実際の動きを確認したり、ディレクターによる演出が行われたり・・・という過程です。
実際のドラマ制作現場では、最近では省略される事が増えましたけれど
学校で学生が受ける基礎の授業ですからね
省略せずに、しっかり学びます。
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