マイルドな「陰」
2013年1月18日 実習風景,照明クリエイティブ科
テレビの「照明」というと、「人に対して」という印象が強いですよね。
けれども、もちろん、人にも当てますが、背景や「物」にも当てて
その「場」の照明が作られるわけです。
左上の写真、白い板の様な物に灯体を向けているように見えますね。
何に光を当てているのかが、右上の写真。
「カポック」という、発泡スチロール製の板状の物。
ご覧のように、反射させて光を当てています。
左下の写真が、カポックを使用する前の写真。右下が、カポックを生かした状態の写真。
学生の服装の明るさは、ほぼ同じですけれど、顔の頬や背景の陰の濃さが、かなりマイルドに。
テレビカメラは、肉眼での見た目よりも、陰が濃く強調される傾向にありますからね
それらを薄くして、自然に見せるという効果があるのです。
ちなみに、学生が手にしている物は、明るさを計る「照度計」です。