前回投稿の2枚目の写真。
これを進み、小さな十字路を左に曲がると、この光景。
何と言っても、特徴的なのは、右に見える家の前の、花壇。
「あ〜、そうだ」と思い出す卒業生の方も、少なくないでしょうね。
これだけ、いつも素敵な様子を維持している、ということは
相当、手入れをして面倒を見ている筈。
花は葉に対する優しい気持ちが、手に取るように解りますね。
そして、この細い街路を進むと、途端に風景が広がり
国道20号(甲州街道)と、東京都道413号(井の頭通り)との交差点、「松原交差点」に。
ここはもう、「想い出の交差点」という言葉がピッタリ! と言う場所でしょうかね〜。
先に見える人、後から近づいて来る人、それに、友達、職員。
いろいろな想いが、この場所を交錯したのでしょうね、きっと。
中には、「胸、ときめく」なんて想いも、沢山あったのだろうな、と推測します(微笑)。
その松原交差点、1つ目の信号を渡ると、この光景。
この場所で気になるのは、「時間」でしょうか(笑)。
あの友達は?この友達は、もう、教室に入っているかな?
という気持ちを巡らす、そんな場所でもありますよね〜。
2つの大きなタンクでお馴染み、交差点左には、東京都水道局和泉給水所の水道施設があります。
月に2回程度の頻度でお伝えしている「ドラマ制作2012」。
ただ、ここでの紹介がその頻度なのであって、実際には、週に1〜2回は、放送芸術科の学生を中心に集まって会合し打合せをしているわけです。
そのうち、月一度は、参加する学科・学生が集合しての全体会議も。
今回は、まずは、プロデューサーや脚本を担当する学生より、今度の制作スケジュールや、固まりつつあるプロット・シナリオの説明などなど。
定常授業が終わり、いわゆる夏休みの期間が近づいてきていますけれど、その期間になると、本格的に高密に進み始めるのが、このドラマ制作の制作準備。
ロケーションやスタジオでの収録も大事ですけれど、それを達成するのは、とにもかくにも、綿密な事前準備ですからね。
上の左の写真は、担当する本学園倉谷顧問を脚本・演出を担当する学生。
プロット(あらすじ)の吟味に次ぐ吟味、次いで吟味・・・。
そして、右の写真は、この実習の音声・音響全般を担当する、放送音響科の学生と担当職員。
参加するメンバー全員で、チーフを誰にするか、各役割をどうするかなどの相談中の様子です。
さて、今日の1枚目はこの写真。
可愛らしいロボットのようなお人形さんが、ポコっと。愛嬌ある表情で座っていますけれど、このキャラクターはいったい何か?というとですね、学生がデザインして製作したオリジナルマスコットなのです。
想像するに、テレビの顔に、頭にはアンテナですかね〜。
そして、同じキャラクターがこちらにも。2枚目の写真。
これは、テレビスタジオの床に作られた、番組美術セットの一部。
そう、実は、先日来、断続的に紹介している「番組制作演習」という実習の番組キャラクターでしてね、この授業、大きく4グループに分かれてチームを組み、番組を製作していくのですが、その1つのグループのイメージキャラクターなのです。
披露の1回目の番組美術セットには、方々にこのキャラクターが登場。
番組に、「一花」添えているわけですね。
音楽番組製作で始まったこの授業も、第二シリーズ目。情報番組製作へと、実習が突入しています。
映像技術系のスタッフと言えば、たとえば「カメラマン」「編集マン」。この両者の存在は、知らない人はいないでしょうね。けれどもしかし、映像技術系と限っても、その役割は多技に渡りましてね、これがテレビ番組の製作に関わる全スタッフ、そしてその役割というか職域は、とても沢山!
普段何気なく観ている作品も、それらの数多くのスタッフの活躍によって、製作されているのです。
「普段、特に意識することなく観ている」仕事の成果の1つ、これが、今回紹介する「CG(テロップ)製作」のスタッフ、そしてそれを担当する学生です。
生放送でも収録番組でも、画面上に沢山の文字情報が登場しますよね。特に最近では、出演者の発言をテキスト化したものを、とても多く目にしますし、出演者の名前や番組の最後に流れる事が多い「スタッフロール」などなど・・・。番組よっては、画面のどこかに常に、文字情報が掲げられているわけです。
写真は、本校5学科と東放学園音響専門学校の音響技術科が携わる大型実習授業「番組制作演習」で使用されるCG・テロップを作成している、放送技術科の学生2人です。
「明大前駅から校舎」その5
2012年7月4日 学校の様々
さて、シリーズでお伝えしている「明大前駅から校舎」、今回は、その5でございます。
入学して、しばらくは、駅近くの商店街を抜け、甲州街道沿いを歩く1年生の学生も
何かのきっかけで、先輩と一緒に歩くなどすると
この、言わば「裏道」と知り、ちょっぴり得をした気分になる
そんな、しっとりとした街路なのですよね。
駅からは、東京都世田谷区松原の街並み。
今でこそ、マンションやアパートメントが増えましたけれど
元来は、一軒ずつの敷地面積が広い、閑静な住宅街。
耳を澄ますと、鉄路を行く京王線の音や
甲州街道を行く車の音が、微かに聞こえたり・・・。
友達らしき背中を観ては、早歩きになり追いついて・・・。
そんな、意気揚々然とした光景を想い出す
そんな卒業生の皆さんも、多いでしょうね〜。
東放学園専門学校「オープンキャンパス 体験入学」
次回は、7月15日の日曜日と、7月16日の月曜日!
日頃は、自分自身のために、そして、共に行動するグループのそれぞれのために
活躍している学生スタッフが、優しく丁寧に皆さんのお相手をさせていただきます。
特に、7月15日(日)は、放送技術科のスペシャル体験!!
長く素敵な夏休みを前に、高校生もそうでない方も、そして、保護者の方も、
とにかくカメラマンに、映像編集マンに興味がある方々
ぜひぜひ、ご参加ください。
学生・職員共々、ご来校をお待ちしております。
テレビ番組を観ていると、当然、そこに見られる結果に対する気持ち
あるいは、その収録風景に対して意識を手向ける、これは、言うまでもなく、ごく普通の事。
けれどもしかし、その「結果」まで、つまり収録(放送)本番に至るまでには
特に制作系のスタッフを中心とした準備、これが欠かせない。
まさに「コツコツと」という言葉が相応しい、それらの準備によって
「番組」という結果がもたらされるわけです。
写真は、断続的にお伝えしている「ドラマ制作2012」の打合せの様子。
放送芸術科の学生を中心に、ロケーションの場所や、脚本に関する打合せが進行中です。
上段の左は、ロケ場所について、色々と意見交換をしている様子。
ストーリーに相応しい場所であれば、どこでも良いわけではなくて
様々な条件を完全にクリアーして、ロケーションが可能になりますからね
深い吟味が必要になります。
上段右は、脚本担当やプロデューサーやディレクターを中心とした打合せ。
まずは、学生だけで、話を豊かにしていく、そういう過程です。
活躍するスタッフは、製作に直接関わる学生だけではなくて
メイキング映像を撮影する記録班も、毎回レギュラーで。下段の写真です。
この仕事も重要でしてね、作品製作の一つ。
こちらも、放送芸術科の学生が担当しています。
さて、前回お伝えした練習。具体的にどのようなカメラワークのための、どのようなテクニックの練習なのか。
これは、細々とテキストを並べ立てるよりも、動画をご覧いただいたほうが解りやすい筈ですので、その練習の様子を無人定点的に撮影した映像を、紹介させていただきましょう。
音楽番組を観ていると、被写体(歌手)に対して、左右方向に動きながら撮影している映像を目にしますよね。
あのカメラワークを「トラックショット」と呼ぶのですが、あの華麗なカメラワークを達成するための動作が、今回の練習。
もっぱら、横方向に力を与え動かすのに、体はカメラに対して正面にいなければならない、というところに、このテクニックの難しさがあります。
コツは、手先の力や腕力ではなくて、体でしっかりと力を与えること。
なぜならば、手や腕は、レンズの操作をしたりバランスの良いアングルを維持したりすることに、その力が使われなければならないからです。
「撮影すること」の前に、まずは「動かせること」。
これは、テレビスタジオにある大型のテレビカメラ「スタンダードカメラ(スタジオカメラ)」を扱うために、必須のテクニック。
なぜならば、写真に見えているこのカメラ、重さはおよそ260キログラム!
もちろん、タイヤが付いているので、このまま一式を持ち上げることはないですけれど、それ相応の重量物ですからね、簡単には動かせないからです。
素敵な撮影構図、華麗なカメラワークを達成するために、素早く、あるいは適格に動かす能力が欠かせません。
その操作法を、徹底的に勉強したり練習したりする授業が、放送技術科の「カメラワーク実習」。
一口に「動かし方」と言っても千差万別でして、その時の状況や目的によって、幾通りもあるものなのです。
そして、大事なポイントは、動かす腕力・筋力ではなくて、「力の与え方」。ですから、手先・腕先の力ではなくて、「体で動かす」ということです。
写真のそれぞれは、レンズを上下左右に振動させないように、カメラを横方向に動かす練習中の様子です。
在学生や卒業生の方でしたら、言わずもがな、お馴染みの場所。
東放学園専門学校 本館・プリズム21から、レインボー館・オーロラ館への道。
高校生の方など、ご存知でない方だと、え?と思うかも知れませんが
写真の左の建物、そして、範囲外の左側にも、本校の校舎があるのです。
今まで何回か紹介している、テレビ美術科の作業工房も
レインボー館の地下にありましてね
写真のオーロラ館の屋外の作業場に、ちょうど、製作途中の美術セットも見られます。
実は、写真右に見える本館は、間もなくリニューアル。
このアングルの、校舎の姿も、そろそろ見納めなのです。
梅雨の中休みの、東放学園専門学校。
この後は、梅雨の後半に入って
陽射したっぷりの、爽やかな光景も、しばらくお預けになりますね〜。
報道用のカメラがズラリと並んで、照明も当てられて、まるで何かの発表会・記者会見の様に見えなくもない、ですかね(笑)。
それぞれのカメラ・機材一式は、およそ800万円。
今や、iPhoneやスマートフォン・デジカメなどでも、高画質な動画の撮影が可能ですけれど、プロフェッショナルな機器は、その使いやすさや品質・耐久性など理由によって、ある程度大きく重たく、しっかりとしたデザインなんですよね。
加えて、撮影や収録に関わる様々な設定も、iPhoneやデジカメなどは、いわゆる「自動」の状態で撮影するのに対し、プロの機器は、それらのほとんどを、手動で細かく設定していきます。
・・・でですね、この実習授業の写真、いったい何をしているのか、というと、「ホワイトバランス」の設定・動作の練習中の様子なのです。
この専門用語も、上記のようなツールが広く普及している現在では、すっかり一般的な固有名詞になって、「見たことある」という方も多いでしょうね。
白色系の光や物を撮像した時に、我々の肉眼での見え方と同じ色(近い色)となるように、カメラの色の調整をすること・・・ごく簡単に言うと、こういうことです。
ちょっとレアな事を書くと、「放送事業」に関わる電波法では、スタジオとは「演奏室」と定義。
どうもピンと来ませんけれど、「演じて・奏でる」というふうにすると、深く納得な感じですよね。
先日来、お伝えしている写真をご覧いただくと、まさに「演・奏」。
演じて奏でるために、様々なスタッフが活躍している、というわけです。
今回の写真のポイントとなる1枚は、二段目の左。同様に「演奏装置」と定義されている、サブコントロールルームの様子です。
手前から、TD(テクニカルディレクター)・ディレクター・タイムキーパという順。
演じ奏でる場、それに関わるスタッフを指揮し、その内容を魅力あるものにするのが、ディレクター。
放送芸術科の学生が担当しています。
さて、前回に続き、「番組制作演習」のカメラリハーサルから本番にかけての様子を、ご覧いただきましょう。
どの写真も、学生の活躍という点では、言わずもがな共通しているわけですけれど、8枚の中の、ポイントになる写真は、最下段の左。
これは、本番前に、美術セットの1つである床材の「サンプレート」の掃除というか洗浄をしている様子でしてね、テレビ美術科の学生やアシスタントの職員が、洗剤や研磨剤を使って、綺麗にしている作業。
それぞれの小さな傷や汚れが、撮影画面上に目立つ存在にはならないですが、「チリツモ」的に、全体的に汚く見えますしね、出演者が載るステージですから、そこは綺麗にする、というわけです。
とても大切な事、ですよね。