2012年3月23日 のアーカイブ

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 回路チェック・点灯チェックなどが終わると、次の作業は、「照明シュート」。
 ごく簡単に表現すれば、数多くある照明の灯体(ライト)の向きや、光の広がり具合を整えていく、という作業です。
 
 1枚目の写真。学生が手に持つ物は、当ブログでも、以前から紹介している「介錯棒(操作棒)」。
  
 このシュート作業、基本的には、客席からの、つまりお客様からの「見た目」を重視。
 テレビ収録が入る場合もありますけれど、まず、第一義的には、その場にいるお客様が、綺麗に素敵に観られるのかどうか、これがテーマ。
 ですから、それらの作業の指示を出すライティングディレクターは、客席の中から指示。2枚目の写真です。
 
 3枚目の写真は、その学生本人。
 言うまでもなく、ステージはかなり幅がありますしね、灯体の配置は3次元的ですから、常に中央から指示を出すのではなく、必要に応じて、客先の中を移動して、細かく指示を出していくのです。
 
 シュートに使用する器具は、介錯棒だけではなく「ローリングタワー」と呼ばれている機器も使用。4枚目の写真です。
 ステージの脇から撮影したものですが、下と上に見えている人の大きさを観ると、おおよその高さは推測できるでしょうか。
 ヘルメットを着用し、安全帯をしっかりと取り付けた、安全に配慮した作業ですが、さすがに上に昇るのは、授業を担当する、現場で活躍するプロのスタッフです。