‘実習風景’ カテゴリーのアーカイブ


 
 中学2年生、技術の授業の時間では、いわゆる「工作に関連する道具」や「木工機械」なる物を初めて知り、その存在に驚かされたものでした。なぜかと言うと、それまで時間や手間をかけて、頑張っていた(つもり)作業が、それらの機械によって、非常にクールに、非常に速く終わるからです。
 けれど、その中でも「神秘的だな〜」と感じたのは、鉋(かんな)。
 木の表面を薄く削る、あの道具です。
 小さい金づちで、鉋刃の頭を叩いたり、鉋台の頭を叩いたりして、刃の出方を調整する、という使い方。微調のハンドルやメモリがある、西欧の機械とは違って、「叩く」という気持ちを感じる道具だと、そう感じていたわけです。 
 
 この鉋も、切れ味爽やかですよね(笑)。

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 アイドルユニット「AeLL.」のプロモーションビデオ(略してPV)の撮影。引き続いて、2曲目『エコロジーモンキーズ』スタジオ部分の収録となりました。
 ちなみに、「AeLL.」は、健康・エコ・環境問題をテーマに結成されたユニット、ということでして、<Activity> <eco> <Life> <with> <Love>の頭文字をとって「AeLL.」なのだそうです。
 デビューシングル『エコロジーモンキーズ』も、もちろん、それらの由来に、多いに関係アリ!というわけです。
 コスチュームも1曲目とは変わって、スタジオ全体の雰囲気も、大きく変わっていますよね。
 あえて素直に、うーん、もう本当にギチギチに素直に表現して・・カワイイ!ですね。(笑)
 
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 はい、そして、トーンは一挙に暗くシブく、裏方のテレビカメラマンの2枚。
 今回、美術スタッフ・照明スタッフ・音声スタッフ、そして映像スタッフは、学生です。学生ですよ! (太字してみました) それに、職員が手助けをする、という形。客体的に観察すると、「かなり凄いな」と思うわけでございます。
 つい先ほど、写真を見て思い出しましたけれど、大型のスタンダード(スタジオ)カメラを担当していたのは、3名とも女子学生。出演者と歳は近いですよね。
 立場は大きく違えど、「良い作品を作ろう」という目的は、至極共通なのです。

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 さて、1曲目の収録も無事に終了。そして、その直後から、今度は2曲目の収録スタンバイ。
 美術セットと照明のデザインが変わるため、関わるスタッフが一斉に作業開始。可能な限り、短時間で済ませる突貫スタンバイでして、「8時だョ! 全員集合」の、「盆回り大転換」みたいな雰囲気。うーん・・・、解る人少数・・・と想定(笑)。
 
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 美術セットの転換が終わって、照明のシュート作業(光の広がり方やその方向などの微調整と準備)が終わって、再び、美術スタッフによる床の清掃作業。床と言っても、美術セットの一部。カメラアングルによっては、小さな汚れも目立つので、そこにも、気を抜きません。
 そしていよいよ、2曲目のリハーサル開始。1曲目と同様、まずは、出演者の正面にカメラを4台集めての、スタンダードアングルです。
 

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 東放学園専門学校「オープンキャンパス 体験入学」が終了した後、テレビスタジオでは引き続き、アイドルユニット「AeLL.」の、プロモーションビデオの撮影を開始。まずは1曲目「Switch」の収録です。
 プロモーションビデオの内容、あるいはその詳細は、公式に発表されればお解りになると思いますので、ここでは割愛させていただきますが、屋外でのロケーションの部分も含めた作品になるようです。 
 
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 プロモーションビデオ、略して「PV」ですけれど、多種多様な撮り方・作り方がありますが、今回のスタジオ部分は、まずは、テレビカメラ4式を使って、スタンダード的はアングルでの収録。主に、歌手の方々を正面から撮影。
 その後は、クレーンカメラを使った、クレーンワーク部分の撮影。これらに屋外でのシーンの収録素材が取り入れられ、編集されて・・・という手法です。

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 「ヤブからボウ」に「ヤツぎバヤ」、そして「矢も盾もたまらず」にお伝えしましょう。この写真。
 黒の背景に白い美術セット。黒いTシャツに白い衣装。そしてこの場所、テレビスタジオ。
 
 
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 そ、そして! その手前の女性4人。実は、アイドルグループの「 AeLL. 」の皆さんなんですよ。
 写真左側より、石條遥梨さん、西恵利香さん、篠崎愛さん、鷹那空実さん。
 もちろん、その周囲に写るのは、本校各学科の学生達でございます。
 さあ果たして、いったい? なぜ!? 
 次回以降、詳しくご紹介しましょう。

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 昨日の記事に続き、本番当日。
 装飾され、出演者が座る席も用意され、いろいろな道具が置かれて、完成後の美術セットはご覧の通り。
 馬車で運搬するのに使った木箱ふうの出演者席。デザインは、「木」の地の色をそのまま生かしたアメリカン。西部劇に出てきそうな雰囲気ですね。
 向かって下手(左側)には、テーブルの上に乗った木箱。ここには、今回の番組進行に欠かせない「お題目」のようなワードが、表示されています。
 この中に入っているものは実を言うと・・・、2枚目の写真。
 
 この木箱の中に入っているのは、液晶ディスプレイ。
「サブコントロールルーム」のスタッフが、ノートパソコンで操作。これと専用の回線で、繋がっているのです。
 そして、2枚目の写真内の下を観察していただくと、白いボタンが並んだ黒い物体と、その下には銀色の骨組みの様な物が・・・。
 
 いよいよ、3枚目の写真で全貌が明らかに!
 もう、お解りですよね。スタジオフロアで使用するテレビモニター(ジープモニター)です。
 美術スタッフ(テレビ美術科の学生)が、写真のうちの1台を利用して、『うま〜く』装飾して、「テーブルの上に乗る木箱ふう」に、変身させていたのでした。 

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 さて、昨日紹介した2週間後の本番に向けた「打合せ」が行われている中、テレビスタジオでは、翌日の「番組制作演習」本番で使用する美術セットの建て込み作業が。裏に表、右に左に、大勢のいろいろな学生が、方々で活躍しているわけです。
 
 床材が敷かれ、出演者を囲むようにパネルが立てられ、その装飾の作業が始まりつつある様子。
 作業用の「つなぎ服」を着て、そしてヘルメットですから、写真だと性別が解りづらいですけれど、もともと女子の方が多い学科ということもあり、写真のほとんどは女子。
 いやしかし、むしろ、性別は関係ありませんよね。とにかく、テキバキ仕事をこなしている姿は、カッコ良い!
 羨ましいな、と、思うほどです。
 
 2枚目の写真。パネルの境目に「長押」状の薄い板材を貼ろうとしているところ。
 まるで素人の私だと、適当に目分量で貼ってしまいそうですけれど、そこはプロを目指す学生さん。しっかりと巻き尺を当てて、丁寧な作業です。

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 生放送形式の番組製作は、グループ毎に各1回だけではなく、前期の期間中に繰り返して何度も。だから、1つの番組が終わると、すぐに次の番組分の打合せが行われるわけです。
 本校の放送芸術科・放送技術科・放送音響科・照明クリエイティブ科・テレビ美術科、そして、東放学園音響専門学校 音響技術科の合同実習授業「番組制作演習」です。
 
 写真1枚目は、ディレクターを担当する放送芸術科の学生が、黒板を使って、番組内容などの説明をしている様子。それを取り巻くように座っているのは、映像・音声・照明・美術の各チーフの学生や、プロデューサー・構成を担当する学生など。
 回数を重ねる毎に、より内容の濃い打合せの様相に変わってきて、学生の取組み方も真剣。非常に本物に近い雰囲気です。
 
 番組は、スタジオ以外にも中継の部分やVTRの部分がありますから、大きな教室内の所々で、同じ様な打合せの「輪」ができています。
 これが2枚目の写真。

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 それでは引続き、放送音響科2年生の実習授業「三塚ゼミ」についてお伝えしましょう。
 
 学校内のラジオスタジオでの、そして授業ではありますが、実際に電波となって放送する番組を製作している訳ですし、放送する日程は、既に決まっていますから、「時間がかかったから続きは明日」なんて事も当然できない。環境は「プロさながら」。学生の表情も身のこなしも真剣そのものです。
 ですから、昨日紹介した写真も含めて、「学生がやっている」と書かないと、そうは見えないですよね。

 1枚目の写真は、ブース(スタジオ)側。パーソナリティーのお2人です。
 左側の男性は、本校卒業生で事務所に所属するプロの方、渡辺郁也さん。そして右側の女性は、姉妹校である「専門学校 東京アナウンス学院」の学生さんです。
 
 2枚目の写真は、ラジオスタジオでの収録後の、番組編集作業の様子。
 担当の学生が話し合いながら、編集するポイントを決めます。

 学生が携わるのは、番組収録本番日だけではありません。事前の企画や内容の決定から始まり、構成や台本を作成したり、番組内容に関する「リサーチ」をしたり・・・と、作業は盛りだくさん!
 とってもやりがいがあるでしょうね。

 みなさん、どうぞ、お聞きください。

【番組名】MIDNIGHT COLOSSEUM
【放送局】エフエムインターウェーブ株式会社 「 Inter FM 」
【周波数】FM:76.1MHz  【放送出力】10kw
【URL】http://www.interfm.co.jp/
【放送日】毎週土曜日 25:30~26:00

 (原稿案・写真:Tanabe)

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 唐突ですが、
 実際に放送するラジオ番組を作っているのです。だから、学生による作品が聞けるのですよ。しかも、FMラジオ放送で首都圏およびその周辺地域で、です。
 今回は、放送音響科2年生「三塚ゼミ」についてお伝えします。
 
 このゼミは、講師の先生からの指導やアドバイスを受けながら、実際に放送しているラジオ番組を製作する実習授業でして、番組内の企画発案から、内容の構成を考えて台本を作成。そして、もちろん、収録から編集に到るまでのすべての過程について、学生自身で主体的に作業を進めていく、というもの。まさに、「本格的!」な授業なのです。
  
 1枚目の写真は、収録しているラジオスタジオの様子。 
 左側に座っているのがディレクター、右側に座っているのがミキサーです。もちろん、2人とも当然学生ですよ!
 
 2枚目の写真は、ディレクターの学生が、パーソナリティー(出演者)に、話し始めるための「きっかけの合図(CUE)」を出しているところです。(次回へつづく・・)
 
【番組名】MIDNIGHT COLOSSEUM
【放送局】エフエムインターウェーブ株式会社 「 Inter FM 」
【周波数】FM:76.1MHz  【放送出力】10kw
【URL】http://www.interfm.co.jp/
【放送日】毎週土曜日 25:30~26:00

 (原稿案・写真:Tanabe)

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 番組の企画や構成を決定する打合せに始まり、制作・演出・映像・音声・照明・美術の各スタッフ間の打合せ、そして様々な準備や作業を経て、本番。この一連の流れのなかで、最も少人数で行われるのが、映像編集作業。
 ただ、番組・作品のジャンルや環境の違いにもよりますけれどね。
 昨日に続いて、「映像編集作業」の様子。2枚目の写真、奥が放送芸術科のディレクター、手前が放送技術科の編集担当者です。
 
 まあその、こういうブログで、教育的見地で申し上げるのは、いかがなものか、と思いながら書くわけですけれど・・・(実は今までも結構書いていますが・・(苦笑))。
 暗中模索の切磋琢磨でも、時間をかけながらでも、「先生」がいない環境で、少しずつでも「前に歩む」というこも、「教える」という環境では必要なわけでございまして、今回は、その様な姿の1つを、ご紹介させていただいた次第です。

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 昨日の記事より、一日戻って、土曜日の学校。
 閉校している土曜日もありますが、今回の土曜日は、特別講座で多数の学生が登校。そして、写真の学生達も、それとは別の目的で登校。
 実は「番組制作演習」の編集作業でして、写真は、放送用フォーマットの映像編集室「ON LINE room」。それなりに大きい1つの「部屋」ですけれど、これで1セットで1システムです。
  
 今回は、メインで映像編集の授業を担当している職員だけではなくて、ナ・ナント!本校の教務教育部長が、アドバイザーとして担当。元々、映像編集の先生なのですよ。卒業生の皆さんにおかれましては、ご存知の方も多いでしょう。
 写真には写っていないのですけれど、本来の編集担当の職員と、2人で指導にあたる時間もあって、いつもとは違って、レアでそして豪華な(手前ミソ)編集実習授業なのでした。

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 1枚目の写真は、「番組制作演習」何度か繰り返されるリハーサルの合間の様子。テレビ美術科の学生が、美術セットの完成と手直しを行っているところです。
 写真では、数枚の大きなパネルだとご覧になると思うのですが、これらを製作する作業工房からスタジオまでは、小さく分けて運ばれるのです。つまり、繋ぎ合わせたその後の作業に関しては、スタジオで建て込みが終わった後に、行われる。ここで、初めて完成する、というわけです。

 そして美術の仕事とは、部材を組み立てるだけではなくて、「デザインする」「描く」という作業も必要。まあその、順番的には、デザインして設計して、その後に、造作して組み上げて・・、ということになります。
 
 ということで、2枚目の写真は、パネルに描かれているキャラクター。
 番組のテーマやテイストに合わせたデザインを、学生自身が考える。それによって生まれた、オリジナルのキャラクターです。
 
 3枚目の写真は、司会者用のテーブル、これに付けられたキャラクター達。どれも愛嬌があってカワイイ(笑)。
 テレビカメラによって、大きく写されるわけではありませんけれど、全体的な「雰囲気の表現」には、このような小さく細かいディティールも、欠かせないのです。

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 もう、当然の事ながら、リハーサルや本番時に、テレビカメラの前や脇で・・・、ということだけが仕事ではなくて、それ以外の時間にも、その他にも、沢山の仕事があるのです。フロアディレクターというのは。
 
 1枚目の写真は、出演者の1人がスタジオに入った時の様子。
「じゃあ、あそこに・・」と座る所を指差して終わり、ではなく、その近くまで同行し、丁寧に座る位置を案内。
 
 2枚目の写真は、席に着いて、進行表台本を見せながら、番組の流れや各コーナー毎の詳細な説明をしているところ。
 学科は違いますが、写真の出演者も、フロアディレクターも、同じ学年の学生同士。けれど、お客様のように、敬語を使い丁寧に話をしています。
 番組に出演していただく、製作に協力していただく、その「お願い」の気持ちによる行動。
 これに、年齢や学年などは、関係ない、というわけです。