中学2年生、技術の授業の時間では、いわゆる「工作に関連する道具」や「木工機械」なる物を初めて知り、その存在に驚かされたものでした。なぜかと言うと、それまで時間や手間をかけて、頑張っていた(つもり)作業が、それらの機械によって、非常にクールに、非常に速く終わるからです。
けれど、その中でも「神秘的だな〜」と感じたのは、鉋(かんな)。
木の表面を薄く削る、あの道具です。
小さい金づちで、鉋刃の頭を叩いたり、鉋台の頭を叩いたりして、刃の出方を調整する、という使い方。微調のハンドルやメモリがある、西欧の機械とは違って、「叩く」という気持ちを感じる道具だと、そう感じていたわけです。
この鉋も、切れ味爽やかですよね(笑)。