‘実習風景’ カテゴリーのアーカイブ

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 本学園・広報宣伝部の職員からの「オーダー」の後は、ラジオやそのCMのプロフェッショナルな方からの、貴重なアドバイスでございまして、ご担当は「
調布エフエム放送株式会社」袴田荘之介 様。
 学校法人東放学園 ラジオCMのガイダンスです。
 
 プロデューサーにディレクターにアナウンサーに・・・と、まさにマルチに活躍されている方でして、ラジオに関わる仕事、そしてそれらの様々な視点から、まずは、ラジオCMの本質や特徴についての話。
 そして、話の内容は、さらに広くそして深層まで。ラジオCM製作の流れから、その手法に至る詳細について、丁寧に説明されました。
 
 今後は、CM企画や原稿、「声」の配役決定・・・と、製作が進みます。

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「テレビを観る醍醐味」これが「その世界観や光景に浸ること」だとすれば、「ラジオを聴く醍醐味」は「その世界観や光景を想像すること」だと言えるでしょうね。
 つまり、音だけの情報から、その先の、出演者・アナウンサーやパーソナリティの表情を想像する、その気持ちを想像する。ここにラジオ番組の面白さがある、ということ。
 そんなラジオ番組の製作実習を行っているのが、本校の放送音響科でございます。
 
 日頃、ラジオ番組を製作しているので、今度は、ラジオCMも作ってみよう!が、今回紹介する企画です。
 そして、製作するのは、東放学園専門学校 放送音響科・専門学校東京アナウンス学院 放送声優科・東放学園映画専門学校 アニメーション映像科のCM。
 
 このCM製作に先立ってのガイダンスの様子が、それぞれの写真でしてね、まずは、学校法人東放学園 広報宣伝部の職員から、学生へのオーダーを本格的に。
 同じ学校内の職員と学生ですが、クライアントとスタッフの関係でもありますからね。
 放送音響科の学生、真剣に聞いているのです。

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前回照会した写真の3枚目に写っていた美術セット。
デザイン性に富んだ、可愛らしいもの。
しかし、上の写真は、照明が仕込まれる前の姿で
スタジオハウスライトの照明が、平板に当たっている様子。
何て言うのですかね、うーん、今イチ面白さに、素敵さに欠ける感じ。

 

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それに、「照明の演出」が加わると、様子は一挙に変貌。
使っているデジカメの再現性で、今イチ暗く見えてしまっている部分もありますが
実際には、さらに素敵なデザインに仕上がっているのです。
言うまでもなく「大変身」。
美術セットのデザインを生かし、その個性を誇張する光。
それぞれの仕事、それぞれのスタッフの重要性が、お解りいただけるでしょうか。

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 普段の生活で、様々な光景を目にした時、「眩しい!」「暗い!」と感じることもありますが、慣れれば、比較的自然に明るさを感じることができます。
 いわゆる「良い感じ」に、マイルドに光を感じる、という能力に長けているのが、「人の眼」。
 けれどもしかし、これが、目の代わりをするテレビカメラになると、そう単純でないわけです。
 暗く見える所はトコトン暗く、眩しく見える所はトコトン明るく・・・となるのが、テレビカメラなどのサガ。
 従って、そのような特性を考慮しないと、テレビの画面を通して見る光景は、随分と見づらいものになってしまうのです。
   
「テレビ照明」とは、それらをいかに「自然に綺麗に見せるか」。これが、大切な要素の1つとなるのです。

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 6月5日の当ブログ、1枚目の写真で紹介した「ミニパーライト」。
 あれらが、どのように使われたのか、が、1枚目の写真でしてね、スタジオの「ホリゾント」に沿うように、沢山のミニパーが並べられた光景です。
 写真では、全容が見えなくて恐縮なのですけれど、レインボーカラーの仕上がり。
 一見、何気ない光の当て方かのように見えるかも知れませんが、間隔、色合い、角度・・・などなど、緻密な調整を経て、見た目の綺麗な仕上がりになるのです。
 写真は、数多くのライトの向きなどの調整をしているところ。
 
 2枚目の写真。安全対策のヘルメットを被り脚立に乗り、ライトを取り付けている様子。
 通常、照明バトンに吊り込みをするライトですけれど、バトン同士は一定の距離がありますからね。
 それらの間隔の間にどうしても・・・ということも多くて、その場合、見えている黄色の渡し棒を取り付けて、ライトを吊る作業をします。
 
 3枚目の写真。介錯棒(サオ・操作棒)を使って、適切な方向へと、ライトの向きを変えている様子。
 右下に見ている学生も、照明クリエイティブ科の学生です。

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 完成した作品が、なかなか紹介できなくて、イカントモシガタイ・キョウシュクシゴクでございます。
 当ブログ、テレビ美術科抽出ページのこちらの中にある「細かく、そして、リアルに」の続く内容。
 数多くの作品の中から、製作途中を頻繁に取り上げさせていただいた2つを中心に、紹介いたします。
 
 上の左の写真、ほぼ全身を発泡スチロールの粉だらけにしながら、一生懸命、造形に取り組んでいた姿。
 こちらの完成作品が、右の写真の「絵の具」。
 チュープ本体の型ももちろん、巻いている紙のデザインというか造り込みも秀逸ですよね。
 流れ出ている絵の具自体も、リアルです。
 
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 造形が終了した発泡スチロールに、パテ剤を塗込んでいる写真が左。
 この完成品が、右の写真です。
 こちらも、一見、本物と見間違う程の完成度。グラデーションの塗色もナチュラルですよね。
 そして、何しろスゴいのは、缶の凹みの表現。これ、もちろん、削り出しで造作したもの。潰された缶、つまり「結果、そうなってしまった形」を再現するということは、難しいと思います。スゴく。
 学生さん、みんな手先が器用で、観察力も高いのですね。

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 2回続けてお伝えした照明クリエイティブ科の学生による、照明の仕込み。実は、他の学科が集まる前に行われていたことなのです。
 なぜかというと、その記事でも紹介しましたが、照明バトンを降ろしての、集中的な急ピッチな作業なので、人が大勢いる環境では、難しいからでしてね、その分、早く登校しているのです。
 
 そして、その後に行われるのが、関わる全スタッフが集まっての、ブリーフィング。言わば、朝礼です。
2年次のすべての学科が参加しての「番組制作演習」です。 
 
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 4枚の写真は、実施曜日違い・グループ違いの、それぞれの様子。
 放送芸術科の学生が担当する、プロデューサー・ディレクターが朝の挨拶を行って、意志の統一を計ります。
 現場での実際は、それぞれのスタッフが必要な時間に集まり出して作業を開始する、という流れなのですけれど、ここは学校。
 学ぶ精神も、創る精神も、「一致団結」が必要。まずは、その気持ちが大事だからです。

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 前回に続いて、照明クリエイティブ科の学生による「番組制作演習」照明仕込みの様子です。
 1枚目の写真。学生が見ているのは照明の仕込み図。
 言わば、設計図や配置図に当たるものでして、最初に決められる照明のデザイン、これを実現するために、「この位置にはこの種類のライトを、ここには別の種類のライトをいくつ並べて・・・」というような照明プランが記載されているもの。
 もちろん、その仕込み図も、学生が考えて描いています。
 
 その仕込み図を確認しながら、急ピッチに作業を進行。
 ライトを吊るす照明バトンには、標準的・汎用配置的なライトが付けられているので、これらを移設したり外したりしながら、必要なライトを取り付けていきます。
 
 3枚目の写真。こちらの学生が持っている紙は「パラフィン紙」。光を広い範囲に拡散させるディフューザの1つです。
 この紙をライトの前に付けると、強い光がマイルドに、広い範囲に行き届くわけです。
 電球は非常に発熱しますからね、紙は紙ですけれど、耐熱性が高い、専用のパラフィン紙。
 安全のためにヘルメットを被りながらの作業です。

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 さて、今日の1枚目の写真。
 銀色の物体が丸い口を開けて、一見、ちょっぴりミステリアスな雰囲気(笑)。
 まあ、実際はそんな事なくてですね、照明灯体の一種で「ミニパーライト」(パー=PAR:Parabolic Aluminized Reflector)。
 電球の特性から、照射範囲が比較的狭角で、音楽ライブなどで、あの「光の筋」を出しているライトの1つです。
 
 写真は共に、「番組制作演習」照明クリエイティブ科の学生による照明仕込みの様子。
 毎週2日ずつ、グループ毎に実習を進めるスタイルですので、各グループの実習風景を取り混ぜながら、紹介していきます。
 
 2枚目の写真。これは、ミニが付かない「パーライト」。
 特に音楽番組は、照明による「光の演出」が欠かせませんからね、使用するライトの数も必然的に多くなるわけです。
 そこで、本格的な仕込みに入る前に、まずは、使用するライトを集めて用意する、という作業からスタート。
 
 その一方では、通常、天井近くに上げられている「照明バトン」を降ろして、こちらのスタンバイ。
 分担して効率良く、作業を進めていきます。3枚目の写真。

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 5月11日以来、今年度4回目の紹介となる「ドラマ制作2012」。
前回の「プロットをブラッシュアップ」。票数の多い2編について、制作系スタッフとして携わる放送芸術科の学生を中心に、さらに意見を出し合っての吟味。
 このような経過を通って、より膨らみを持った2編。
 今回はまず、それらのプロット案を企画した2名の学生が、プレゼンテーション。この様子が1枚目と2枚目の写真。
 
 プロットのコンセプトやポイントやを改めて伝えた後に、多数決。
 さあ、果たして、どちらのプロット案が選ばれたのか、というと・・・
 実は、どちらも完全な同数。
 
 ということで、検討した結果、2つのプロットのコンセプトを融合して、新たなプロットを作成することに。
 なぜならば、どちらのプロット案も、「夢」「希望」という点で、テーマが同じだったからです。
 このような過程を経て、次第に、土台作りが、進んでいきます。

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在りし日の、校舎内ロビー。
陽が傾き、降りていくひとときの、放課後。学生達が集まって、何かをしている様子。
2枚目の写真をご覧いただくと、まあアレですね、
知っている人には解り、知っていない人には解らないという
ごく当たりまえな表現しかできないのが恐縮ですけれど
「手八」と読んでいる、手に持つ「8の字巻き」の練習風景です。
カメラマンも音声マンも、共にアシスタントの時期には、この「手八」は必須の作業。
まずはこれができないと、この先に進めない、と言っても、過言ではありません。

 
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なぜ、「8の字巻き」にする必要があるのかは、文章だけでは簡単に説明できないので、割愛しますけれど
ケーブルの内部構造や、巻く事によって生じる「ねじれ」、ケーブルのクセ・・・
などの影響が主な理由なのです。
写真はそれぞれ、先生がお手本を見せて、速く確実に巻く方法を伝授。
そして、学生が練習をするという様子です。
 
特筆すべきは、放課後であり授業中ではない、ということ。
つまり、学生が自主的に集まって、自主的に練習しているわけです。
あくまでも、自分のため!ではありますけれど、
素直に、偉いな! やるな! とも思います。


 ということで、本番前日にテレビ美術科が建て込んだ美術・大道具。
 実際にどのように使用されたのかを、「いきなり!」の本番中動画でご覧いただきましょう。
 番組制作演習の本番、CM中の転換の様子です。
 
 15秒の短時間で、歌のコーナーからトークのコーナーへ。出演者やスタッフ、それに、もちろんテレビカメラなどの、一斉移動。
 言うまでもなく、学生の動作、とても機敏。他の細かい説明は、不必要ですよね。 

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 さて、話題は再び「番組制作演習」本番前日の、テレビ美術科学生による美術セット建て込みの様子に戻ります。
 あの「SFテイスト」のトークショーコーナー用の建て込みの一方では、歌のコーナー用の美術セットの建て込みも。
 こちらは緑色と茶色のデザイン。SFとは趣きが違うテイストですね。
 
 当然の事ながら、番組によって美術セットのデザインは変わりますからね、その建て込みの方法も変わる。そうなると、個々の細かな作業も変わるわけです。
 その比較的細かな作業や加工にも、いろいろなノウハウというか、合理的な手段というものが関わりますからね、その都度、授業を担当している講師の先生が、アドバイスをしながら、そして一緒に手伝いながらの作業。
 この一つ一つの積み重ねが、欠かせない経験になって、とても勉強になるのです。
 
 3枚目の写真。これが今回、建て込みに勤しんでいる美術セットの「青図」。
 主に、スタジオフロアーに対する美術セットの配置を示したものでしてね、これを見ながら、作業を進めていきます。

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「番組制作演習 テレビ美術科編」は一旦お休みして、今回は、この授業。
 1枚目の写真。場所は、実習授業中のテレビスタジオですけれど、テレビカメラや美術セットなどの見えず、代わりに、赤色の丸い物が見えますよね。これらの赤色の物体は何か、というと・・・
「カメラケーブル」なのでございます。
 
 一つの固まりが100メートルの長さになっていて、これを「八の字」形象に巻く練習。
 将来、立派な一人前のカメラマンになるためには、まずは「アシスタント」業務。
 ただ、アシスタントと言っても、この仕事の範囲はかなり広いわけですけれど、それらの沢山の業務の中の1つに、カメラケーブル巻きが含まれるのです。
 言い方を替えれば、この「八の字巻き」を確実に速く巻くということが、差し当たり求められる必須の技術、ということ。
 
 写真の授業は、放送技術科の1年次の実習授業。
 テレビカメラの操作に関する実習がメインテーマの授業ですけれど、カメラケーブルの構造や取扱いについて、一通りの説明を受けた後は、ケーブル巻きの練習。
 立派なテレビカメラマンになるためには、絶対的に欠かせない要素の1つなのです。