在りし日の、校舎内ロビー。
陽が傾き、降りていくひとときの、放課後。学生達が集まって、何かをしている様子。
2枚目の写真をご覧いただくと、まあアレですね、
知っている人には解り、知っていない人には解らないという
ごく当たりまえな表現しかできないのが恐縮ですけれど
「手八」と読んでいる、手に持つ「8の字巻き」の練習風景です。
カメラマンも音声マンも、共にアシスタントの時期には、この「手八」は必須の作業。
まずはこれができないと、この先に進めない、と言っても、過言ではありません。
なぜ、「8の字巻き」にする必要があるのかは、文章だけでは簡単に説明できないので、割愛しますけれど
ケーブルの内部構造や、巻く事によって生じる「ねじれ」、ケーブルのクセ・・・
などの影響が主な理由なのです。
写真はそれぞれ、先生がお手本を見せて、速く確実に巻く方法を伝授。
そして、学生が練習をするという様子です。
特筆すべきは、放課後であり授業中ではない、ということ。
つまり、学生が自主的に集まって、自主的に練習しているわけです。
あくまでも、自分のため!ではありますけれど、
素直に、偉いな! やるな! とも思います。