2014年1月 のアーカイブ

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機構・機能を学んで、個々の操作方法を学んで
移動させるトレーニングをして・・・、と進んできましたけれど
最後は、マイクロフォンブームドリーの、ほぼすべての機能や操作を駆使しての練習。
マイクの向きを維持しながら、脚立のフレームに沿わせるように動かしていく、という内容。
これ、特に上の写真を観ていると簡単に感じますけれど
もちろん、ぶつけてはいけないし離れ過ぎてもダメですし
アームの角度に関わらず、常にマイクはフレームに向いてなければなりませんし
実際にやってみると、かなり難しいですね。
 
左手はダイヤルを持っていますが、このダイヤルを回転させてマイクの向きを遠隔操作。
上の写真をご覧いただくと解りやすいとは思いますが
アームの支点を中心に、弧を描くように動作しますから
上の写真の方向で、上下にアームの角度を変えると、見た目上の距離も変わりますよね。
つまり、マイクの向き、アームの角度、台車の操作を同時に行う必要があるわけです。
笑顔も見えて、楽しそうな雰囲気が観られながらも、真剣に練習に取り組んでいる
放送音響科1年生の、テレビスタジオでの音声実習です。

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この「マクロフォンブームドリー」ですけれど
下の三角形っぽく見ている基台の中には、車輪が付いていて
写真で手を添えているように見える部分が、その車輪の舵を切るハンドル。
スタジオカメラと同じ様に、簡単に移動できるようになっているわけです。
と言うことで、次のトレーニングは、ブームドリー自体の移動操作。 
  
たとえば、スタジオでのドラマ収録ですと、デリケートで素早い操作が求められますが
今回の練習のように、大きく長距離を動かすということは稀。
ただ、上や下、そして左右のいろいろな物に当てないように
注意をしながら操作に慣れる、という事は、欠かせない能力ですからね。
このような「大きな練習」をして、その感覚を掴む必要があるのです。

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まずは、授業の担当職員より、1つずつ、各機構などの詳細なる説明を受けて
それに対して、学生自身で操作したり、その練習をしたり、という内容。
前回や今回の大判の写真をご覧いただくと、比較的シンプルなデザインに見えると思いますが
実際には、複雑な機構が備わっていて、巧みでデリケートな操作が要求されるのです。
 
今回の写真に写り、学生が右手で持っている黄色い物体は、ウエイト(錘り:おもり)。
視点の先に、伸縮式のロッドアームとマクロフォンがありますので
その長さや重さによって、ウエイトをスライドさせて、バランスを取るという機構。
危険が伴う可能性もありますからね、慎重に確実に操作を行う必要があります。 

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本校が設備しているスタジオは、4つ。
来校されるなどして、ご存知な方は解るかと思うのですが
例えば大学のように、広大なキャンパスを有しているのではないですからね
つまりは、その分、高密度。
それだけメディアが、そして実習環境が、凝縮した形である、というわけです。
本校5学科の多勢の学生が、日々様々な実習に励んでいるのです。
 
そこで今回紹介するのは、放送音響科の実習授業。
もっとも大きなテレビスタジオで、「テレビスタジオと言えば!」という機材の勉強です。
説明している機材は、「マクロフォンブームドリー」。
これを使用しないテレビ番組は、皆無と言って良いでしょう。
非常に、メジャーな機材。必需品です。

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それぞれの写真で見られる、テレビカメラ。
「スタジオカメラ」「スタンダードカメラ」と呼ばれています。
例えば、小さく薄いスマフォでも、綺麗な動画が撮影できる時代ではありますが
テレビスタジオで使用する、プロフェッショナルな機材としては
妥協を許さないというか、より一層の高画質が求めれるわけです。
従って、今でももちろん、大きな口径の大型レンズを搭載して
使いやすさを追求したテレビカメラで、番組が作られるのです。

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今回紹介しているのは、放送技術科1年生の、テレビスタジオでの撮影系実習授業。
合計200キログラムを超えるテレビカメラを「動かす」ということを中心に
トレーニングしてきた前半の授業に対して
9月終わりからの授業では、「撮影する」がメインテーマ。
お伝えしている内容は、昨年の11月頃ですから少し前になりますが
まずは、「人物をしっかりと撮る」「サイズをしっかりと決める」というトレーニングです。
フォーカスダイヤルを、しっかりと右手を持ち
手先だけではなく、両腕で、体で、カメラと一体化する、というのが、コツの1つなのです。

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在学生の視界には、すっかり馴染んでいる、校舎前のアプローチサイン。
卒業生の方には、「あら?どこだ?」とお思いになる人も少なくないでしょう。
一昨年の夏までは、本館校舎の正面出入り口に相当する部分だった位置にあります。
 
そして、この上のサイン。どのように描かれたのか、というと
実は半分は合成された写真のようなもの。
学生が実際に機材などを持って、実写の撮影。人の部分だけ、言わば塗りつぶした状態。
ですから、この方々は、既に社会・現場に出て活躍している人達、と言うわけです。
 
日頃、当オフィシャルブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
ほとんどの写真は、クリックすると拡大表示されますし
各学科毎で選択していただくと、集中的に興味のある内容を抽出してご覧いただけます。
今後とも、よろしくお願いいたします。
 
さて、週明けから、2014年の東放学園専門学校が、スタートします。

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新年明けまして、おめでとうございます。
本年も、学校法人東放学園 東放学園専門学校を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2014年、元旦。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 
学校、その中の節目と考えると、「新年」や「スタート」というと
どちらかと言えば新年度を迎える4月1日の方が、その印象が強いのですが
「決心の日」というふうに定義すると、それはやはり1月1日。
 
ただしかし、決心を打ち立てても、すべてが、それ通りにならないこともあって・・・。
その可否を気にして「さすらう」よりかは、目標を決めてそれを自覚する。
少しでもそれに近づくように動く・・・
これも大切かなと思うわけです。

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