2013年5月29日 のアーカイブ

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今回は、照明シュート、そして5月28日にお伝えした灯体「ソースフォー」
それらのなせる技をまずはご覧いただきましょう。
左上の写真、出演者の背景にあたる壁面「ホリゾント」に向けたソースフォーのシュート中。
全体として、ボヤッとしているように見えますけれど
シュートが終わる直前になると、右上の写真のように。
黄色い光の粒が、細かく鋭くなって、宇宙空間のように、現像的な光景に。
左下の写真は、その灯体を操作している学生。
灯体の中には、模様を表現する「ネタ」が入っていて、それを透過した光がその先を照らす。
そして、光を対象物に焦点させるメカニズムを持っていて・・・という仕組みになっています。
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右上の写真も、同じくソースフォーによるもの。非常に幻想的ですよね。
そして、下の2枚の写真は、また違う役割の灯体「SS:サイドスポット」。
背景も明るい状況や、全体的に暗めの照明デザインの場合
手前の被写体と背景は混ざってしまって、メリハリがなくなってしまう事が多いのです。
そこで、被写体に対して、横方向から光を当ててあげて
被写体を立体的に表現したり、背景から浮きだたせる、というわけです。
対象物に当てさえすれば良いので、バンドアなどを使って、狭く細い光にしています。
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テレビスタジオでの番組製作に関して
たとえば、テレビカメラは、4台使おうと6台使おうと
調整を終えた後にカメラ倉庫から出してきて、必要に応じて三脚などの付属機器をスタンバイする
そして、カメラリハーサルなどに突入する、という流れとなりますけれど
照明のスタンバイは、前回までにお伝えしたように
必要な灯体を準備して、それぞれの場所に設置して電源線を繋げて、調光操作卓の設定をして
で終わりではなくて、その後に「照明シュート」を行って、広がりや向きなどを調整して・・・
という照明ならではの細かい作業が、準備段階に入ってくるのです。

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ほとんどの灯体は、手動で個々の向きや広がりなどの調整を必要とするので
脚立に昇って1つずつ、の緻密な作業。
特に、テレビカメラは、人の見た目よりも明暗や色合いを極端に表現しますから
見た目でokでも、テレビモニターで見るとNGという場合も。
 
写真はそれぞれ、スタジオの壁面に設備されている「ホリゾント」に
レインボーカラーを表現するためのシュートの様子。
見た目では、円の大きさは同じように感じ、際立った光の芯は見えず、全体的にマイルドな光ですが
左下の写真のように、カメラを通すと、大きさはやや不揃いに、コントラストも強く・・・
という事になります。
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