2011年6月 のアーカイブ

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 それでは引続き、放送音響科2年生の実習授業「三塚ゼミ」についてお伝えしましょう。
 
 学校内のラジオスタジオでの、そして授業ではありますが、実際に電波となって放送する番組を製作している訳ですし、放送する日程は、既に決まっていますから、「時間がかかったから続きは明日」なんて事も当然できない。環境は「プロさながら」。学生の表情も身のこなしも真剣そのものです。
 ですから、昨日紹介した写真も含めて、「学生がやっている」と書かないと、そうは見えないですよね。

 1枚目の写真は、ブース(スタジオ)側。パーソナリティーのお2人です。
 左側の男性は、本校卒業生で事務所に所属するプロの方、渡辺郁也さん。そして右側の女性は、姉妹校である「専門学校 東京アナウンス学院」の学生さんです。
 
 2枚目の写真は、ラジオスタジオでの収録後の、番組編集作業の様子。
 担当の学生が話し合いながら、編集するポイントを決めます。

 学生が携わるのは、番組収録本番日だけではありません。事前の企画や内容の決定から始まり、構成や台本を作成したり、番組内容に関する「リサーチ」をしたり・・・と、作業は盛りだくさん!
 とってもやりがいがあるでしょうね。

 みなさん、どうぞ、お聞きください。

【番組名】MIDNIGHT COLOSSEUM
【放送局】エフエムインターウェーブ株式会社 「 Inter FM 」
【周波数】FM:76.1MHz  【放送出力】10kw
【URL】http://www.interfm.co.jp/
【放送日】毎週土曜日 25:30~26:00

 (原稿案・写真:Tanabe)

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 唐突ですが、
 実際に放送するラジオ番組を作っているのです。だから、学生による作品が聞けるのですよ。しかも、FMラジオ放送で首都圏およびその周辺地域で、です。
 今回は、放送音響科2年生「三塚ゼミ」についてお伝えします。
 
 このゼミは、講師の先生からの指導やアドバイスを受けながら、実際に放送しているラジオ番組を製作する実習授業でして、番組内の企画発案から、内容の構成を考えて台本を作成。そして、もちろん、収録から編集に到るまでのすべての過程について、学生自身で主体的に作業を進めていく、というもの。まさに、「本格的!」な授業なのです。
  
 1枚目の写真は、収録しているラジオスタジオの様子。 
 左側に座っているのがディレクター、右側に座っているのがミキサーです。もちろん、2人とも当然学生ですよ!
 
 2枚目の写真は、ディレクターの学生が、パーソナリティー(出演者)に、話し始めるための「きっかけの合図(CUE)」を出しているところです。(次回へつづく・・)
 
【番組名】MIDNIGHT COLOSSEUM
【放送局】エフエムインターウェーブ株式会社 「 Inter FM 」
【周波数】FM:76.1MHz  【放送出力】10kw
【URL】http://www.interfm.co.jp/
【放送日】毎週土曜日 25:30~26:00

 (原稿案・写真:Tanabe)

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 番組の企画や構成を決定する打合せに始まり、制作・演出・映像・音声・照明・美術の各スタッフ間の打合せ、そして様々な準備や作業を経て、本番。この一連の流れのなかで、最も少人数で行われるのが、映像編集作業。
 ただ、番組・作品のジャンルや環境の違いにもよりますけれどね。
 昨日に続いて、「映像編集作業」の様子。2枚目の写真、奥が放送芸術科のディレクター、手前が放送技術科の編集担当者です。
 
 まあその、こういうブログで、教育的見地で申し上げるのは、いかがなものか、と思いながら書くわけですけれど・・・(実は今までも結構書いていますが・・(苦笑))。
 暗中模索の切磋琢磨でも、時間をかけながらでも、「先生」がいない環境で、少しずつでも「前に歩む」というこも、「教える」という環境では必要なわけでございまして、今回は、その様な姿の1つを、ご紹介させていただいた次第です。

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 昨日の記事より、一日戻って、土曜日の学校。
 閉校している土曜日もありますが、今回の土曜日は、特別講座で多数の学生が登校。そして、写真の学生達も、それとは別の目的で登校。
 実は「番組制作演習」の編集作業でして、写真は、放送用フォーマットの映像編集室「ON LINE room」。それなりに大きい1つの「部屋」ですけれど、これで1セットで1システムです。
  
 今回は、メインで映像編集の授業を担当している職員だけではなくて、ナ・ナント!本校の教務教育部長が、アドバイザーとして担当。元々、映像編集の先生なのですよ。卒業生の皆さんにおかれましては、ご存知の方も多いでしょう。
 写真には写っていないのですけれど、本来の編集担当の職員と、2人で指導にあたる時間もあって、いつもとは違って、レアでそして豪華な(手前ミソ)編集実習授業なのでした。

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 日曜日は、雨が降りそうで降らない、薄日が差しそうで差さない、いわゆる典型的な梅雨の天気。今年の梅雨入りから16日目でして、例年の長さだと、そろそろ折り返し地点が見えてきた、という感じ。
 長いトンネルのように、やがて出る・やがて明ける、ということが解っているから良いのですけれど、人の気持ちまで湿度に包まれるようでね。そろそろちょっぴりタイクツ。
 そういうことで、梅雨の植物「アジサイ」を。
 空気のマイルドさに打ち勝つように、メリハリが効いて鮮やかな4色の花を、ご覧いただきましょう。

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 1枚目の写真は、「番組制作演習」何度か繰り返されるリハーサルの合間の様子。テレビ美術科の学生が、美術セットの完成と手直しを行っているところです。
 写真では、数枚の大きなパネルだとご覧になると思うのですが、これらを製作する作業工房からスタジオまでは、小さく分けて運ばれるのです。つまり、繋ぎ合わせたその後の作業に関しては、スタジオで建て込みが終わった後に、行われる。ここで、初めて完成する、というわけです。

 そして美術の仕事とは、部材を組み立てるだけではなくて、「デザインする」「描く」という作業も必要。まあその、順番的には、デザインして設計して、その後に、造作して組み上げて・・、ということになります。
 
 ということで、2枚目の写真は、パネルに描かれているキャラクター。
 番組のテーマやテイストに合わせたデザインを、学生自身が考える。それによって生まれた、オリジナルのキャラクターです。
 
 3枚目の写真は、司会者用のテーブル、これに付けられたキャラクター達。どれも愛嬌があってカワイイ(笑)。
 テレビカメラによって、大きく写されるわけではありませんけれど、全体的な「雰囲気の表現」には、このような小さく細かいディティールも、欠かせないのです。

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 もう、当然の事ながら、リハーサルや本番時に、テレビカメラの前や脇で・・・、ということだけが仕事ではなくて、それ以外の時間にも、その他にも、沢山の仕事があるのです。フロアディレクターというのは。
 
 1枚目の写真は、出演者の1人がスタジオに入った時の様子。
「じゃあ、あそこに・・」と座る所を指差して終わり、ではなく、その近くまで同行し、丁寧に座る位置を案内。
 
 2枚目の写真は、席に着いて、進行表台本を見せながら、番組の流れや各コーナー毎の詳細な説明をしているところ。
 学科は違いますが、写真の出演者も、フロアディレクターも、同じ学年の学生同士。けれど、お客様のように、敬語を使い丁寧に話をしています。
 番組に出演していただく、製作に協力していただく、その「お願い」の気持ちによる行動。
 これに、年齢や学年などは、関係ない、というわけです。

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 はい、そして、そのディレクターなどからの指示を受けて、出演者やスタジオで仕事をしている各スタッフに指示を出す役割が、フロアーディレクター。
 もちろん、指示を受けて動くだけではなく、その思惑を理解した上で、自らもいろいろと考えての行動もアリ!です。むしろ、後者の方が大部分を占めますね。
 
 1枚目の写真。左側に出演者が並び、右側にテレビカメラが5台。その間に、番組を映し出すテレビモニターがあって、その脇に座っているのが、フロアーディレクターです。
 
 そして2枚目の写真が、フロアーディレクターの2人。
 テレビカメラで撮影しているフレームに入らないように、あるいは邪魔にならないように座り、出演者が頻繁に見るテレビモニターの脇にいて、つまりは、出演者の視界に入りやすい位置で、指示を出すのです。

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 普段は何かと、スタジオフロアーでの様子をお伝えする事が多い「番組制作演習」ですけれど、「要(かなめ)」というか「中枢」というか「指示の発信基地」的な役割を負うのが、「サブコントロールルーム」通称「サブ」。日本語だと「副調整室」と呼ばれている所です。
 1枚目の写真、サブ正面に向かって後ろ側からの撮影。
  
 そして2枚目の写真。その「要・中枢」の指示発信の、代表的な役割を負っているのが、ディレクター。写真手前の学生です。
 自分の、そしていろいろなスタッフと相談して作り上げた「番組・作品のイメージ」通りに進んでいるのか、そしてそのために、適時指示を出す、という仕事。
 このスタッフを先頭に、出演者を含めた大勢のスタッフが、共に進んでいく、ということ。
 言うまでもなく、大事な役割ですよね。

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 4月に入学した1年生も、速いもので、授業が始まって、既に2ヶ月。
 授業の内容は、より本格的なものへ、そして、少しずつ奥へ、と進みつつあります。
 
 写真は、放送技術科1年生の実習授業「カメラワーク実習」です。
 この授業は、主に「スタジオカメラ(スタンダードカメラ)」を使って、テレビカメラの操作を学んでいく、という内容。
 単純に「使えれば良い」というわけではなくて、使うにあたっては、まず、微に入り細に入り、メカニズムや機能の意味を理解する、という事が重要。
 それらの一通りの説明を受けた後、いよいよ本格的に使いこなす、という段階に入る直前の様子です。
 さあ! 新たな一歩への幕開けです!! (ちょっと大げさ)

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 やや久しぶりになってしまったのですが、「ドラマ制作」。8月の下旬頃の、屋外でのロケーションそしてスタジオ収録に向けた準備が、チャクチャクと進行中です。
 
 今回ご紹介する打合せ、そして1枚目の写真。「制作・演出系スタッフ」を担当する放送芸術科の学生が集まり、黒板を使って何かをしている様子。
 
 2枚目の写真をご覧いただくと、何やら人の名前が、いくつか書かれているのが見られると思います。
 これは、ドラマの登場人物の「氏名」を決めている最中なのでして、今回は3名についての役名を決めようと、議論が行われているところ。
 それぞれの「キャラクター設定」や役柄を理解している学生同士で話し合いをして、姓と名前やその組み合わせを考えています。
 
 何でも良いということは決してなくて、そもそも、漢字の意味や由来もあり、漢字への淡々としたイメージがあり、読みから発するイメージもあり・・・、というわけですし、しかもそれらと役柄とを近しいものにする必要もありますからね。
 
 そのような議論の後に、多数決。3名とも、相応しい氏名が決まりました。
 いや、しかし、ここでは内緒にしておきましょう(笑)。


 
 15秒ではなくて30秒のCM。この「長さ」というか「短さ」に意味がある、と言っても過言ではありません。
 前回、やや詳細を紹介させていただいた「番組制作演習」、音楽番組を第一シリーズ目のテーマとする、実習授業。
 テレビスタジオに向かって上手(右側)にある、トークコーナー用の美術セット。ここから、15秒の制限時間内で、向かって下手(動画上左やや手前)に、出演者やテレビカメラなどが、一斉に移動する場面の動画を、ご紹介しましょう。
 
 変移の具合を説明しますと、CMに入った直後に、照明が「歌のセット」用に代わり、ほぼ同時に5台のテレビカメラが移動を開始。
 出演者「成本真衣子さん」が、駆け足で、歌セットのステージに移動。音声スタッフからマイクを受け取り・・・。
 やがて、5台のテレビカメラがスタートのカメラアングルの配置に付き、成本さんも、ほぼ同時にギターを抱え持ち、スタンバイ。
 次いで、マイクロフォンブームドリー(動画上の横断する棒状の物)の振りを移動させ、フロアディレクターによるカウントダウン・・・
 このような様子です。

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 東放学園専門学校の全学科、そして東放学園音響専門学校 音響技術科による実習授業「番組制作演習」。
 文字通り、実際に番組を製作する、というものが主な内容。まず1つ目のテーマとして、「音楽番組」を製作してきました。
 けれど、「ただ、歌手が来て歌う」だけではなく、司会者とのトークの部分があったり、スタジオ外からの中継部分があったりと、本格的な内容でした。
 
 歌手が歌を歌う美術セットやステージの横にある、トーク部分専用の美術セットと出演者の皆さん。1枚目と2枚目の写真です。
 歌手の方の「いろいろ」を、プライベートな部分まで多少踏み込んだ「自然な姿・その人らしさ」を紹介する、という部分。
 2枚目の写真、向かって右側のお二人は、グループ校の「専門学校東京アナウンス学院」の学生さん。今回、司会を担当してくれました。
 
 そして今回の「歌手」は、シンガーソングライターの「成本真衣子さん」。
 東京や横浜を中心に、ライブ活動をされている、プロの歌手の方。毎週木曜日の夜9時からは、横浜駅で路上ライブもされているのだそうです。
 学校の実習授業、つまり練習的要素も多くて、やや多めのリハーサルを行ったのですが、声量もあり声の通りも良い「さすがはプロ!」という感じ。あ〜、言うまでもないですよね・・・(笑)。とても素敵でした。
  成本真衣子さんの、オフィシャルブログはこちら!
 
 今回ご紹介させていただいた他にも、学校外の多数の方に出演していただきました。
 ご協力、ありがとうございました。

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 さて、放送音響科のビデオ制作、課題は「ビデオアルバム」。初めてのグループ製作、しかも映像作品ということもあり、真剣に企画会議。「放送音響科」ですけれど、学ぶ知識は、音声だけに留まらないのです。
 手振り身振りで、グループのメンバーに、詳しく説明をしているところ。
 
 1枚目の写真は、収集してきたパンフレットを見てそして参考にして、「作品テーマ」の吟味中。「何を伝えるのか」という主旨に関わることですから、丁寧に深く検討します。
 
 2枚目の写真は、作品制作には欠かせない、「リサーチ」作業の様子。パソコンに2人の学生が向かい、様々なWEBサイトを閲覧して、資料やデータの調査中。
 作品には、少なくとも何らかの「情報」を盛り込む必要があるわけですから、あらゆる作品制作に関わる、とても大事な作業です。
 
 (写真 原稿案:Tanabe)