2010年9月18日 のアーカイブ

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 先日の9/12の投稿でお伝えした通り、東放学園専門学校放送技術科では、実習授業「コンサート中継実習」で、映像・音声を収録。収録音声用にミキサーを持ち込み、ミキシングを担当していますが、今回のコンサート制作では、他に「モニターミキサー」と「ハウスミキサー」を持ち込み、東放学園音響専門学校 音響技術科の学生が、ミキシングをしています。

 まずは、「モニターミキサー」。
 ステージ上の演奏者には、それぞれに前や後ろに設置されたスピーカーから、自分が歌ったり演奏している音や、他の演奏者からの音を出している。

 そこからの音の大きさやパランスを調整するのが、モニターミキサー。
 演奏者と頻繁にコンタクトをとるために、ステージサイド(ステージ上の脇)に設置。常に演奏者に向いてミキシングを行っている。
 
 ミキシングコンソールの写真。モニタースピーカーからの音は、演奏者の「演奏のしやすさ」を直接左右する。
 この機器、この手だけでなく、信頼関係も必要。物理的にも精神的にも、出演者に近い関係である。
 
 
 
 次は、「ハウスミキサー」。PAミキサーとも言う。
 こちらは、ステージの左右両サイドから客席に向かって設置されているスピーカーからの音をミキシング。つまりは、お客様に演奏者からの音を届ける、という仕事。
 だから、ステージの脇や裏ではなく、客席の中にそのままのすべてが置かれる。
 
 
 ステージ上のおよそ20本のマイクロフォンの音は、デジタル信号そして光の点滅に換えられて、ハウスミキサーに伝送。細く小さいディジットな信号は、このミキシングコンソールとスピーカーで、太く厚みもある、大きな音の振動に変えられる。
 
 
 
 
 
 ミキシングコンソール上の「フェーダーレバー」を操作する、学生の「手」。
 この手や指が、演奏者とお客様との間の「空気」を振るわし、動かす。