2010年7月 のアーカイブ

R0018854
R0018860
 今日は、通常の授業はすべてお休み。東放学園専門学校・東放学園音響専門学校・東放学園映画専門学校・専門学校東京アナウンス学院の学校法人東放学園の4校が集まっての「運動会」が行われました。
 昨年、一昨年と、天候の都合などで開催できなかったので、2年ぶりの運動会。元々、体を動かすことが好きな学生が比較的多いこともあって、かなり盛り上がっていました。
 そして、優勝したのは、このブログを運営している我が校、東放学園専門学校でした。
 
 写真には、ハンディカメラを担いだ学生が居ますが、会場内の大型スクリーンに送出するための映像製作は、学校の機材を使用して、放送技術科の学生達が担当。選手にスタッフに、と、活躍の手段が沢山存在する学校。この環境が特徴でもあります。

R0018821_2
 写真は、「番組制作実習」の美術セットで、床の部分。ちょうど、出演者が使うテーブルが、右端に少し見えています。
 一見、見づらいのですが、写真右隅のあたりから斜め左に、折り返して斜め上の方向に、膨らんでいる線のようなものがあります。見づらくて当然、わざと見えづらくしているからです。

 これは何かというと・・・
 出演者が使うテーブルには、マイクロフォンが置いてあるのですが、そうなると、音声ケーブルをテーブルから床にかけて、布設しなければならないですよね。音声ケーブルは、大抵が濃い灰色。これを奇麗にデザインされた床の上を直接布設すると、汚く見えてしまいます。
 そこで、演出デザイン科(本年度1年次よりテレビ美術科)の学生が、床材と同じ色に加工した専用のテープで、音声ケーブルを隠してくれている。それが「膨らんでいる線」として、わずかに見えているわけです。

 テレビドラマでもない限り、実際に放送されている番組でも、ここまで、徹底した手の込んだ作業は、あまり行われていない。かなり丁寧な作業なのです。
 まさに、可能な限り奇麗に見せる、という拘りによるもの。隠そうという発想も、実際に隠す行為も、大切な意気込みだと思います。