2010年7月17日 のアーカイブ

R0019296
 引き続き、照明クリエイティブ科2年生「テレビ照明実習」を。
 昨日の撮影位置からは、向かって左側に回り込んだ所からのアングル。照明のシーンパターンとしては、まったく同じものですが、やはり、随分と違って見えますね。
 光の「筋」がかなりはっきりと見えていますが、「スモークマシーン(フォグマシーン)」という専用の機器から出る「煙」によって、光の拡散や吸収を受けているからです。スタジオでの音楽番組や、ライブコンサートのステージなどで多用されているもの。水よりも粘性が高い特殊な液体(人体には無害)を加熱し気化させて噴出。周囲の空気に冷やされ、白く漂う仕組み。

 その場で、肉眼で見るよりも、鮮やかに明るく見えるのも、暗い部分との境界が明確なのも、テレビカメラの特性。
 テレビカメラを通しての、つまり、テレビでの見え方やコントラストを想像できるかどうか。これが、テレビ照明の難しさであり、醍醐味でもあるわけです。