2010年10月13日 のアーカイブ
いよいよ今回からは、テレビ美術科(今年度2年次は演出デザイン科)作業工房での、実習風景の紹介です。
授業のタイトルは、「大道具操作基礎」。美術セットを作るところから始まり、それを組み上げ、完成後にバラシをするまでの、一連の作業を学ぶ実習授業です。当然ですが、こうして簡素化された表現よりも、実際はとても奥が深いことは、言うまでもありません。
1枚目の写真。授業を担当する講師の先生から、作業の説明などを受けている学生達。大勢が関わる作業には、こうしたブリーフィングが欠かせないですよね。
作業開始直後が、2枚目の写真。使用するパネルを運び出している最中です。ちょうど3枚のパネルそれぞれを持っている学生の姿が見えます。本人達は気がついていないかもしれませんが、3人とも同じスタイル。動作に慣れていて、洗練されている証しかと推察されます。
そして3枚目。先生と学生2人がかき回しているのは、「のり」。水で薄めて使う障子のりの一種です。ちょうど、教えながら先生がかき回している最中を撮影したもの。
何気ない写真ですが、右手で持っている棒の下の部分がブレて写っているのに対して、左手で持っている棒の上の方は、ほとんどブレていないのが、ポイント。職人の「技」を感じます。
(写真をクリックすると、拡大表示されます)